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【データセンス2】比べることを極めよう

公開日

2018年3月24日

更新日

2018年3月24日

「データセンス」連載2回目です

和から代表の堀口です。
今回、「データセンス」をみなさんに知っていただけるように、データセンスの記事を連載することにしました!
ぜひ、数字の苦手な方や、統計学をこれから学ぼうとしている方に読んでいただきたいと思います。

長く続けられるように2週間に一度、更新していきたいと思いますので、楽しんでいただきながら読んでみてください。

前回はこちら 【データセンス1】データセンスは、数字が苦手な人への救世主!
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◆数字は比べて初めて意味を持つ

例えば100万円。その数字を聞いたときに、どんなことを感じるのが正解なのでしょうか。少し考えてみましょう。

「よくわからない」という声が聞こえてきそうです。そう、実は、正解はありません。何が正解なのかは、自分や、会社や身の回りの人、環境、社会が決めています。
100万円が何を意味するのかがまずよくわからないと思います。何がよくて、何がダメなのか、と。

 まず、「100万円」を分解すると、「100万」と「円」からできているように、まず忘れてはならないのは、世の中の数字には、「単位」があります。
例えば、リンゴが1個、2個という個数だけでなく、100万円、100グラム、100平米など。同じ「100」でも、それぞれで全く意味が異なります。100グラムと100キログラムは、同じ100でも1,000倍違いますよね。

そして、重要なこと。数字は、比べて初めて意味を持ちます。
例えば、「100グラムについて何か感じることを述べよ」と言われても、何を答えたらいいのかピンとこないと思います。それがどういう意味を持つのかは、何かと比べる必要があります。

とある経営者が「売上2億円」で、「すごい人」としてテレビに出ることがありますが、この2億円という売上、実は、トヨタの10万分の1以下にもなりません。売上2億円が10万社以上ないと、そもそもトヨタに肩を並べることはできません。そう考えると、小さいようにも思えてきます。
また、売上が2億円という情報は、利益額、つまりいくら儲かったのか、は全く表現されていません。
1億円の利益の会社と10万円の利益の会社であれば、同じ2億円の売上なら1億円の利益の方がいいですよね。「売上2億円の事業がすごいのか?」と言えば、何と比べるのか、によるのです。「2億円」が日常からすると大きそうに見えるから「すごい」という評価になっていることは少なくありません。

◆一つ一つの数字に“意味付け”をしていく

例えば、売上月に100万円が低いのか、高いのかは、何と比べるのかによる、という話をしましたが、例えば、ビジネスの現場において、100万円が高いのか、低いのかは即答する必要があります。
自分の営業の成績が月平均200万円だとして、今月100万円だとしたら、非常にまずいですよね。いつもの売上の半分だけしかいっていません。(※上司から怒られそうです。)400万円を売り上げたのなら、いつもの2倍ですからこれは評価されそうですね。

ここでは、いつもの平均的な売上に対して比較をしました。
このように、100万円が高い、低いかは「いつもどのくらいの売上を上げているのか」によります。他にも比べる指標としては、「他の営業マンはいつもどのくらいの売上を上げているのか」ということです。

そうなると、何かと比べることで100万円に意味が帯びてきます。比べなければ100万円は、日常感覚で「大金だ!」と騒いでも仕方ありませんね。何を比べて意味付けしたいのか、によって変わってきます。

例えばそれは500億円という金額に対しても同じことです。日本のGDP(約500兆円)に比べれば0.01%にしかすぎません。主観で大きいのか小さいのか判断するのではなく、「比べる」ということを通してその大きさを実感していきましょう。

小さい金額でも同じこと。「30円」を小さい額と感じる人もいれば、大金と感じる人もいるでしょう。給料30万円に比べると、実は上記と同じ、0.01%です。比べること、からデータセンスを磨いていきましょう。

※正確には、本当にまずいかどうかは標準偏差によりますが、ここでは省略します。

(文/堀口智之 和から代表)

◆次回は

我々は、データセンスについて子供のときにきちんと学んできたのでしょうか。
「数学」という教科で数字について学んではきましたが、大人になってから使えている人は多くないように思えます。そんなデータセンスの学びについて、次回は考察していきます。
【データセンス3】大人に必要な数学は子供のときの「数学」ではない
また2週間後公開しますのでお楽しみに!
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