【データセンス1】データセンスは、数字が苦手な人への救世主!
公開日
2018年3月10日
更新日
2018年3月10日
「データセンス」連載開始します!
和から代表の堀口です。
今回、「データセンス」をみなさんに知っていただけるように、データセンスの記事を連載することにしました!
ぜひ、数字の苦手な方や、統計学をこれから学ぼうとしている方に読んでいただきたいと思います。
長く続けられるように2週間程度に一度、定期的に更新していきたいと思いますので、楽しんでいただきながら読んでみてください。(全10回)
◆データセンスとは何か?
データセンス、その言葉の響きから、なんとなくその意味も伝わるのではないでしょうか。
データに対するセンスのことです。言い換えれば、データとは、数字や情報のこと。そして、センスとは、感覚、感性のことです。
つまり、数字に対しての感覚みたいなものでしょうか。と言うと、少しわかりづらいかもしれませんね。
例えば、秋。紅葉を見たとき。
パッと鮮やかな黄色や赤に染まった葉と秋空とのコントラストが美しく感じますよね。ほとんどの方がそこに「美」を感じるのではないでしょうか。それも一つの“感性”、“センス”だと思います。
それが数字に変わったとき、「100万円」という数字を聞いてどんな風に感じるでしょうか。
10円単位の節約をしている人であれば、とんでもない大金にうつるでしょう。しかし、普段から億単位のビジネスをしている人であれば小さく感じるかもしれません。高校生ならなかなか目にすることのない大金だと思いますし、車買えるかも、なんて思う人もいるかもしれません。
ある数字(データ)を聞いたときの印象は人によってバラバラです。つまり、その数字に対して、「良い」とか「悪い」とか、「これは頑張らないと!」とか「すごい成果だなぁ」と感じたり。
実は、その数字にどう反応するかは、自分の経験してきた過去の出来事に依存しています。
ピカソの絵を見ると、人によっては芸術だったり、落書きだったり。見る人によって感じ方が違うように、数字に対して何かが生まれるもの。それがセンスです。
もしかしたらそれを第7感。そう呼んでもいいかもしれませんね。(第6感は霊感のこと?だとすると。)
◆大人になると、データからは逃れられない
「私、データは扱ってません。」という方もいるかもしれません。
しかし、大事な「お金」。それってデータです。
〇〇円、円という単位がついた数字こそ、データのこと。だから、お金を使う人はデータを扱っていることと同じです。
大人になったからには、「お金」からは原則逃れられません。何にお金を使って、何にお金を使わないのか。
我々は足し算、引き算は学んでいますが、大事な、具体的なお金の活用方法については実は大人になるまでほとんど学んでいません。親や友人のお金の使い方を見ながら少しずつ学んで行く方も多いと思います。
「お金がいつの間にないんですよね・・・」みたいな人がいれば、「家計簿を付ける」ことをオススメします。
まずは、何にお金を使っているかを把握すること、つまり「見える化」をすることによって判断しやすくなります。意外と食費などにお金を使っていることがわかったのであれば、自炊したり、買う食材にも気を付けたりなどすると思います。
これもデータセンスを日常から高めていく上で大切なことです。
企業でも全く同じロジックです。
売上が下がっていることがわかったら、何が原因で売上が下がっているのか、ということを分析していきます。例えば、売上を「顧客数×単価×購入頻度」みたいな方程式を立てれば、どの要素で売上が下がっているのかを定量的に考えていくことができるのです。
実は、家計簿の基本的な考え方も、ビジネス上での考え方も基本は一緒です。もちろん、個人個人によってどのくらいデータセンスが必要とされる環境か、は違うと思いますので、必要に応じて学ぶ度合いを変えていただけたらと思います。
(文/堀口智之 和から代表)
◆次回は
データセンスを鍛えるため重要な要素の一つに、「比べること」というものがあります。
【データセンス2】比べることを極めよう
また2週間後公開しますのでお楽しみに! データセンス 連載一覧
日常生活や仕事で数字にお困りの方は、ぜひ一度遊びに来てください。