算数を学んで数字の根本的な扱い方のスキルを獲得しよう!
公開日
2023年9月18日
更新日
2023年9月18日
みなさんこんにちは!和からの数学/算数講師の岡本です。今日は大人の学びなおしについてお話をしていきたいと思います。
この記事の主な内容
1.リスキリング
現在「リスキリング」という言葉がDX推進に欠かせない取り組みとして注目を浴びています。「リスキリング」とは、新しい分野の職に就くために必要なスキルを獲得することを指します。これに対し「スキルアップ」は、現在取り組んでいる分野でより活躍できるような学習や訓練を指します。ITやデジタル技術が発達してきた現代では高度な作業はコンピュータに任せた方が効率がよく、広い分野にわたって複数のスキルを持つことが個人の価値や人材として重要になってきました。
現代社会ではデータ分析や数字を扱うことが多くなってきており、今後も数字を使わなくなることはないでしょう。そのため、新しい分野のスキル獲得に向けて、統計やデータサイエンス、あるいはその基礎となる数学を学びはじめる方はここ数年で爆発的に増えてきています。といっても、元々算数や数学に苦手意識がある方はなかなか学習が進められない方も同時にいらっしゃると思います。
2.数字の扱いを克服するなら算数!
数学を勉強しなおそうと思っている方でも、数学は非常に範囲が広く、どこから勉強を始めていいのか、そもそも自分はどこが苦手なのかといったスタートラインに立つ前から挫折してしまう方も少なくはないと思います。しかし、数字の苦手意識が強く、どの分野から学習すればいいかわからないという方は、たいていの場合「数学」ではなく「算数」を学ぶことで解決されます!
3.算数と中学数学の違い
「算数は数学よりも簡単」、「算数ぐらいできる」、「算数なんて」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「算数」と「数学」は全く別ものであり、そこには上下関係などありません。もう少し正確にいうと、「算数」と「数学」は【目的】が大きく異なるのです。
「数学」とは、なぜ正しいのかを数式や図を使って客観的に説明することを目的・目標にしています。対して「算数」は正確な計算ができることを目標にしています。このように論理力に重きをおいた「数学」と、計算技術に重きを置いた「算数」はどちらが上か下かという関係はありません。ただし、正確に計算できることを前提として数学的な議論や論理展開を行うことがあるので、学ぶ順番としては「算数」→「数学」のほうが何かと効率がいいのです。
つまり、大人が学びなおす上で大事にしたいのは、「目的意識」です。計算力や数字の扱い方全般に困っている方であれば「算数」(そして、おそらくほとんどの方が結果的にこちらに該当すると思います)、なぜそうなるのか、数式で現象を理解したい、コミュニケーションに必要な論理力を強化したいという方は「数学」を学習しましょう。
4.大人になって学ぶ算数は想像以上に楽しい
算数や数学を学びなおすとなると、小学校や中学校時代の苦い経験がよみがえってくる方も多いのではないでしょうか。こうした「苦手克服」の学習を始めることはとても勇気がいると思います。しかし、ご安心ください。大人になったいま、算数や中学数学を正しい順序で要点をしっかりつかんで学習を進めていくと予想以上に「楽しさ」が湧いてきます。その大きな理由は「学ぶ理由や何に使われるのかが当時よりもクリアになっているから」です。小学生や中学生だった当時は目的意識といえばテストの点数や受験勉強が大部分を占めていたのではないでしょうか。しかし、例えば、掛け算の歴史や割り算の難しさが社会でどのように使われているのか、どんなときに「数式」が必要になるのか、具体例を通して学びなおすととっても新鮮に感じられます。
5.さいごに
和からでは、実際の教科書をもとに、大人の方や家族でも楽しく受講できる、算数や数学の長期カリキュラムを実施しています!「こんな算数/数学を学びたかった!」「見える世界が変わった!」といった具合に大変満足いただいている講座となっております。
各講座に関しては講義資料の配布や、受講後に復習として1年間動画が何度でもご視聴いただける保証サービスもついております。皆さまのご意見をもとに日本一わかりやすい/楽しい算数と数学の授業を今後も積極的に作成していきたいと思います。
算数・数学の学びなおしに興味のある方はぜひご検討ください!
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<文/岡本健太郎>