大人(社会人)成功のポイントLEVEL3-効果的な勉強歴(学習歴)を積み重ねる-
公開日
2020年9月10日
更新日
2020年9月10日
和からの綱島です。
先日、目標の立て方について書かせていただきました。本日は勉強歴(学習歴)について書きたいと思います。
この記事の主な内容
1.時間の流れが速すぎる「今」
私は社会人になりちょうど20年が経ちました。ふと、新入社員の時を考えてみたのですが、
・電話はガラケーしかなかった。(スマホは私が30歳前後の頃に発売)
・業務がパソコン化し始めた。
・自宅のインターネットは使い放題ではなかった。
・WEBサイトを持たない企業が多かった。
・ネットの情報量が今より圧倒的に少なかった。
・統計学はこんなに流行っていなかった。
・プログラミングもこんなに騒がれていなかった。
・AIも普及していなかった。
(AIといえば、ドラクエⅣでクリフトがボスに即死魔法ばかりかけてイライラしていたイメージ)
こんな感じでした。
そこから20年。今はどうなったかと考えると
・電話はスマホが主流になった。
・パソコンが無いと業務が機能しないほどに普及。
・自宅インターネットのほかにポケットWi-Fiも普及。
・WEBサイトを持つ企業が当たり前になった。
・ネットでほとんどの情報を検索するようになった。
・統計学が小学校から様々な形で取り入れられるようになった。
・プログラミングも小学校から学ぶようになった。
・AIと聞かない日はないくらい当たり前になった。
(ゲームAIはとてつもなく頭がよくなった)
上記の内容だけでも相当な変化だと思います。
他にも上げればキリがありませんが、「社会人の勉強」についても大きな変化が来ていると考えています。
2.仕事環境の変化
20年ほど前に就職活動をしていた時の認識は、
・大学まで一定の勉強をして、
・社会人になったら会社業務を勉強して
・定年まで働いて退職する
このような流れでした。
日本型雇用システムが、新卒一括採用され、年功序列で仕事をし、終身雇用で退職していく。
これで仕事を行っていけば安心できると思っていました。
しかし、現在において改めて考えると上場企業が倒産する世界において
・大学までの勉強では足らないことが多い
・社会人になっても基本として学んでおかないといけないことができていない
・定年まで1つの会社で働ける確率は極めて低い
と言えそうです。
そのため、社会人が常に必要な知識を勉強し、学歴社会から「勉強歴(学習歴)」社会に変化してきていると感じています。
※勉強歴(学習歴):自分がどのような勉強をしてきたかを問われる。
その意味では面接の際に「履歴書」で職歴を提示しますが、これに近いのかもしれません。
・履歴書でその人がどのような仕事をしてきたかを見る。
・勉強歴でその人がどのような知識を持っているのかを見る。
・勉強歴が仕事の履歴に反映できているかどうかで、学んだ知識を「知恵」として使えているかを確認できる。
以上の点から、仕事も勉強歴を業務に活かせる人材が求められてきています。
3.勉強歴(学習歴)の組み立ての難しさ
ところが、「勉強歴」を積み上げよう!!と考えても、結構難しく、スムーズに行きません。
総務省が行った「平成28年社会生活基本調査」のデータを見ると、社会人の平均勉強時間は1日6分…となっています。
日本人は先進国一、社会人が学んでいない…といったデータもあります。
もちろん社会人だけが悪いわけではなく、会社形態や企業風土、大人が学習できる場所が少ないことなど理由は多岐に渡るのですが、何といっても社会人や大人の学習は、
・すぐに役立つこと
・すぐに使えること
この2点を外すと継続が難しいです。まずは、2点を中心に組み立てるとうまくできるかと思います。
4.最初の勉強歴に必要なのは?
全ての社会人が「1度は絶対に学んだ方がよい!!」と考える、最初の勉強歴は下記のいずれかが良いと考えています。
・数字力
・統計学
・論理的思考力
・プログラミング思考力
その理由としては、すべて「考える力」を飛躍的に高める内容で、学校で学んできていない内容がほとんどだからです。もちろん、計算は算数や数学で行ったものの、実際に社会で役立つ「数字力」を学べる場所が日本でほとんどありません。
統計においては、現在の学生が高校までに一定の教育を受けるのに対し、現在の社会人は統計学を学んできた人は少なく、グラフや資料をしっかり読めない方も多いです。
平均値、中央値、標準偏差、最大値、最小値など、代表値がそれぞれどのような数字の時に、何を示しているのか?なども少しずつ最近、メジャーになってきた感じです。
統計の考え方や概念はすべての方に有効なので、ここも絶対に勉強歴に入れたい部分です。
他、会社で事務や経理、営業などデータに触れる機会がある方は、そのデータでどのような事ができるのか?を理解することも大切です。
集計や可視化など「記述統計」と言われる部分を現場に根付き使えるためのスキルです。
転職し、その会社内容を素早く把握するなど「彼を知り己を知れば百戦殆からず」の基本となる部分でもあります。
論理的思考力においては、昔からロジカルシンキングなどでも有名で、誰もが1度は学んでみたい内容でしょうか。データを扱わない人でも考えるという行為は日常生活で必ず行っています。正しい答えに早く導く考え方(思考法)も捨てがたい勉強歴です。
(データ分析には論理的思考もかなり重要)
プログラミングは我々の世代はほとんど学んでいません。
しかしながら、プログラミング的な思考は、プログラマーでない一般の方でも、アプリやソフトを使う場合、仕事の作業手順を考える場合…など、様々なところに使われる考え方の基本です。プログラミングを学ぶことで、単にコードが書けるようになるだけではなく、日常や仕事における様々な問題を解決するための思考の整理に役立てることができます。実は私も25歳ころに学んでます。
これらをすべての方が勉強する必要がある点は、我々の世代では学校で勉強していない点にあります。
今の学生は当り前に学んでくるものを、理解していないと終身雇用が崩れつつある現在において生き残っていくのが難しいのではないでしょうか。
つまり、「WAKARA」がなぜ数学教室、統計教室を行っているかと言えば、「大人が勉強歴を効果的に積み上げる」時に、学べる場所がなかったからです。
・数学が苦手な方が学び直したい。
・数学が苦手だが統計でデータ分析をできるようになりたい。
・自分のわからないところが何かわからず悩んでいる。
・数学が一定はできるが、これ以上学べる場所がない。
・大学には入れないが、同じ内容を学びたい。
挙げればきりがないくらい、皆様のニーズに支えていただいています。
大切なのは多くの事を勉強することではなく、実際に「自分が使えるスキル」を着実に学んでいくことだと思います。
5.おわりに
なかなかできない自己勉強を、文系の方でも参加しやすいよう「数式を使わず」
・楽しく、
・オンラインで、
・すぐに使えて、
・役に立つ
事をテーマにして「和から」の少人数セミナーを作成しています。まずは無料セミナーをいくつもご用意しているのでご参加ください。
全ての無料セミナーを参加いただいただけでも、相当に役立つことと思います。思い立ったらすぐに行動することこそが、ビジネス成功の秘訣だったりします!!
(文/綱島佑介)