関数とは【算数からやさしく解説】
公開日
2022年5月20日
更新日
2022年5月20日
この記事の主な内容
関数とは
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関数とはざっくり言うと、入力した値(数)に対してある規則でもう一つの値を出力するルール(仕組み)のことです。関数と聞くと一次関数や二次関数などが思い浮かぶかもしれませんが、他にも小学校で学ぶ比例や反比例も関数です。
今回は関数がどういったものなのかを、よりかみ砕いて説明していきたいと思います。
身近な関数の例
先ほどの文章で「入力」と「出力」という単語が出ましたが、これだけだと理解しにくいと思うので少し身近な例を使って説明したいと思います。今回は例として、タクシーのメーターを使っていきたいと思います。
このメーターの中では、タクシーが走った距離に対してその運賃(料金)が表示されます。例えば、このメーターの運賃は走った距離[m]の2倍とされていたとしましょう。
ここで先ほどの関数の説明文に沿ってこのタクシーのメーターが関数かどうかを考えてみます。
まず、入力された値に対応するのはタクシーが走った距離で、それに対して出力された値は運賃です。ここで言うある規則とは「走った距離(入力)を2倍して運賃を出力する」というものです。このことからこのタクシーのメーターは関数であることがわかります。
入力した値に対して一定の規則で値を出力しているので、「同じ距離を走っているのに運賃が2パターンある」なんてことは起こりません。
どんなものが関数か
これまでのことをまとめると、関数とは
1.ある値が入力される
2.その値がある規則によって変えられる
3.1つの(1通りの)値が出力される
といった流れがある仕組みのことということがわかり、メーターの他にも入力がお金、出力が飲み物とお釣りと考えれば、自動販売機も関数とみなすことができます。
ある規則というのは何回ある値を入力しても、それに対して同じ値しか出力されないことをイメージするとわかりやすいと思います。
これまではメーターや自動販売機などの関数とみなせる現実のもの(“箱”)を見てきましたが、関数について考えるときは実際に存在しなくても上の1、2、3の流れがあるものであればすべて関数と言えます。
関数の活用例
身近な例でも様々な例があったように、関数とみなせるもの、また関数が使われているものはいたるところで見つけることができます。また関数を可視化することができるグラフも様々な所で応用されています。
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<文/尾崎>