統計検定2級対策
公開日
2021年5月27日
更新日
2026年7月26日
大学基礎課程レベル|統計検定2級対策を「言葉の意味」からつかみ直す
統計検定2級でつまずく方の多くは、計算ができないのではありません。「95%信頼区間」や「有意水準」といった言葉が、本当は何を指しているのかが曖昧なまま先へ進んでしまっているのです。
この講座では、推定・検定・回帰という2級の柱を、公式ではなく意味の側から組み立て直します。言葉が腑に落ちると、選択肢の並んだ問題は驚くほど速く解けるようになります。
受講内容
統計検定2級で点差がつくのは、計算の速さではありません。統計の言葉が本当は何を指しているのかを、自分で言い直せるかどうかです。ここが定まると、選択肢を絞る速さが一気に変わります。
いちばん多いつまずきが「95%信頼区間」の読み方です。「真の値が95%の確率でこの区間の中にある」と覚えている方は少なくありません。けれど、真の値は動きません。動くのは、調査するたびに引き直される区間のほうです。正しくは「同じ調査を100回くり返したら、そのうち95回はこの区間が真の値を含んでいる」。20回ぶんの調査を上から順に並べてみると、この意味は一目で分かります。ほとんどの区間は真の値の線をまたいでいて、たまに1本だけ外れている。その1本が起こる割合を5%に抑えている、というだけの話なのです。

授業は、2級の出題の柱に沿って三つに分けて進めます。
- 推定と仮説検定
信頼区間、帰無仮説、有意水準、p値。それぞれを一文で言い直せるところまで持っていき、そのうえで計算に入ります。 - 相関と回帰分析
相関係数の落とし穴、回帰直線の意味、決定係数の読み方。散布図から何を言ってよくて、何を言ってはいけないのかを扱います。 - 確率分布と標本分布
正規分布、二項分布、t分布。なぜ標本平均のばらつきが標本の大きさで変わるのかを、図で納得してから式に進みます。
よくある質問
Q.試験はどのような形式ですか。
A.CBT方式で90分、35問程度の4肢または5肢選択です。100点満点で70点以上が合格の基準となり、会場と日程を選んで受験できます。
Q.数学からずいぶん離れていますが、大丈夫でしょうか。
A.大丈夫です。2級で必要な計算は四則演算と平方根、それに表の読み取りが中心です。難しく感じる部分は数式ではなく言葉のほうなので、そこから丁寧に進めます。
Q.3級を受けずに2級から始めてもよいですか。
A.可能です。ただしデータの種類やグラフの読み取りといった3級範囲は2級でも前提になりますので、最初に到達度を確認したうえで進め方を決めます。
Q.電卓や統計ソフトの使い方も教えてもらえますか。
A.はい。試験で使える電卓の操作に加えて、業務でお使いのExcelやRでの確認のしかたも、ご希望に応じて扱います。
ここで固めた推定と検定の意味は、統計検定準1級の多変量解析へ進むときにも、実務でデータをもとに人を説得するときにも、そのまま土台になります。
なお、受講に前提知識は必要ありません。平均と割合の意味を確かめるところから、やさしく学び直せます。
この試験の対策コース全体(料金・受講の流れ・講師のご紹介)は、統計検定対策 個別指導(3級・2級)のページでご案内しています。
※内容はお客様のご要望等によって変更することがあります。
受講対象
・統計検定3級に合格し、次に2級を目指している方
・大学の統計の授業を受けているが、意味がつかめていない方
・業務でデータを扱いはじめ、基礎から固め直したい方
・信頼区間やp値の意味を、人に説明できるようになりたい方
・問題は解けるものの、なぜそうなるのかが曖昧なままの方
必要な数学知識
モデルプラン
1) 記述統計Ⅰ〜 3級レベルの復習
2) 記述統計Ⅱ〜 時系列データ、標本抽出など
3) 確率Ⅰ〜 基本事象の確率、ベイズの定理
4) 確率Ⅱ〜 確率変数・分布の基本計算
5) 確率Ⅲ〜 離散型確率分布
6) 確率Ⅳ〜 連続型確率分布
7) 推測統計Ⅰ〜中心極限定理、標本分布
8) 推測統計Ⅱ〜点推定、区間推定
9) 推測統計Ⅲ〜仮説検定
10) 推測統計Ⅳ〜t, F, カイ2乗検定
11) 推測統計Ⅴ〜分散分析
12)推測統計Ⅵ〜回帰分析
参考テキスト
担当講師
※日程により一部講師が変わる事があります。



