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CPIとは|消費者物価指数の意味・計算方法・読み方をやさしく解説

公開日

2022年10月20日

更新日

2026年4月27日

この記事のポイント

CPI(Consumer Price Index)=消費者物価指数。家計が購入する商品・サービスの価格変動を表す指標
インフレ率の代表指標として、前年同月比で示されることが多い
・基準年を100とした指数で、現在の物価がどれだけ動いたかが分かる
総合CPIコアCPI(生鮮食品を除く)の使い分けで景気判断に活用

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CPIとは

CPI(Consumer Price Index)は日本語で消費者物価指数と呼ばれ、家計の購入するモノ・サービスの価格の平均的な変動を測定します。簡単に、CPIを見ることによって物価の変動が確認できると考えて良いでしょう。CPIは多くの国で毎月公表されていますが、生鮮食品は季節変動が発生しやすいため生鮮食品の項目を除いて計算した「コア指数」が注目されることが多いです。
CPIは主に次の8つのセクターの物価を調査します:食料品・住まい・衣服・交通・教育・医療・娯楽・他のモノやサービス。これらのセクターの物価を調査した結果がCPIとなって公表されます。

CPIの使われ方

CPIはインフレを予想するために金融関係の人々に使われることが多いです。インフレとは、モノ・サービスの値段が上がり続ける状態のことであるので、CPIを用いることでインフレの傾向を掴むことができます。このようにCPIはビジネスの意思決定に使われるだけでなく、アメリカなどでは従業員の給与交渉の道具としても用いられます。
また、CPIを算出することで政府は物価が適正か判断し金融政策を調整することができます。

3つのCPIの違い

CPIには集計範囲によって3種類があり、ニュースで使い分けられています。

名称 除外項目 主な使い道
総合CPI 除外なし(全品目) 家計の実感に近い物価動向
コアCPI 生鮮食品を除く 季節要因を取り除いた基調インフレ
コアコアCPI 生鮮食品+エネルギーを除く 需要側の物価圧力を測る(日銀重視)

CPIの読み方の例

CPI 前年同月比 意味するところ
+2.0% 物価が前年より2%上昇(緩やかなインフレ)
+0.5% 物価上昇は鈍化(デフレ寄り)
-0.5% 物価が前年より下落(デフレ)

CPIの欠点

政府や金融機関の意思決定に大きな影響を及ぼすCPIですが、欠点も存在すると言われています。例えば、日本や欧米のCPIには上方バイアスがあります。例えば、消費が上昇する成長品目であれば量的効果によりいずれ価格が低下します。よって、基準年にその実態よりも価格が過大に評価されてしまうとCPIは本来よりも高い値になります。

また、CPIでは値引きされた商品は考慮されないため、ある品目のディスカウント店での購入が頻繁になったとしてもその効果が反映されません。そのため実際には安価で商品を買うことができる状態にあるものの、CPIによって物価が上昇したと過大評価されてしまいます。

まとめ

CPIは最も重要な経済指標の一つです。CPIはある年を基準として、消費者がモノ・サービスに支払った金額の平均的な変動を測定します。この指標は多くの国で毎月公表されていますが、日本では都道府県ごとにも公表されています。加えて、CPIはインフレを測る指標として経済の状態と方向性を提示します。これ以外にも、CPIは国民年金の支払額や生活保護費の調整の際の指標としても用いられます。

参考:CPIとは【経済用語をやさしく解説】

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<文/須藤>

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