表とグラフー棒グラフと円グラフー
公開日
2022年10月16日
更新日
2022年10月16日
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この記事の主な内容
表とグラフ
表とグラフはデータを分かりやすく表現する方法として使用されます。表とグラフはいずれもデータを分類してその数を表すものですが、それぞれ異なる特徴があります。表は文字と数字のみで構成され、数字が一目で確認しやすいことが利点です。反対に、グラフは数字と文字以外に図形を用いて視覚的に理解しやすくなっています。傾向や比率を把握したい場合に有用な方法です。表とグラフについて理解して、使い分けができるようになりましょう。
表の特徴
表とは、下図のように項目と数値を記したものになります。表の一番上の行と一番左の列は分類を表し、数値がその分類に対応しています。一番上の行を見ると、テレビ、パソコンと合計の項目があると分かります。また、一番左の列には\(2019\)年度、\(2020\)年度、\(2021\)年度と合計の項目があるとわかります。
では、具体的に表を読む練習をしてみましょう。上の図はある期間(\(2019,2020,2021\))における商品(テレビ、パソコン)の売上を表した表です。例えば、\(2019\)年度の行とテレビの列を見ることによって\(2019\)年度のテレビの売上(\(5,000\))が分かります。また同じように、\(2021\)年度の行とパソコンの列を見ることで\(2021\)年度のパソコンの売上(\(3,300\))が分かります。
このようにして、一番上の行と一番左の列の項目を組み合わせて読むことで表の数値が何に対応するのかが分かります。また、「合計」という項目は各項目の値を合計させたものになります。例えば、\(2019\)年度の売上の合計は\(5,000+2,000=7,000\)です。
表はグラフと比べて見やすさには劣るものの、多くのデータを含めることができるのがメリットです。
棒グラフの特徴
グラフには様々な種類がありますが、数字を視覚的に整理して表現しているという点が共通しています。この記事では代表的なグラフとして棒グラフと円グラフを紹介します。
棒グラフとは、項目ごとの数量を棒の長さで示したグラフです。縦軸は数量を表し、横軸は項目を表します。棒グラフについて、先ほどの表のデータを用いて考えてみましょう。下の棒グラフはテレビの売上の推移(\(2019\)年度~\(2021\)年度)を描いたものです。
このグラフを見ると\(2019\)年度から\(2020\)年度にかけて売上が減少しているものの、\(2020\)年度から\(2021\)年度にかけて増加に転じていることが分かります。このように、棒グラフは傾向を示すことに向いています。
円グラフの特徴
次に、円グラフとは円を扇形に分け、項目ごとの構成比を示したグラフです。項目ごとの数量の比と扇形の中心角の比が一致します。円グラフについて、先ほどの表のデータを用いて考えてみましょう。下の円グラフはテレビの売上(\(2019\)年度~\(2021\)年度)を描いたものです。
このグラフを見ると、\(2021\)年度の売上が\(2020\)年度の売上のほぼ\(2\)倍であると分かります。このように、円グラフは項目ごとの数量の比率を把握するのに向いています。
まとめ
ここでは、表・棒グラフ・円グラフの\(3\)種類のデータの表現方法を確認しました。表やグラフはそれぞれトレードオフの関係にあります。視認性を上げると含めることができるデータは減り、含めるデータを増やすと視認性が下がります。データと目的に応じて適切に表とグラフを使い分けましょう。
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<文/須藤>