ミニ四駆で学ぶ-情報収集超入門②-
公開日
2021年2月6日
更新日
2021年2月6日
前回、ミニ四駆を使って情報収集の結果から改善をしていくための「ミニ四駆で学ぶ-情報収集超入門①-」をお伝えしました。
今回も継続して検証結果を掲載したいと思います。まだ、今の改造内容では外見に変化がまったくありません。「ド」ノーマルの状態と見た目は同じです。
↓↓↓動画で見たい方はこちら↓↓↓
しかし、ミニ四駆のパーツがまだまだたくさんあり、外見が大きく変化するものもあるのでこれらも確認していきたいのですが、今回は私がまったく理解していなかった「ギア」について検証します。
※外見が変わらない範囲の検証を継続します。
この記事の主な内容
1.「ギア」って何???
昔から「ギア」によって速さが変わる・・・と言われるほど重要視されているパーツで、モーターと並んで大切な部分と思っています。
モーターを速いものに変えれば速くなる!!のは理解しやすいのですが、中には「モーターを速いものにしたのに速くならない!!」場合があります。
その際に一緒に変更する必要があるのは「ギア」で、モーターからの力をタイヤに伝えるための歯車です。
この「ギア」ですが大きさや組み合わせによって「ギア比」というものがあります。ここでは私が使っている「片軸モーター」に使えるギアとして紹介しますが、両軸モーターも考え方は同じなので参考にしていただければと思います。
簡単に言うと追加で「ギア」パーツを購入する際に「ギア比」というのが書いてあります。
(例)3.5:1とか、4.2:1など
この1以外の「3.5」とか、「4.2」の部分の数が大きいほど、速度が遅くなり、パワー(一般的にはトルクなんて言います)が上がると思ってもらえれば良いです。
小さくなるほど、速度が上がり、パワーが下がります。
速度は速ければ良い気がしますが、坂道、ジャンプ台など障害が多いコースなどはパワー(トルク)があった方がバランス的に速いことも多く、ギヤ比の調整が重要になるようです。
障害物が少なければ、ギア比「3.5:1」が速そうです。
その他、どのシャーシにどのギアが付くのか?とか、ギアの種類を知りたい方はタミヤ公式WEBのこちらを参照ください。
2.実際にギアを変えて試してみる
今回はお店で売っていたギアを買ってきて試してみました。残念ながら「5:1」は売っていなかったので除外です。
ともあれ、家にあるコースはあまり障害物がないので、ギア比「3.5:1」が一番速いんだろうなぁ~と思うため、大きいギア比から検証していきます。
まずは、純正品で試していたギアを改めて確認すると、こちらは「ギア比4.2:1」のものでした。そうか・・・と。今回は下記のギア比のものを購入してきました。
【ギア比4.2:1】
【ギア比4:1】
【ギア比3.7:1】
【ギア比3.5:1】
これらを使い前回同様に10周で測定した結果は下記のとおりでした。
ギアをうっかり2つ交換しないで測定してしまったデータも掲載しました。やはりちゃんとした組み合わせは重要のようで、劇的に遅くなりました(笑)
それはさておき、「ん???」という結果で、まさかギア比「3.5:1」より純正品の方が速い???
ノーマルモーターは改造しても無駄ということなのか!!!???
このように実際にWEBなどで情報を集めたことを実際にやってみると、異なる結果になることがあります。したがって大切なのは情報を鵜呑みにするのではなく、常に考えることや、実際にやってみることが必要です。当たり前と思うものでもデータを取ると異なっていたり、そこからビジネスチャンスが来たりします。
3.悔しいからモーターを最高に速いものに変えてみる
とはいえ、今回の検証で何も得られていないので悔しすぎます。
そこで、片軸モーターの最高峰ともいえる「ウルトラダッシュモーター」をつけてみました。
結果は・・・
・ギア比3.5:1→コースアウトで測定不能
・ギア比3.7:1→コースアウトで測定不能
・ギア比4.0:1→コースアウトで測定不能
・ギア比4.2:1→コースアウトで測定不能
ここでそれぞれコースアウトしないための工夫が必要なようです。
4.今回のまとめ
以上、本日もミニ四駆を使ってデータ取得をしながら考えてみました。
結論としてはノーマルモーターのままではギアを変えてもパーツをつけても、あまり速さ自体は変化がないようです。
※あくまでも今回の私の大雑把な検証結果です。
次回はタイヤ、ホイールを変えた検証を行っていきたいと思います。
ビジネスで情報収集から問題解決の流れを簡単に学ぶなら和から株式会社監修の下記の書籍がおススメです。
その他、数字の苦手意識を克服したいなら「数字トレーニング体験セミナー」も無料で開催しています。
<文/綱島佑介>