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暗算脳をつくる5つのコツ【永久保存版】[youtube公開]

公開日

2022年10月24日

更新日

2022年10月24日

大人向けの数学教室を10年以上運営してきた堀口智之が「暗算脳」の作り方を一部特別公開!

みなさんこんにちは、大人の数トレ教室の堀口です。

今回は暗算脳に一気に変わる5つのコツについてお話ししていきたいと思います。
暗算ができるようになるコツはほとんど公開されていないので、数字の苦手な方は今回必見です。

暗算脳を作るノウハウ

一般的には計算練習をたくさんするとか、そろばんをするとかの話しかないと思いますが、実はその考え方は間違っているんです。

私は大人向けの数学教室というのを12年ほど運営していく中で、たくさんの計算が苦手な方を見てきました。
その中で、どうしたら暗算ができるようになるのか、必死に向き合ってノウハウを確立させたわけです。

もちろんこのノウハウは基本どこにも公開されていませんし、このノウハウを知ることはみなさんにとって非常に貴重なものになると思います。
実際、この5つのコツで2000人以上の方が数字に強くなったという実績もあるので、是非ご覧ください。

暗算ができることのメリット

それでは、コツについてお話しする前に暗算ができるとどんなメリットがあるのかを少し見てみましょう。
例えば、日常の買い物などのちょっとした場面はもちろん、仕事での会議の会話などで数字がポンポンでてくる時に、それにきちんとついていけるかどうかで自分が責任ある立場でやっていけるかが決まります。

数字で物事を判断できる能力は責任を持って何か物事を決める能力に直結します
今回の暗算能力はそこに結びついているわけです。

暗算脳のコツ

まず、暗算をできるための大前提としてやってはいけないことというのがあります。

1つめは、暗算が得意な人のアドバイスはそれほど聞かない方がいいということです。
なぜなら、数学ができない、計算が苦手だというレベルには様々あるので、そのレベル感がわからないとこもあるからです。
そのレベルに応じてやることが変わってくるわけなので、それぞれのレベルに的確なアドバイスができる人にきちんとアドバイスをもらう必要があるわけです。

また、よくあるアドバイスの間違いとして「数学のテキストを一からやれば良い」というものがあります。
これは単純に、非常に時間がかかってしまうわりに得られるものが少ないんです。

他にも「電卓使えば良い」というのも言われることがありますが、これも間違いです。
確かに電卓を使った方が正確に計算することができますが、大切なのは電卓の計算ではなく、電卓の計算結果がなんとなく合っているかどうかを暗算で確かめたいわけです。

数字に強い人は、なんとなく暗算をすることで、売上などのデータを見た瞬間にそのデータが合っているかを判断できるわけで、そういった数字で物事を判断するためには、ある一定の超基礎的なレベルは自分のものとして身につけておく必要があるわけです。

また、「そろばんをすれば良い」というのも時間がかかりすぎてしまい、大人になってから身につけるのが難しいため、これもまた間違いです。

なので、今回お教えする5つのコツというのは、最短距離で暗算を身につけるための方法な訳です。

これから5つのコツについてお話ししますが、一番大切なことは「実践すること」です。
野球のルールだけを知ってもうまくならないように、このコツを知っても実践しないと暗算の能力は向上しません。

それでは、5つのコツをお教えします。

たったこの5つだけです。

暗算は筆算を強くしない

よくあるミスで計算練習問題などを使って筆算の練習をたくさんする方がいるのですが、これは暗算を強くはしません。
なぜなら、筆算というのは手元に紙があること前提なんです。
紙がないとできない計算のことを筆算というわけです。

学校では筆算をしつこくさせられたと思いますが、大人になって筆算はほぼ使いません。
理由は、筆算が必要な場面では電卓を使った方が正確に計算できるからです。

なので、筆算にはあまり価値はないわけです。
もちろん、筆算にも計算過程を明確にできたり、一定の計算の構造を見たりすることができるメリットがあり、最初のステップで暗算の補助としてメモなどに使うのはありだと思いますが、直接的に暗算に強くはなれるわけではありません

非常に簡単な計算から始める

具体的には以下のようなものです。

一つ目の3+7は簡単だと思います。
二つ目の389+17は少し難しいですよね。
暗算に強くなるためには、二つ目の問題は解かなくて良いです。

どうしてかというと、暗算に必要なのは「難しい問題をたくさん解く」ではなく「簡単な問題を素早くたくさん解く」だからです。

それではもう一題出しましょう。

この二つであれば上の35÷8の問題をたくさん練習してほしいのです。
むしろ、これだけで構いません。
暗算の基礎となる力を身につけるためにたくさん練習していただければと思います。

ちゃんと計算することを諦める

我々は計算問題に対して「ちゃんと計算しなきゃ」と思っている方が非常に多いです。
ちゃんと計算するのは電卓の仕事なので、暗算はちゃんとやらなくて良いんです。

暗算に必要なのは概算(ざっくり計算すること)です
この概算する能力だけであれば、必要なのは簡単な計算だけになります。
なので、暗算の能力を上げるためには、高度な計算ではなく、簡単な計算の問題をいかに素早く解くかなのです。

この概算は「桁と頭の数を間違えない程度にざっくり計算しよう」というぐらいの発想だけで十分です。
逆に、これを意識すれば大きな計算間違いをしないで済みます。

例えば、Excelに入力して計算させた時に、桁と頭の数が合っているかを確認すれば大きなミスは省けます。
ここでこの確認をせずに1桁間違った精算書を作ってしまったとなれば大惨事になります。

そういった大きなミスをなくすための暗算力を身につけてほしいわけです。

“ストレスなく計算”を目指す

暗算というのは、しようと思ってからするのでは遅いんです。
30秒かけてじっくり考えて暗算をするのでは、電卓を取り出して打った方が早いかもしれませんよね。

暗算に求められるのは「スピード」です
それも、電卓を出す暇もないような、または、生活や日常、仕事の中に入り込むような「ストレスのない計算」を目指して練習してください。

ストレスなく計算ができれば、パッと数字の羅列を見た瞬間に大体の平均や合計が算出できるわけです。
この能力が暗算を最大限活用する能力になります。

なので、日常的に計算できるようにストレスなく計算できるような状態を目指す、そして、そのために簡単な問題をたくさん解いて暗算に対するストレス(負荷)をなくせるようになることを意識していくわけです。

では、どういうふうに練習すれば良いのかを次に解説したいと思います。

毎日ちょっとずつ続けること

数字(暗算)につよくなるコツは、毎日ちょっとずつ続けることです。
「今日は3時間集中しよう」のようなものは一切必要ありません。
そうではなくて、日々の訓練というのが長期的に影響するわけです。

暗算が元々できる人は日に日にどんどん暗算していくので、暗算能力がどんどん上がっていきます。
しかし、暗算の習慣がない人やあまりやっとことがない人は、そもそも計算をする機会がないわけです。

習慣的に暗算をしていくと、「13+8は20を超えるんじゃないか」「25%をかけるのであれば4で割った方が計算しやすいよね」のような、数字を見た瞬間に直感的なものやちょっとした計算のコツを感じる瞬間があります。

そのための基礎力は1日の中で一気に身に付くというよりは、長期的に習慣の中で取り入れていくものなのです。
そういったものを意識して毎日ちょっとずつ続けてください。
それだけで確実に暗算能力が向上しますし、暗算脳になっていきます。

というわけで暗算脳を作る5つのコツをお話しさせていただきました。
この5つのコツを意識して、毎日ちょっとずつ簡単な
計算を暗算する訓練を続けていただければなと思います。

YouTubeでは、暗算脳になるにあたってどこを目指していただきたいか、何に活かしてほしいかを例を用いてわかりやすく解説しているのでぜひご覧ください。

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<文/堀口智之>

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