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なぜこの大人の数トレ教室を始めたか【設立の経緯と想い】

公開日

2022年8月17日

更新日

2022年8月17日

「実は、数字が、苦手なんです。」

そんなお声をもとに、作りました。

大人の数トレ教室は、社会人が通える数字のトレーニングができる教室です。
どんなに数字が嫌いであっても、苦手であっても、根っこから数字に強くなる、数字力が身につく教室です。

■大人の数トレ教室設立の経緯

こんにちは。和からの堀口です。

気づいたのは、2013年頃でしょうか。
大人のための数学教室(和から株式会社)を始めて約3年が経った頃。当時、月間150名以上の方にご利用いただき、多くの方に喜んでいただくことができていました。はじめは、「数学」だけを教えていればよいと思っていました。しかし、数学を教えていく中で気づいたのは、「算数」からできない人の多さです。

例えば、こんな質問に答えられない人が多かったのです。

・0.1と0.2がどちらが大きいかわからない。

・50%が何人中1人の量か即答できない。

・100万円が1万円札が何枚かわからない。

などなど。「いやいやそんなはずはない。」という方は、ぜひ自分の親・同僚などに聞いてみてください。私の母親は少なくとも0.1と0.2がどちらが大きいかわかっていませんでした。

きっと「わかるわかる。」と頷いている人もいることでしょう。私は高校の後半から理系ばかりに囲まれて育ってきたので、この算数ができない、正確には、算数を日常の中で使いこなせていない。人の多さに驚愕とすると同時に、なんとかしないといけない。という想いに駆られました。

これは、数学や統計学を学ぶ以前の問題です。思っているよりも多くの方がつまづいています。

この事実、どう思いますか?

は隠れた社会課題だと感じました。

■数字苦手はごまかせる!?

思えば、ミーティングでも、とりあえず「はい。」と言っておけば、数字が苦手であることはバレることはほとんどありません。目の前の仕事をとりあえずこなしていけば、成果は出すことはきっとできるでしょう。

つまり、表からはあまり見えないように、「数字が苦手」な人はたくさんいる。“隠れ数字苦手”が多いのではないか。そんな疑念を持つにいたりました。

とある調査によると、36%もの小学生が算数に苦手を感じています。(※)しかし、数学は積み上げ式の科目ですので、算数が苦手な人は数学も苦手のままいることが多く、そのまま大人になっていくのです。そんな大人が数字苦手を克服でき、数字に強くなる教室はこれまで日本にありませんでした。

「今さら人に聞けない。」

そんな社会人がたくさんいるのです。

数字が苦手ということは、生きていく上で様々な困難を生み出してしまいます。

・カードのポイント欲しさに、リボ払いを選択してしまう。

・統計を用いたダイエットの過大広告に騙されてしまう。

・どの情報が自分で判断できず、SNSで流れてきた適当な情報を信じてしまう。

・保険の営業マンに言われるがままにとりあえず不安だから加入する。

・就職・転職時に必要なテスト(SPI試験)で点数がとれず、就職できない。

など、気づかぬうちにその損失は大きくなっていきます。たった100円を節約するために、マイナス1万円を無意識に選んでしまっている人もいます。いつの間に、損をする。その損は自分だけの問題ではありません。社会全体も、我々一人ひとりの意識と決断がこれから先の未来をつくっています。

例えば、日本の行く末を担う政治も、教育の在り方も、社会保障、安全保障の問題、SDGs(持続可能な開発目標)の未来も、あらゆる選択肢が我々の判断にかかっているのです。

未来の子どもたちのためにも、合理的によりよい判断を我々は下し続けなくてはいけないのです。

■「自分らしく生きる」ことと、「数字に強くなる」はつながっている

実は、当塾に通っている方の中で意外と多いのは、会社の役職者です。経営の方向性を決めるような方、例えば、会社役員の方であったり、経営者の方も通っています。

そう、突然責任ある立場になったとき、自立した行動をとるとき、必ず数字がついて回ります。主に、それはお金に関わることです。売上だったり、費用だったり、生産性向上だったり、マーケティングだったり。日常の中でも、お金の使い方、資産運用、金融リテラシーを「数字が苦手」な人が一から学べる場はほとんどありません。

もちろん、すべての人に必要ではないのかもしれません。「私は数字で物事を判断しません。他の人に委ねます。」という方であればいらないでしょう。しかし、世界は、より不確実で、不安定、変化の激しい時代となり、何が正解か、誰に責任をゆだねたらよいかわからない時代となりました。

私は、自分らしさを大切に生きるなら、数字は得意にならなくても、少なくとも苦手は全員が脱却しなければいけないのではないかと考えています。自分の力で、よりよい未来を選択する力を持つことが大切です。

大人の数トレ教室は、数字に強くなり、自分らしく生きれる人たちが当たり前になる社会の実現を目指しています。

■大人の数トレ教室のロゴの想い

このロゴには3つの想いが込められています。

1つは、漢字の「数」。数がわかれば世界がわかる。
2つ目は、四則演算。足し算、引き算、掛け算、割り算がすべて入っていることがよく見るとわかります。
3つ目は、キャラクターです。どこかしら愛らしく見えてきませんか?

詳しくは、こちらの記事でご確認ください。

「大人の数トレ教室」のロゴができました!【デザインの想いと失敗作公開】

「大人の数トレ教室」のロゴができました!【デザインの想いと失敗作公開】

■具体的にどんなセミナーをやっているのか?

大きく3つのセミナーコンセプトがあり、それぞれに数種類ずつ定期的にセミナーを開催させていただいております。

・「数字の苦手意識を取る」
・「専門知識を数字で学ぶ」
・「社会の仕組みを数学で理解する」

詳しくは、こちらの記事でご確認ください。

大人の数トレ教室の歩き方【目的別おすすめセミナーと受講サポートまとめ】

大人の数トレ教室の歩き方【目的別おすすめセミナーと受講サポートまとめ】

■他に聞きたいことが・・・

よくある質問はこちらよりご確認できます。(参考:よくある質問-大人の数トレ教室

法人向け研修や、講師派遣等も行っておりますので詳細はこちらより確認ください。(参考:和からの法人・団体向けサービス

お気軽にお問い合わせください。

法人・団体向けサービス

以上、最後までご覧いただきましてありがとうございます。もし、気に入れば身近な方にSNSなどでシェアいただけたら何よりです。

皆さまのお役に立てることができたら何よりです。

(※参考URL:【調査結果】小中学生が好きな教科と苦手な教科、どちらも1位は「算数・数学」

 

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<文/堀口智之>

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