おつりはいくら? -その時、暗算力は試される-
公開日
2020年12月5日
更新日
2020年12月5日
こんにちは、和からの池下です。
みなさんは普段、暗算って使ってますか?
今やちょっとした計算でも気軽にスマホで算出できるようになり、暗算するような機会は減ったかもしれませんね。
私も随分とスマホに頼る生活ですが、今でも日常的に暗算している場面があります。
それが本日のお話し、おつりの計算です。
コンビニでもスーパーでも、自動でおつりが出てくるレジも増えましたし、自分の頭で考える必要も特にないのですが、ついつい自分への小さな挑戦として暗算してしまうのです。
例えば、あなたがコンビニでお買い物をした際、お会計が「496円」だったとします。
お財布には小銭がなく、「1,000円」を出しました。
店員さんからおつりを受け取るまでのその数秒、みなさんならどのようにおつりを暗算しますか?
この記事の主な内容
引き算で暗算する
恐らく学校で習ったとおりの計算方法で、引き算を使う方も多いと思います。
1000 – 496 = 504
大変納得のいく計算方法ですが、暗算となるとどうでしょう。
引き算を頭の中だけで実行しようとすると、やや複雑に感じますよね。
このような時、実は足し算で暗算した方が楽な場合があります。
足し算で暗算する
以前「和差積商」についての記事でも書きましたが、引き算の答えのことを「差」と呼びます。
その言葉どおり、
引き算 A-B であれば、「AとBにどれくらいの差(ひらき)があるのか?」を問われていることになります。
今回の例で言えば、おつりの504円は「購入金額」と「レジに出した金額」の“金額の差”であると言い換えることができます。
ではこの“差”を足し算を使って求めてみましょう。
足し算で考える場合、「購入金額」からいくら積み重ねたら「レジに出した金額」に到達するか、ということを考えます。
ただし、一気に到達させようとすると、やはり頭の中は散らかってしまいますよね。
こういう時は、「キリがよい数字になるように、段階を分けて」考えてみましょう。
1.まずはキリよい金額になるよう、4円を足してみる
2.更に500円を足したら1,000円に到達!
練習問題
お釣りの計算をしてみましょう。
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(1) 1,000円 - 441円=
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(2) 1,000円 - 256円=
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(3) 10,000円 - 8,128円=
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(4) 10,000円 - 1,729円=
答え(クリックしたら表示されます)
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(1) 559円
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(2) 744円
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(3) 1,872円
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(4) 8,271円
おわりに
算数や数学が得意な人でも、暗算ともなれば、出来る限り楽な方法を取りたいのです。
今回のように、あえて計算を2段階にすることで、楽に計算できる=暗算(頭の中だけで処理)できるようになります。
みなさんも是非、お買い物のついでに暗算力を鍛えてみてはいかがでしょうか?
自分自身との戦いですから、間違えたって怖くありません。
余談ですが、今回ご紹介した引き算での計算方法は「日本式」、足し算は「西洋(ドイツ)式」と呼ばれているそうです。
おつりの数え方(考え方)ひとつとっても国によってちがうのはなんだか面白いですね。
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<文/池下>