Excel業務が変わる!Copilot×Python自動化術-第2回:毎月やってるその集計、5分で終わらせよう
公開日
2026年2月20日
更新日
2026年2月27日
集計や分析などデータを使った業務に関わっていると、次のようなことを考えることが少なからずあります。
「合計と表とグラフをつくるだけなのに、なんでこんなに時間かかるんだろう」
日報、月報、社内報告、プレゼン資料……
一見するとシンプルな表作成ですが、実際は意外と手間がかかりがちです。
たとえば:
− 複数のCSVを開いて
− 不要な行を削除して
− データ形式を整えて
− 関数を書いて集計して
− グラフにして装飾して
− コメントをつけて完成……
1つひとつは簡単でも、やることが多すぎて思った以上に時間がかかるのが現実。
この記事の主な内容
CopilotとPythonで、毎月の「定例業務」を一気に時短
この繰り返し作業、実はCopilotとPython in Excelを組み合わせると5分で終わるようになります。
Copilotにやってもらえることの例:
・「この表を月ごとに集計して」
・「商品カテゴリ別に並べ替えてグラフを作って」
・「前年比を出してコメントをつけて」
自然言語で指示すれば、必要な関数やグラフをAIが自動で組み立ててくれるだけでなく、「そのグラフから何が読み取れるか」「結果に基づいて何をするべきか」までを明らかにすることができます。

図1:Copilotによる関数生成とグラフ作成
Python in Excelなら「複数ファイルをつなげて一括処理」も可能
たとえば3つのCSVに月ごとの売上データが入っている場合、
Pythonでは:
− ファイルを読み込んで
− データを1つの表に結合し
− 必要な列(日付や商品名)を抽出
− 商品別・月別に合計し
− 欠損値を処理し
− 最終的に整形された表をExcelシートに戻す
といった“人が毎回やっていた面倒な作業”を、
ワンクリックで再現できるようにスクリプト化できます。

図2:自動化による作業時間の短縮
定例レポート、どこまで自動化できる?
以下はCopilot+Python in Excelで自動化できる処理の例です:
・売上明細のファイルをフォルダから読み込み結合
・日付や商品カテゴリで分類・集計
・前年比・前月比の差分を追加
・棒グラフ+コメント+アラート付き報告書の雛形を生成
これらは元のExcelに直接出力されるため、ユーザーは「整った状態」だけ確認すればよく、
「いじって壊す」ことも防げます。
しかも1度スクリプトを作ってしまえば、来月以降は新しいCSVを放り込むだけで自動処理が可能です。
ミスが多い処理ほどAIとの相性がいい
Excelあるあるな人的ミス:
・SUMIFSの範囲がずれて計算が狂う
・「1月」「01」「Jan」など表記ブレがある
・行の挿入削除で数式参照がおかしくなる
こうした問題も、AIがルールベースで処理してくれることで発生しません。
「間違えない人がやる」より、「間違えようのない処理を作る」が今の業務効率化です。
まとめ:Copilot × Pythonで、作業は「再現性」重視に
毎月のExcelレポート、
「人が頑張る」から「AIがやる→人がチェック」に変えるだけで、
・所要時間は10分の1に
・表もグラフも整った状態で出力
・間違いを防ぎ、再利用も簡単
最初は一部の作業からでもOK。
よく使う報告書やレポートこそ、真っ先にAIで置き換えてみましょう。
次回は、「数字を見る」から「意味を読み解く」ための分析パターンへと進みます!
<文/岡崎 凌>





