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ChatGPTのカスタム指示・メモリの使い方|毎回の前置きを省く

公開日

2026年8月27日

更新日

2026年9月3日

この記事のポイント

カスタム指示は、回答で常に考慮してほしい方針を自分で設定する機能です
メモリには、保存された情報と過去の会話を参照する仕組みがあり、利用できる設定はプランや環境で異なります
・一時的な話題は一時チャット(Temporary Chat)に分けると、メモリを使わず・作らずに会話できます
・和から式「固定・記憶・一時」の3層で、情報の置き場所を決めます

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ChatGPTを使っていて、「毎回、自分の仕事や前提を一から説明するのが面倒」と感じたことはないでしょうか。その手間を解消してくれるのがカスタム指示メモリという2つの機能です。一度設定すれば、あなたのことを踏まえた回答が返るようになり、ChatGPTがぐっと使いやすくなります。

この記事では、カスタム指示とメモリの使い方と違い、便利な活用例や注意点までを、累計3万人以上を指導してきた和からの視点でやさしく解説します。

カスタム指示とメモリとは|「毎回の前置きを省く」2つの機能

現在のChatGPTは、設定が有効なら、会話をまたいで保存された情報や過去の会話を参照することがあります。そのため「新しい会話では必ず何も覚えていない」とは限りません。

カスタム指示は、ChatGPTに直接伝える固定方針です。メモリは、会話などから役立つ背景を残し、将来の回答へ反映する仕組みです。メモリには「保存された情報」と「過去の会話の参照」があり、表示される設定や利用範囲はプラン・ワークスペースによって異なる場合があります。

カスタム指示の使い方|「自分の前提」を登録する

カスタム指示は、設定の「Personalization(パーソナライズ)」付近から編集します。画面上の欄名や配置は更新されることがあるため、「知っておいてほしい前提」「回答の形式・トーン」を短く分けて書くと管理しやすくなります。

ChatGPTのカスタム指示を開く手順(プロフィールアイコン、設定、パーソナライズ、カスタム指示)

図:カスタム指示を開く場所(Web・デスクトップ版)

たとえば「中小企業の経理担当者向けに、結論→根拠→確認事項の順で、専門用語には一言説明を付ける」と登録します。カスタム指示は全プランで提供されていますが、文字数上限はプランにより異なります。変更内容は、その後の回答で使われる前提として考えましょう。

メモリの使い方|会話から覚えてもらう

メモリを有効にすると、ChatGPTは会話・ファイル・接続したアプリなどから、今後役立つ背景を自動的に整理することがあります。従来型の「保存されたメモリ」では「これを覚えておいて」と明示する使い方もできます。

現在の設定画面では、メモリの要約や保存内容を確認・修正・削除できる場合があります。また、過去の会話を参照する設定は、保存メモリとは別の役割です。必ず残したい固定方針はカスタム指示へ、一時的な状況は会話へ、将来も役立つ背景だけをメモリへ置くと整理しやすくなります。

カスタム指示とメモリの違い・使い分け

カスタム指示(自分で固定設定)とメモリ(会話から自動記憶)の違いを示す図

図:カスタム指示とメモリの違い

カスタム指示 メモリ
登録のしかた 自分で固定方針を入力 会話等から自動整理、または明示して保存
向いている内容 回答のトーン・形式・継続的な前提 将来の会話でも役立つ背景や好み
コントロール 設定から編集・削除 設定のメモリ画面や会話から確認・修正・削除

使い分けの目安は、自分で明示したい方針はカスタム指示、会話から育つ背景はメモリです。ただし、進行中の案件名や社内情報を残すかどうかは、機密性と組織ルールを先に確認します。

和から式|「固定・記憶・一時」の3層ルール

固定:毎回守ってほしい回答形式はカスタム指示へ。
記憶:今後も役立ち、保存して問題ない背景だけをメモリへ。
一時:今回限りの相談や残したくない文脈は一時チャットへ。

迷ったときは「半年後も必要か」「第三者に見られて困る情報か」の2問で判断します。必要性が低い、または機密性が高い情報は保存しないのが基本です。

便利な活用例

実務での使いどころを挙げます。文章のトーンを固定——「丁寧だが簡潔に」と登録すれば、メールも資料も一定の文体に。専門レベルを指定——「初心者向けに」「専門家として詳しく」など、説明の深さをそろえられます。定型業務の型を固定——「確認事項を最後に列挙する」など、機密情報を含まない進め方をカスタム指示へ入れれば、毎回の説明を減らせます。「同じことを何度も打つ」場面ほど、効果が大きい機能です。

注意点|機密情報と記憶の管理

便利な反面、機密情報・個人情報を安易に登録しないことが重要です。会社では社内ルールや契約に従います。チャットを削除しても、その会話から保存されたメモリが別に残る場合があります。完全に消したい情報は、現在のメモリ画面・メモリ要約と、元のチャットやファイルなどの情報源の両方を確認してください。一時的な相談では、メモリを使わず新しいメモリも作らない一時チャットが役立ちます。

公式ヘルプで確認した現在の仕様

機能名・画面・提供範囲は更新されるため、実際に利用する際は現在の設定画面も確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 無料でも使えますか?

カスタム指示は全プランで利用できます。メモリの種類や設定項目は、プラン・地域・ワークスペースによって異なる場合があるため、現在の「Personalization」または「Memory」設定を確認してください。

Q2. 覚えてほしくないこともありますか?

はい。今回だけの内容は一時チャットを使うと、メモリを参照せず、新しいメモリも作りません。ただしカスタム指示は適用される場合があります。機密情報は、機能設定にかかわらず入力しない判断を優先します。

Q3. カスタム指示には何を書けばいいですか?

まずは「誰向けの回答か」「結論をどこに置くか」「どの形式で出すか」の3点から始めます。例は「初心者向けに、結論→理由→次の一歩の順で、300字以内」です。個人名・顧客情報・社外秘の業務情報は入れません。

まとめ|「前置きの自動化」で効率が上がる

カスタム指示は明示した固定方針、メモリは会話等から育つ背景、一時チャットはメモリを使わない一回限りの会話です。「固定・記憶・一時」の3層で置き場所を決めると、便利さと管理のしやすさを両立できます。今日のポイントをまとめます。

1. 回答形式や継続的な前提はカスタム指示へ
2. 将来も役立ち、保存してよい背景だけをメモリへ
3. 一時的・機密性の高い話題は保存しない。必要に応じて一時チャットを使う

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