数学講師が選ぶ、大人が学び直しておきたい算数・数学BEST3!
公開日
2025年10月15日
更新日
2025年11月19日
みなさんこんにちは!和からの数学講師の岡本です。数学なんて、もう必要ないと思っていませんか?実は数学はめちゃめちゃ大事で、あなたの思考の土台を支えています!
今回は講師の岡本の独断と偏見で、大人が今こそ学び直すべき、そして実生活でも押さえておきたい算数・数学の分野BEST3をまとめてみました。
この記事の主な内容
第3位:現代を賢く生き抜くための「確率の概念」
私たちの人生は選択の連続であり、その選択一つ一つに確率的な変動が起こります。将来の計画を立てる際、投資のリスクを考える際、あるいはニュースの信頼性を判断する際にも、確率の基本的な概念はとても重要です。
特に期待値やリスクを考える力は、現代を賢く生き抜くために不可欠なスキルと言えます。この分野は、最強の学問と呼ばれている統計学にもダイレクトにつながっており、学び直しのコスパが非常に高い分野です!

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第2位:比較の基礎となる「単位量当たりの大きさ」
これは小学校で学ぶ概念ですが、実は最も重要で、そして難解な概念だと私は思っています。日常生活のあらゆる場面で登場するこの考え方こそ、数字に強くなる第一歩です。
1個分の価格(単価)、単位時間当たりの移動距離(速さ)、単位面積当たりの人数(人口密度)など、人間は何かを比較する際に必ず「最小単位」を用います。これは、データを比較するときや、どちらが本当に「得」なのかという損得の計算、仕事での正確な見積もりにも非常に重要な役割を果たします。

何より、数字に苦手意識がある方や、数字に強くなりたい方は、この分野を学習するだけで見える世界が変わると思います!
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第1位:論理力を鍛える「図形の証明問題」
意外に思われるかもしれませんが、私はこれが圧倒的に重要な分野だと考えています。特に中学数学で登場する「図形の証明問題」は、実はコミュニケーション能力やロジカルシンキングを鍛えるための最高の題材なのです。
例えば「2つの三角形が合同であること」を論じるのに、私たちは論理の積み重ねを使います。「AだからBが言える。BだからCが言える。CだからDが結論付けられる。」という論理の道筋が不可欠です。
急に「Aだから僕はDだと思う」と言って、理由を問われても「なんとなく」だけでは、相手は納得しません。ビジネスでの説得や、友人との意見交換といったコミュニケーションもこれと全く同じなのです。証明問題を解くことは、「相手を納得させる論理的な伝え方」を学ぶことに他なりません。

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さいごに
いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した分野は、どれも大人になってから「もう一度学んでおけばよかった」と後悔しがちなテーマばかりです。数学の学び直しは、単なる知識の補充ではなく、思考そのものを磨き直す行為です。ぜひこの機会に、数学の世界へもう一度踏み出してみませんか?
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<文/ 岡本健太郎>



