ミニ四駆で学ぶ-情報収集超入門⑦-方向性の確認と効果の再考
公開日
2021年4月5日
更新日
2021年4月5日
前回のモーターを変えた検証では、すべてコースアウトでタイムが取れないという悲惨な結果となってしまいました。
さて、そこで今回は検証の方向性を確認しつつ、改造する際の各効果についても再度考えたいと思います。
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この記事の主な内容
1.もう一度、考えてみる
過去の回で検証した内容をリフレクションしてみました。
・車体が重くなると遅くなる。
・タイヤ径は前輪が大径、後輪は小さい方が速い。
・前輪はワンウェイホイールが速い。
・タイヤの種類はバレルが速かった。
・ガイドローラーは大きい方が安定する。
・コースアウトの箇所は立体交差終了後のカーブ。
この場合、ここから考えられる方向としては車体を重くしてコースアウトを回避するか、タイヤの吸収性を変えて試してみるとか、そんな方向が考えられそうです。
ただ、今までは考えてこなかった「コースアウト対策」も試みる必要がありそうです。
坂やジャンプでのコースアウト対策として一般的なものは、ブレーキでしょうか。
今回は新しいアイテムの「ブレーキ」を検証したいと思います。
2.使用パーツを大幅に変えてみる
さて、前回までの検証は1つずつのパーツを着けて試していきました。今回は、前述のリフレクションを意識しつつ、パーツを大幅に変えてみました。
※一定の検証を行ったら、大幅に変更した極端な結果を試してみると答えに近づけることがあります。
●立体交差でジャンプした時に、ミニ四駆の高さを出して、カバーにぶつけて跳ねることを防止することができるかも?
・そのため、ガイドローラーのネジを高くして検証。
・ローラーも通常位置と高い位置に設定。
(立体交差のカバーを外して検証したら、そのまますっ飛んでコースアウトしました)
●車体の安定性を出すために後方のガイドローラーを3つ着けてみる。
・これは安定した車体ができたら、徐々に外していく考え。
●車体中央にも2段ローラーを着けてみる。しかも車体幅105mmギリギリで。
・中央幅をギリギリにして、安定性が増すのか検証。これも不要なら外すことも視野に入れる。
●タイヤとホイールはとりあえず変更なし。
これで前回と同様のモーターですべて検証してみましたが、やはりコースアウトは改善させれませんでした。
つまり、今までの試した内容をどのように変更しても厳しそうな結果です。
3.ブレーキを使って検証する
そこで、新たにブレーキを使って検証していきたいと思います。ノーマルモーターでは必要なかったので試しませんでしたが、今回はもしかしたら効果あるかも!?
今回検証するブレーキは下記の2つです。
・一緒に同封されているプレートを後方に着けてみました。
FRP リヤブレーキステーセット 15518
・一緒に同封されている補助プレートを前方に着けてみました。
ブレーキスポンジセット マイルド 1/2/3mm ブルー 15512
まずは試し走行ということで、スポンジは着けずに測定しました。その結果が下記です。
おおお!!!コースアウトしないで10周走れたモーターが結構ある!!しかも、速い!!ブレーキは相当に重要なアイテムであることが理解できました。
今回のマシンはこんな感じです。
ちなみに、前方のブレーキの補助プレートを外した場合は、モーターにもよりますが2~3週目くらいてコースアウトするものが多かったです。
ということは、前方のブレーキ効果が高いのか・・・?と思い、後方も外して検証してみたら、結果は・・・
意外にも普通に走れてしまいました。タイム的には後方ブレーキを着けない方が気持ち速い程度でした。
なるほど、軽量化を考えるなら、ブレーキは前方だけでよさそうです。
4.今回のまとめ
ブレーキの導入で問題が相当、解決しました。ただ、今のマシンの場合、コースを走らせているとブレーキがコースの継ぎ目に当たって、ガコンガコン音が激しく、いつコースアウトしてしまうか心配な感じです。
また、前輪のバレルタイヤが外れてしまいコースアウトすることも散見されました。もう少し安定した感じに速さを出したいと思っています。
安定性を出すには重心を下げるとか、重りで跳ねないようにするとか、タイヤをローハイトにしてみるなど、変更の余地があるので次回はそれらを試したいと思います。
しかし、ブレーキ凄いなぁ~!本当に効果あったんですね。
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<文/綱島佑介>