購買につながる要因をデータから特定する

マーケティングにおいて、「この商品はどういう人に需要があるのか？」「どんなコンテンツを提供すれば興味を持ってもらえるか？」を考えながら実践することが非常に重要です。また、こうしたことはデータからも明らかにすることができます。
例えば次のデータは、あるECサイトを利用しているユーザー情報です。一番右の「購入」が実際にECサイト上で販売しているある商品を購入したかどうかを示しています。その他にもユーザー情報やサイト内コンテンツ（例：紹介記事やブログ）の利用状況、ユーザーが流入したチャネル（例：CM、リスティング広告、SNS）の情報が様々に含まれております。
当然ながら、データをただ見るだけでは何が購入につながっているかを把握することは簡単ではありません。

こうしたデータにロジスティック回帰分析を使うことで、このようなデータから「どのような方が商品を購入しているのか？」「購入につながる要因はどの項目か？」を明らかにすることができます。次の分析結果を見ることで、数値の大きい方、つまり右側ほど購買につながりやすく、逆に左側ほど購買につながりにくいことが明確になり、より購買に直結したマーケティング立案を行うことができるようになります。

本講座では、ロジスティック回帰分析の基本的な考え方について学び、R言語で実践を行います。R言語はプログラミング言語の一種です。初心者の方はプログラミングと聞くと難しそうと思われるかもしれませんが、ご安心ください。基本的にはコードをコピペで動かしていくことになりますので、R言語を触ったことがない方でも問題なく分析をすることができます。
さらに演習内で扱うデータは業務と関連付けやすくするために、実際のマーケティングの場面でよく見られるデータを使います。学んだ内容をそのまま業務にご活用いただけますので、ぜひご参加ください！