ミニ四駆で学ぶ-情報収集超入門③-
公開日
2021年2月12日
更新日
2021年2月12日
シリーズのようになってきましたが、今回はミニ四駆でまたまた重要な「ホイール」と「タイヤ」について検証したいと思います。前回までの記事についてはこちらから確認ください。
さて、ホイールとタイヤについては1番重要(モーターを除く)というご意見も聞かれるほどです。
↓↓↓動画で見たい方はこちら↓↓↓
地面と接する面積やグリップ力がスピードやコーナリングに影響することも理論的には言われています。今回はそこを実施した検証結果をもとに見ていきたいと思います。
この記事の主な内容
1.ホイールについて
やっぱりホイールと言えば「アルミホイール」が見栄え的に素敵ですかね。高価で自分の車には付けれないのでせめてミニ四駆の世界なら!!と試してみました。
その結果が・・・
5週目で止まってしまい、計測不能でした・・・(泣)何が起こった!?と改めて調べると・・・アルミホイールって重いんです。
計量器で重さを計ってみると、今回私が使ったものは4つで29.4グラム。(タイヤ付)
最初から付いていたホイールはプラスチック製で4つ合わせて15.5グラム。(タイヤ付)
アルミホイールの方が倍くらい重かったです。
そのためパワーの無いノーマルモーターではちょっと厳しかったのかと・・・。
やっぱりノーマルモーターではあまり検証しても幅が少ないものなのか・・・。
つまり軽いホイールの方が良いってことになりそうです。アルミホイールの検証はしばらく置いておきます。
※あくまでも簡単に物事を考えた場合の結論です。
2.タイヤについて
さて、ホイールがダメなら次はタイヤ!これはちょっと期待が持てそうです。
タイヤについては地面との接地面積とか、グリップ力とかいろいろとある気がしていますが、改めて調べてみたら・・・。
①素材がハード⇔ソフトの差がありそう。
②タイヤが太い⇔細いことの影響力もありそう。
③タイヤの径が大きい⇔小さいことでスピードが変わりそう。
④素材がゴム及びスポンジの違いもありそう。
子供の頃はこんなにちゃんと調べなかったので「へぇ~なるほど・・・」と思ったものの、文章ばかりで書かれていて、最終的には何が何だかわからなくなりました(笑)
そこで、Excelを使って視覚的にわかるように簡潔にまとめてみました。
まずはタイヤとホイールの種類を大きく調べたら・・・
タイヤの素材と種類、幅、ホイールの径と種類かぁ。この組み合わせでスピード重視にするのか、コーナリング重視にするのか、ジャンプや段差で車体が安定するように調整していきます。
ミニ四駆の「目的」としては、
1.大会などでルールにのっとりコースを完走すること。
2.つまり、コースから外れることはタイムが取れないし、失格なのでNG。
3.その中で一番早いタイムでゴールできるミニ四駆を作ること・・・となります。
(※目的が異なれば、改造の内容も異なります)
ウーム、深い!!ただ、今回は厳密に考えすぎるよりも「テキトー」に実施してまずは検証してみましょう。また、関係性の重要なものをまとめたら、こんな感じになりました。
※上記の表はネットで複数のサイトを調べて私が作ったので正しいかどうかは不明です。
なるほど、こういう関係性だったのか。やはり、視覚で理解できる「視覚効果」は重要ですね。
ただ、中空タイヤとか、オフセットトレッドタイヤとかはよくわかりません。
そこでまず、改めて「愛機」を見てみるとノーマルで下記の状態でした。
※前輪と後輪が同じもの。
・ゴム質はノーマル。
・タイヤはバレルタイヤ。
・ホイールは大径。
・プラスチックホイール
・タイヤ幅は狭いものでした。
ちなみに素敵さでよくわからず購入したアルミホイールは、下記で使ってました。
・前輪が中径26mmでスリックタイヤ、ハードで使用。
・後輪は大径31mmでスリックトタイヤ、ハードで使用。
また、改めてコースについても画像で調べてみたら、私が使用しているコースはコンパクトなモノなので「直線が少ないコース」と言えるのではないかと思いはじめました。WEBに出ている情報をしっかり読み解くのは、このように「言葉の解釈」が難しかったりします。
そのため、前回検証した「ギア」についてもパワー(トルク)の強い「4.2:1」とか、「4:1」が早かったのかも???という仮説が浮かんできました。
3.検証を開始する
さて、とりあえず、自分のマシンの状況と、ホイール・タイヤについて一定はわかった(つもり)ので、手元にあるタイヤを使って検証していこうと思いました。
前提となる条件は、「直線が少ないコース」として仮説を立てたため、カーブコース向きの条件を試したいです。
・まず、ゴム固さハード・ローハイトタイヤ・中径26mmホイール
・次に、ゴム固さノーマル・ローハイトタイヤ・大径31mmホイール
・さらに、ゴム固さスーパーハード・ノーマルタイヤ・大径31mmホイール
・今後は前輪が、ゴム固さローフリクション・スリックタイヤ・大径31mmホイール、後輪が、ゴム固さノーマル・バレルタイヤ・大径31mmホイール
・最後は前輪が、ゴム固さハード・ローハイトタイヤ・中径26mmホイール、後輪が、ゴム固さノーマル・バレルタイヤ・大径31mmホイール
その結果が、以下でした。
う~ん、僅差ですが初期装備のタイムが一番早かったです。
・前輪後輪ともにゴム固さノーマル・バレルタイヤ・大径31mmホイール
今のノーマルモーターだと、そもそも大径31mmでないと遅くなるようです。また、コーナリング重視系の方がよさそうです。
※今回の掲載データはタイヤ幅が狭いもので検証しました。他に試したデータから見ると、幅を太くしたら遅くなるようです。(この結果は掲載していませんが、手元にデータはあります)
4.今回のまとめ
以上、本日はタイヤについて検証を行ってみました。
検証した結果からどのような事を読み解くのか。どのように読み取れるのか。
これが情報を活かすために必要な「考える力」かと思います。
ただし、今回は手元にあるタイヤのみで検証したため、中途半端な結果でデータとしては「足りない」感じが否めません。
※どこかで追加検証がしたいです。
よって、現状の手元にあるタイヤからの検証結果だと、下記の事は言えそうでしょうか。
前提を今のコースとした場合・・・
・大径31mmを前後に使った方がよさそうだ。
・前輪と後輪ともに、コーナリング重視。
・タイヤ幅は狭い方がタイムは良かった。
※いつも通り、私の大雑把な検証結果です。
次回はガイドローラーを付けて検証したいと思います。
しかし、しっかり調べて理解するのは、仕事も遊びも難しいですね。
特に視覚的にお見せする部分が非常に難しかったです。(まだ不完全だと思いますが・・・)
今回の表も、まだ改善の余地があると思うので、どこかで検証結果を入れて進化させたいと思います。
本日のようにグラフのようなまとめるスキルを学びたい方は、下記セミナーがおススメです。
<文/綱島佑介>