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伸びる人はもう始めている-“与えられる学び”から“選ぶ学び”へ。

公開日

2025年8月10日

更新日

2025年10月6日

近年、社会人の学びが重要視され『リスキリング』も人気ワードの一つとなっています。
ところが、BtoBの教育市場は伸びているものの、BtoCの市場は伸びておらず、日本では社会人の個人学習が低下しているとも言われています。

1.「会社がなんとかしてくれる時代」は終わった?

「研修は受けたけど、結局現場では使ってない…」
「また集合研修か…メモとって満足して終わり」

そんな経験、ありませんか?

もちろん、企業が提供する研修はありがたいものです。
体系的に学べたり、上司や同僚と共通認識を持てたり、一定の効果はあります。

でも、それだけで“スキルが身につく”かといえば、話は別。

実は…本当にスキルが身についている人は、「別の学び方」をしています。

それは、“自分で選んで、自分で学ぶ”というスタイル。

社会人になってからの「学び直し(リスキリング)」が注目されている今、
研修だけに頼っていては時代に取り残されるかもしれません。

学びが「会社に与えられるもの」だった時代は、もう終わり。
これからは、「自分のキャリアを、自分で設計するために学ぶ」時代です。

このブログでは、そんな“学び直し”を成功させるヒントとして、

  • なぜ企業研修だけでは不十分なのか?
  • なぜ自分で学ぶとスキルが身につくのか?
  • そして、どんな学び方が続きやすく効果的なのか?

を、やさしく・わかりやすく・少しおもしろく解説していきます。

もしあなたが、
「なんとなく将来が不安…」
「そろそろ何か学ばないとまずいかも」
「データ分析とかAIって気になるけど、自分にできるかな…」

と思っているなら、
それはもう、学び始めるサインかもしれません。

2.研修は“きっかけ”。でも、“武器”にはならない。

会社で研修を受けたとき、こんなふうに感じたことはありませんか?

「話はわかるけど、実務ではどう使うの?」
「やってみたいけど、結局職場では同じ作業の繰り返し…」

実は、これはあなただけではなく、多くのビジネスパーソンが抱えている“あるある”です。

■企業研修の“満足度”と“実践率”のギャップ

研修そのものの内容に不満はなくても、「実際の業務で活かせている」と感じている人は意外に少ないのが現実。

  • 「研修は役に立った」と感じた人 → 約70%
  • 「業務に応用できている」と感じた人 → 約40%

つまり、多くの人が“わかったつもり”のまま止まってしまっているということです。

■「教わっただけ」でスキルにはならない

習った知識を、自分の仕事に当てはめて、何度も使って、ようやく身についていく。
これは語学でも運動でも、仕事でも同じこと。

「聞いただけ」「メモしただけ」では、行動も変わらず、スキルにもならないのです。

■70:20:10の法則──学びの主役は“自分”

人材開発の世界でよく引用される「70:20:10の法則」があります。

  • 70%:実務の経験
  • 20%:周囲からのフィードバック
  • 10%:研修・セミナーなどの公式学習

つまり、スキルの7割は現場の試行錯誤から、残りの2割は人との関わりから生まれているという考え方。

企業研修はこの「10%」の部分。
きっかけとしては大切ですが、それだけでは武器にはなりません。

🗨️ポイント:「会社の研修=きっかけ、自分の学び=飛躍」

研修で得たヒントを、日々の仕事にどう応用するか?
そこに“自分の学び”を掛け算できるかが、スキルとして定着するかどうかの分かれ道です。

だからこそ、「自分で学び続けられる人」が、いつの時代も強いのです。

3.なぜ“自分で学ぶ人”が伸びていくのか?

「会社の研修が始まるのを待っていたら、いつの間にか周りに差をつけられていた…」

そんな声を、実際に聞いたことがあります。

いま、ビジネスの現場で求められているのは、「指示を待たず、自ら学びにいける人材」です。

■ニーズが高く、変化も早い分野=データ分析・AI

データ分析やAI活用といった分野は、今まさに需要が急拡大している一方、変化も激しい世界です。

昨日まで主流だった手法が、半年後には古くなることも。

そうしたスピード感のある領域では、「教わるのを待っていたら間に合わない」というのが現実です。

■「会社で学ぶ内容」と「市場で求められるスキル」のズレ

企業研修の内容は、どうしても「平均的」「安全な」ものになりがち。

でも、市場が求めているのはもっと実践的で、新しいスキルです。

例えば…
ChatGPTの活用法、ノーコード分析ツール、クラウドベースのBIツールなど。
これらはまだ一部の企業研修には反映されていないケースも多いのです。

だからこそ、「興味を持った今、自分で学ぶ」ことが大きなアドバンテージになります。

■自己学習者の方が、年収・昇進・転職に強いというデータ

実際、世界的な調査では、自己学習を習慣化している人の方がキャリアアップしやすいという傾向が出ています。

  • データサイエンス領域では、半数以上が独学・オンライン講座経由でスキルを習得
  • オンライン学習経験者の8割以上が「キャリアに良い影響があった」と回答
  • 自己学習者の方が、昇進や転職活動での成功率が高い

つまり、「学ぶ習慣がある人」は、それだけで市場価値が高くなるということです。

🗨️ポイント:会社の研修を“待つ人”より、“先に学ぶ人”がキャリアを切り開く

「言われたからやる」のではなく、「自分が必要だと思ったからやる」

その姿勢こそが、“一歩先に進める人”の共通点です。

学びは、いつからでも始められる。
でも、早く始めた人ほど、選べる未来が増える──それもまた事実です。

4.独学=孤独?…いえ、今は“仲間”も“先生”もいます

「独学って、なんだか孤独そう…」
そんなイメージを持っていませんか?

かつてはそうだったかもしれません。でも、今は“学びの孤独”はかなり解消されています。

■ChatGPT=24時間いつでも聞ける“先生”

わからない言葉、難しい計算、コードの意味…
すぐに聞けて、すぐに返ってくる。

ChatGPTのような生成AIは、まるで「無限に質問できる個別指導講師」のような存在です。

気になることをその場で聞いて、試して、確認できる。
今や、スマホの中に“先生が100人いる”時代です。

📹 ChatGPTを初めて学ぶ方向けに、無料で見られる入門動画も公開中です!
【無料】ChatGPT入門セミナー動画はこちら

■動画講座・SNS・学習コミュニティの力

最近では、UdemyやYouTube、note、Slack、Discordなど、
学び合えるコミュニティや良質な教材が、無料・安価で手に入ります。

「ひとりで学ぶ」から「ゆるくつながって学ぶ」時代へ。
SNS上で学習記録を投稿したり、同じ目標をもつ仲間と励まし合ったり、
一人でも、ひとりじゃない。 そんな学習スタイルが普通になってきました。

■仕事と両立できる“隙間時間リスキリング”

1日30分、通勤中に動画1本、昼休みにChatGPTと1問解いてみる——
そんな「小さな積み重ね」で、確実にスキルは伸びていきます。

継続には柔軟さとアクセスのしやすさが大事。
今は、自分のペースで学べる環境がそろっているからこそ、
“やってみたい”気持ちがあれば、いつでも始められます。

■でも…動画やAIが合わない人も、います

とはいえ、すべての人にAIや動画学習がフィットするわけではありません。

例えば…

  • 動画学習だと集中力が続かない
  • 質問がすぐできないと不安になる
  • 「やれ」と言われないと手をつけないタイプ

そんな方には、リアルやオンラインの個別授業や講師による集団講座が効果的です。

双方向だからこそできる「感情の共有」「表情からのフィードバック」
そして、その場で質問→その場で解決というライブ感は、独学にはない魅力。

また、講師の経験談や事例から得られる「現場の空気感」や「つまずきポイントの解説」は、
まさに“人が教える”価値そのもの。

自己学習に加えて、定期的に双方向で学ぶ機会を持つことで、理解度や定着度が格段にアップします。

「スマホの中に、先生が100人いる時代です」

でも、時にはその100人の先生を超える「たった1人のリアルな講師」が、あなたの背中を押してくれることもあります。

だからこそ、独学 × 人から学ぶのバランスが、今の時代にベストであり自分の性格を考える必要があります。

5.じゃあ、何を学べばいいの?→「データ分析」から始めよう

「何かスキルを身につけたいけど、何から始めればいいのかわからない…」
そんなときこそ、おすすめなのが“データ分析”です。

■文系・事務職でも始めやすい

「数字が苦手」「数学にアレルギーがある」という方も大丈夫。

実際、データ分析を仕事に活かしている人の多くが、もともと非エンジニア・非理系です。

特に事務職や営業職など、日々Excelを使っている方は相性バツグン

最初は「集計する」「グラフにする」だけでも十分なスタートです。

■ExcelからPythonまでステップアップできる

データ分析の魅力は、どこからでも始められて、どこまでも進めるところ。

最初はExcelで「平均」「合計」を求めたり、グラフで可視化したり。
そこから、PowerQueryやChatGPTの活用へ。
さらに興味が出れば、Pythonや統計、AIの世界へと自然に広がっていきます。

自分のペースで「ちょっとずつ」レベルアップできるのが、長く続けやすいポイントです。

■和から株式会社の講座で“仕事に効く分析”を学ぼう

和からでは、非エンジニア・文系社会人向けのデータ分析講座を多数展開中です。

どちらも実務に活かせる設計なので、「学んで終わり」ではなく、
「翌日から仕事で使える」スキルが身につきます。

🗨️「自分の仕事を、データで“見える化”できるようになるだけで武器になる」

プレゼン資料の説得力が上がる。
上司への報告が“なんとなく”から“数字で語れる”に変わる。
ちょっとしたことかもしれませんが、その「ちょっと」が、あなたの評価を大きく変えるかもしれません。

6.学びは“義務”じゃない、“自由”だ。

会社に言われて受ける研修。
上司に指示されて受ける講座。

それも、ひとつの“学び”です。

でも、本当にあなたを変えてくれるのは、「自分で選んだ学び」ではないでしょうか?

「こうなりたい自分がいるから」「これができるようになりたいから」
そう思って手にした知識やスキルは、
誰に言われなくても身につけたくなるし、何より“楽しい”。

■研修は義務、学びは自由

義務としての学びは、受け身で終わることもあります。
でも、自由な学びは、自分で自分を成長させるエンジンになります。

誰かにやらされる学びじゃない。
「こうなりたい」自分をつくるために学ぶ

それはきっと、あなたの選択肢を、未来を、豊かにしてくれるはずです。

🗨️「自分で選ぶ学び」が、未来の選択肢を広げてくれる

学びは“義務”じゃない、“自由”です。
そしてその自由は、あなたの人生をより柔軟に、より強くしてくれます。

あなたのペースで、あなたのやり方で。
今日から少しずつ、自分の未来をアップデートしていきましょう。

🔚 最後に──それでも「企業研修で成果を出したい」担当者の方へ

ここまで「自分で学ぶことの大切さ」をお伝えしてきましたが、
「それでも企業として、効果的な研修を探している」という方もいるかと思います。

そんな方におすすめなのが、和から株式会社の企業向けデータ分析研修です。

大手企業・官公庁・大学・専門学校など多数導入の実績があり、
Excel・統計・機械学習まで、実務で活かせる“現場型カリキュラム”が魅力。

「数字が苦手な社員にもわかりやすい」「受講後すぐに使える」
そんな声を多数いただいています。

📩 研修のお問合せはこちら:
https://wakara.co.jp/contact/organization-inq

「現場で成果につながる研修を導入したい」
そう思ったときには、ぜひお気軽にご相談ください。無料でカリキュラム相談を受けたまわっております。

<文/綱島佑介>

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