数学を使ったExcelアートの世界へようこそ!
公開日
2020年11月7日
更新日
2020年11月7日
こんにちは。和からの数学講師の岡本です。今日は以前マスログでお話したExcelを使ったアートの作成に関する記事
の続編(これまでマスログでもお話したものの総集編)です!今回もすごい作品をご紹介いたします!
この記事の主な内容
1.ストリング・アートの極み
糸掛け曼荼羅は円周上に釘を打ちますが、Excelだと円じゃなくてもいいんです!これは「トロコイド」といわれる曲線の上で糸掛けを行ったものをExcelで作成しました。美しいですね!
さらに上のような曲線をベースに点の数を増やすなどの応用からえげつない幾何学模様を作成することも可能です!
もし、釘を螺旋状に配置したらどうなるか?考えても想像できません。しかし!Excelを使えば一瞬で描写ができます!上の図はうまく調整してあげることによって五芒星を描くことに成功しました!うん!美しい!
2.ランダムアートの極み
これは「池田写像」といわれる特殊な写像をベースに描写しました。コーヒーに入れたミルクのような模様ですね!
続いて、あまり知られていませんが、高校数学や大学入試問題で頻出の「関数タイプの漸化式」をビジュアル化です。このような図を「蜘蛛の巣ダイアグラム」といいます。乱数で初期値を変えると一気に模様が変わるので見ていて飽きないです。
3.エッシャー風のデザインの作成
なんと、Excelでエッシャー風のタイル張りデザインができるんです!これは数学的な構造がわかれば非常に簡単にでき。この図の場合、乱数で形を変えながら平面をタイル張りするという、面白い関数を混んでいるのでこれもまた飽きません!ちなみにこのデザインは商品化しており、以下のサイトで購入できます!
https://suzuri.jp/walker0226/5278331/t-shirt/s/white
4.素数関係の模様
マスログで以前ご紹介した「ウラムの螺旋」!これはExcel 365のみの対応の関数を使って素数判定を行っております。
同様に素数判定の関数を使うことによって「ガウス素数」という2次元版の素数の分布を描写することもできます。
5.さいごに
いかがでしたでしょうか?Excelは使い方次第でここまで様々なアート、デザインを行うことができるのです!このようなExcelアートの世界の興味がある方は是非一度無料のセミナーへお越しください!
また、集団セミナー以外にも個別授業という形で学びたいことを学びたいだけ学ぶことができます。数学アートやExcelアート、高校数学から大学数学まで幅広く対応しております。ご興味がある方、あるいは岡本の個人授業(数学アートの世界や大学数学の美しさなど)を受けてみたいという方はぜひ無料個別カウンセリングをご利用ください。
●和からのセミナー一覧はこちら
●お問い合わせフォームはこちら
<文/岡本健太郎>