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AIに開発させる時代のプログラミング入門-第3回:AIにアプリを作らせるツール「antigravity」とは【生成AIをやさしく解説】

公開日

2026年3月22日

更新日

2026年9月18日

※2026年7月22日更新:2026年5月のGoogle I/O 2026以降の最新情報(Antigravity 2.0・Gemini 3.5〜3.6 Flash)を反映しました。

この記事のポイント

・Google Antigravity とは何か、なぜ注目されているのかを整理
・2025年11月リリース、Gemini 3とセット で登場した新世代の開発ツール(2026年5月に Antigravity 2.0・Gemini 3.5 へ進化)
・複数のエージェントが並行 で動くAgent Manager(Mission Control)の仕組み
・どんな人に役立つのか、自分が使う場面のイメージが持てる

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antigravityとは何か

Antigravity(アンチグラビティ)は、Googleが 2025年11月18日 に 公式発表 した、AIエージェント中心の新しい開発ツールです。Gemini 3と同時にリリースされ、即日 パブリックプレビュー として使える状態になりました。

Visual Studio Code をフォーク(派生開発)して作られており、見た目はおなじみのエディタですが、中身は 「複数のAIエージェントがチームで開発する」 ことを前提に設計されています。

【2026年7月 追記】その後、2026年5月の Google I/O 2026 で Antigravity 2.0 と Gemini 3.5シリーズ が発表されました。Antigravity 2.0は、AIコーディング支援ツールから 「エージェント中心の開発プラットフォーム」 へと進化し、複数のAIエージェントをまとめて指示・管理できるデスクトップアプリになりました。既定モデルも高速化が進み、2026年5月に Gemini 3.5 Flash、さらに2026年7月には Gemini 3.6 Flash がAntigravity上の 既定モデル になっています。上位の Gemini 3.5 Pro は当初2026年6月の一般提供が予定されていましたが、品質調整のため提供が遅れています(2026年7月時点)。

AIへの指示の例

「ToDoリストアプリを作って。タスクの追加・削除・完了マーク・期限設定ができて、ローカルストレージに保存される形で」

これだけで、Antigravityは 計画を立て、ファイルを作り、コードを書き、ブラウザでテスト まで自動で進めます。

従来の開発ツールとの違い

【図1】バイブコーディングの基本構造

図1:バイブコーディングの基本構造

切り口 従来のIDE(VS Code等) Antigravity
主な役割 人が書くのを支援 AIが書くのを管理
エージェント数 0〜1(補助的) 最大5つを並行運用
使えるAI Copilot等の単一サービス Gemini 3.6 Flash(既定)、Gemini 3.5 Flash、Gemini 3.1 Pro(high/low)、Claude Sonnet 4.6、Claude Opus 4.6、GPT-OSS-120b など 複数モデル
テスト方法 人がブラウザで確認 内蔵Chromeで AIが自動確認
提供形態 各社別ダウンロード macOS / Windows / Linux 対応

Agent Manager:複数エージェント並行のしくみ

【図2】従来の開発とAIエージェント開発の比較

図2:従来の開発とAIエージェント開発の比較

Antigravity の中核機能が Agent Manager(マネージャーサーフェス) です。Google公式Codelabでは「Mission Control型ダッシュボード」とも説明されており、複数のエージェントをワークスペース横断で並行管理 できます。Codelabでは5つの異なるバグに対して、5つのエージェントを同時に動かす例が示されています。

たとえば、Webアプリを作る場合の並行割り振り例:

・エージェント1:UIデザイン担当
・エージェント2:データベース構築担当
・エージェント3:認証機能担当
・エージェント4:テスト作成担当
・エージェント5:ドキュメント作成担当

それぞれが 並行で進み、進捗を構造化されたレポート(タスクリスト・スクリーンショット・実装計画)として返してきます。

なぜantigravityが注目されているのか

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リリース直後から、開発者コミュニティで急速に広がっています。JetBrainsのAI Pulse調査(2026年1月時点・世界1万人超のプロ開発者対象)によると、リリースから2か月で採用率が約6% に達し、最も伸びの早いAI開発ツールの1つになりました。

注目の理由は3つです。

1. 並行エージェント:複数タスクを同時に進め、開発スピードを出せる
2. 複数のAIモデル:用途に応じて最適なモデルを選べる
3. 検証可能なワークフロー:AIが何をやったかが レポート形式 で残る

どんな人に役立つのか

【図3】プログラミングの難易度の変化

図3:プログラミングの難易度の変化

・個人開発者:プロトタイプを1日で複数試せる
・スタートアップ:小チームで大規模機能を並行開発できる
・大企業のDX担当:社内ツールを エンジニアに頼まずに 試作できる
・非エンジニア:「動くものをまず見たい」が短時間で叶う

明日からできる3つのアクション

① Antigravity公式サイト をのぞいてみる
Antigravity 2.0として一般提供されており、Googleアカウントがあれば無料で試せます(2026年7月時点)。

② 「自分が作りたい簡単なアプリ」を1つ言語化する
家計簿、タスク管理、メモ整理など、シンプルなお題 で十分です。

③ Claude Code や Cursor も並行で試す
ツールごとに得意分野が違うので、比較するとAI開発の幅が見えてきます。

今回のまとめ

Antigravityは AIエージェントが複数チームで動く時代 の代表ツールです。次回は、こうしたツールに どう指示すればうまく動かせるか という、バイブコーディングの実践的な進め方を解説します。

<文/岡崎 凌>

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