一般相対論的宇宙論セミナー(Ⅰ)
公開日
2021年8月8日
更新日
2026年7月25日
大人の教養数学|宇宙論 ― 「膨張する宇宙」を数式で読む
「宇宙には始まりがあり、いまも膨張し続けている」――一般相対論にもとづく宇宙論を、知的好奇心から学ぶ講座です。
遠い銀河ほど速く遠ざかる(ハッブルの法則)という観測から、ビッグバンや宇宙の未来へと、壮大な物語をたどります。
受講内容
宇宙論は、宇宙全体の始まり・進化・未来を、一般相対論と観測から描く分野です。カギになるのが「どの銀河から見ても、遠いものほど速く遠ざかる」という事実(ハッブルの法則)。これは空間そのものが広がっていることを意味し、時間をさかのぼれば、超高温・高密度のビッグバンに行きつきます。よくあるつまずきが「膨張=銀河が飛び散る」という誤解。実際は"空間そのものが伸びている"のがポイントです。

膨らむ風船の表面に描いた点どうしが、どこから見ても離れていく ― そんなイメージで宇宙の広がりがつかめます。学ぶと、次のようなものに出会えます。
- 宇宙の物語
ビッグバン・宇宙背景放射・宇宙の年齢 - 最新の観測
ダークマター・ダークエネルギー - 教養・美しさ
数式のイメージで、宇宙全体を眺める
宇宙論は、一般相対論と天文観測が出会う、科学の最前線です。
なお、一般相対論のイメージに触れているとスムーズですが、必須ではありません。並行して学べます。
よくある質問
Q.宇宙は何に向かって膨張しているのですか?
A.“外側”へ広がるのではなく、空間そのものが伸びています。膨らむ風船の表面のイメージが近いです。
Q.ビッグバンは爆発ですか?
A.一点からの爆発というより、空間全体が超高温・高密度の状態から広がり始めた、と考えます。
Q.数式は必要ですか?
A.イメージ中心に進めます。必要な部分だけ、意味を大切にしながら式にも触れます。
Q.物理が苦手でも大丈夫ですか?
A.はい。風船や膨らむパンなど、身近なたとえから宇宙の広がりを味わえます。
物理の学び進め方や料金・受講の流れは、物理の学び直し 個別指導のページでご案内しています。
※内容はお客様のご要望等によって変更することがあります。
受講対象
・宇宙の始まりや膨張のしくみを知りたい方
・ハッブルの法則やビッグバンを理解したい方
・ダークマター・ダークエネルギーに関心がある方
・一般相対論の"応用"として宇宙を眺めたい方
・知的好奇心から宇宙を楽しみたい社会人の方
必要な数学知識
モデルプラン
本講座は、使用テキストの4つの章を大きく3つに分け、(Ⅰ)では前半の1宇宙モデルと2物質の進化の最初の部分まで進むことを目標にします。(Ⅱ)は、(Ⅰ)の続編としての講座を予定しており、(Ⅰ)が終わった後の続きから後半の3構造の進化の途中まで進むことを予定しております。更に(Ⅲ)では、(Ⅱ)の続きから最後まで進むことを目標にしております。
(Ⅰ)内容
第 1 回 宇宙の膨張、宇宙の一様性、ニュートン力学的モデル、
第 2 回 一般相対論的モデル(一様等方な空間)
第 3 回 一般相対論的モデル(ロバートソン・ウォーカー時空)
第 4 回 宇宙パラメーター、エネルギー密度のふるまい、フリードマンモデル
第 5 回 ドジッターモデルと反ドジッターモデル、ルメートルモデル
第 6 回 膨張宇宙の幾何学
第 7 回 ハッブル定数、宇宙モデルの古典的テスト
第 8 回 宇宙年齢、物質の構成と素粒子
第 9 回 バリオン的物質、輻射
第 10 回 ダークマター
参考テキスト
担当講師
※日程により一部講師が変わる事があります。



