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CAB・GAB対策まとめ|暗算・法則性・命令表の頻出パターンと時間配分のコツ

公開日

2026年7月31日

更新日

2026年10月18日

CAB・GAB対策は、まず検査の違いと問題の意味を知り、簡単な例を正確に解いてから、時間を測る練習へ進めるのが基本です。CABでは計算に加えて図形の規則や指示を追う力、GABの計数では図表から必要な数値を読み、割合などを求める力を使います。

この記事のポイント

  • CABとGABの目的・科目を区別し、受検案内に合った対策を選びます
  • 四則逆算・法則性・命令表・暗号・図表読解を、簡略化した例で説明します
  • 理解と正確さを確かめてから、概算・単位確認・時間配分を練習します

CAB・GABとは?目的と問題形式の違い

どちらも採用などで使われる適性検査です。CABはIT・デジタル人材としての可能性を測る検査で、プログラミングの知識そのものを問うものではありません。GABは言語や数値の情報を読み、筋道を立てて判断する力などを測ります。

検査 主な目的 対策で確認する分野
CAB IT・デジタル人材のポテンシャルの測定 四則逆算、法則性、命令表、暗号、パーソナリティ
GAB 言語・数値情報による論理的推論力などの測定 言語、計数、パーソナリティ。テストセンター方式には英語もある

日本SHLは、両検査に紙・Web・テストセンター方式を案内しています。CABではWebCAB、C-CABなどの名称があり、実施方式によって問題形式や科目・時間が同じとは限りません。タイトルにある「暗算」だけを練習すればよいと考えず、届いた案内の正式な検査名を確認しましょう。GABのWeb形式には追加科目のあるサービスもあります。

公式情報:日本SHL「CAB」/日本SHL「GAB」

CABの問題を具体例で理解する

以下は、考え方を説明するために作成した簡略化した練習例です。実際の試験問題ではなく、出題頻度を調べて選んだ問題でもありません。本番では、与えられた図形・選択肢・命令の定義に従って解きます。

暗算・四則逆算:空欄に入る数を逆向きに求める

四則逆算は、式の空欄に入る数を求める問題です。たとえば24+□×3=60なら、掛け算を先に行うので、24を引いてから3で割ります。

□×3=60−24=36
□=36÷3=12

12を元の式へ戻すと、24+12×3=60となり確認できます。「見る」段階で空欄と計算順序を確認し、「決める」段階で逆算の手順を選び、「解く」段階で計算と代入による検算を行います。このように、手順を例題の中で練習しましょう。

暗算では、概算も誤りの発見に役立ちます。198×5なら、200×5=1,000を目安にし、正確には1,000−2×5=990です。ただし、選択肢が近いときや正確な値が必要なときは、概算だけで答えを決めないようにします。

暗算はざっくりした概算で検算する様子を表したイラスト
暗算は「概算でざっくり検算」して誤りに気づく

法則性:図形のどこが、どう変わるかを見る

法則性は、並んだ図形に共通する変化を見つける問題です。たとえば矢印が「上向き、右向き、下向き、左向き」の順に並んでいるとします。

毎回時計回りに90度回転するという規則なら、次は上向きです。矢印では「↑ → ↓ ←」の次に「↑」が来ます。向きだけでなく、位置・個数・色などの何が変化したかを分けて見ると、候補を整理できます。

一つの箇所だけで規則を決めず、並び全体で同じ変化が成り立つかを確認してください。短い並びから規則が一意に決まるとは限らないため、本番では選択肢や設問の条件も判断材料にします。

命令表:定義された操作を、指定順に実行する

命令表は、記号などに割り当てられた指示を読み、順序どおりに適用する問題です。ここでは図形の代わりに、3つの数の並びを使って仕組みを説明します。

命令 この練習例での意味
A 1番目と2番目の数を入れ替える
B 1番目の数を2倍にする

最初の並びを[2、5、8]として、「Aの後にB」を実行します。

  1. Aで1番目と2番目を入れ替える:[5、2、8]
  2. Bで現在の1番目を2倍にする:[10、2、8]

最初の並びに戻してBの後にAを行うと、[4、5、8]→[5、4、8]になります。命令の順序が変われば結果も変わるのが注意点です。命令を見て意味を確認し、適用順を決め、一つ前の結果に次の操作を加えます。実際の問題で指示の変更などが定義されている場合も、その定義を優先します。

暗号:変換前と変換後を比べて、操作を推理する

暗号は、変換の前後にある関係から、記号が表す働きなどを推理する問題です。簡略化して、ある記号による変換で「2→4」「5→10」となるとします。「2倍する」が候補なら、「7→14」という別の組にも当てはまるかを確かめます。

この規則を使うと6は12になります。ただし、少数の例に合う規則は複数考えられるため、実際にはすべての対応関係と選択肢を確認することが大切です。法則性は並びの変化、暗号は変換前後の対応を見る、と区別して練習すると整理できます。

GABの計数:図表から割合を求める

GABの計数では、図表を読み、四則演算や百分率の計算を使って答えを求めます。次の表も、読み取り方を説明するための自作例です。

年度 売上高(億円)
前年 100
今年 120

「今年の売上高は前年より何%増えたか」と聞かれた場合、増加分は120−100=20億円です。それを比較の基準である前年の100億円で割ります。

増加率=(今年−前年)÷前年×100
=(120−100)÷100×100=20%

120÷100×100=120%は「今年が前年の何%か」であり、増加率とは別の値です。何を求められているか、分母は何かを先に確かめると、式を選びやすくなります。

ここでも「見る」は表の単位・年度・注釈と設問の確認、「決める」は基準の数と計算式の選択、「解く」は計算して増減の方向や桁を確かめることです。数値を見つけてすぐ割り算をする前に、この流れを意識しましょう。

棒グラフの軸の単位と注釈に注目することを示した図
図表問題は、まず軸の単位と注釈を確認してから数値を読み取る
散らばった点が右上がりの傾向を示す、図表の読み取りを表したイラスト
図表の読み取りは「全体の傾向」を先につかむ

練習の順序:正確に解くことから始める

  1. 受ける検査を確認する:企業の案内から検査名、実施方式、科目、使用できる道具を確認します。職種だけでCAB・GABを推測しないようにします。
  2. 時間を測らず、意味を説明する:四則逆算の計算順、図形の変化、命令の順序、割合の分母を、自分の言葉で説明してから解きます。
  3. 間違えた箇所に戻る:計算ミスなら四則演算・割合、読み違いなら単位や条件、操作ミスなら命令を一つずつ追う練習へ戻ります。答えだけを覚えないよう、数値や順序を変えた問題でも確かめます。
  4. まとまった問題で時間を測る:正答できるようになったら、案内された形式に合う教材で時間内の処理を練習します。

形式に慣れる練習は役立ちますが、適性検査で測られる能力をすべて暗記で置き換えられるわけではありません。得点の伸びや必要な期間は人によって異なり、合格も企業の選考基準によります。

時間配分のコツと、本番前の確認

時間配分は、実際の科目ごとの制限時間と問題数を基準に考えます。たとえば練習用に10分で20問という条件を置くなら、平均は600秒÷20問=30秒です。これは説明用の設定で、CAB・GABの公式な時間・問題数を示したものではありません。また、平均時間をすべての問題に同じように使う必要もありません。

  • 計算に入る前に短く確認する:単位・分母・計算順序を見直し、読み違いによるやり直しを減らします。
  • 飛ばす・戻る操作を確認する:後回しにできる形式なら、考えが止まった問題に時間を使いすぎない練習をします。飛ばせない・戻れない形式では、その条件に従って解答します。
  • 電卓などの使用条件をそろえる:Webだから電卓可、紙だからこの解き方、とは一律に決めません。企業の受検案内と開始前の注意事項を優先します。
  • 終了後は時間と誤りを分けて振り返る:正しく解けたが遅かったのか、条件を読み違えたのかを確認し、次の練習内容を決めます。

よくある質問(FAQ)

Q1. CAB・GABに難しい数学は必要ですか?

この記事で扱う計数対策の土台は、四則演算・割合・図表の読み取りです。まず基本計算と問題形式を理解しましょう。CABの法則性・命令表・暗号には、図形の変化や指示を正確に追う練習も必要です。

Q2. 電卓は使えますか?

検査名・実施方式・受検案内によって条件が異なるため、一律には言えません。企業から届く案内と検査開始前の注意事項で、使用できる道具を確認してください。問題を飛ばせるか、前の問題へ戻れるかも確認します。

Q3. CABとGAB、どちらを対策すべきですか?

職種だけで決めず、企業から案内された検査名と実施方式に合わせます。CABなら四則逆算や図形・命令の処理、GABなら言語・計数など、受ける科目を確認して練習してください。

Q4. 短期間でも間に合いますか?

必要な期間は現在の習熟度と残り時間によります。形式を知り、間違えた計算や手順を反復することはできますが、短期間での得点向上や合格を保証するものではありません。最初は時間を測らず理解を確かめ、その後に本番条件へ近づけましょう。

まとめ|問題の意味を理解し、本番条件に合わせて練習する

CABは計算や図形・指示の処理、GABの計数は図表と割合の読み取りが対策の出発点です。まず簡単な例で「何を求めるか」「どの手順で解くか」を確かめ、概算や単位確認を加えます。その後、受検案内に合わせて時間を測り、電卓・スキップ・戻る操作の条件もそろえて練習しましょう。

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<監修/和から株式会社 堀口智之>

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