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証券外務員試験の計算問題対策|利回り・株式・債券の頻出パターンと解き方

公開日

2026年8月22日

更新日

2026年8月16日

この記事のポイント

・外務員試験は法令・商品業務・関連科目を広く扱い、五肢選択方式には計算問題も含まれます
・使う数学は四則演算・割合が中心。難しい数学ではなく「公式の意味を理解して正確に計算する」ことが勝負です
・一般受験はPC入力のCBT。個人の電卓を持ち込む前提にせず、最新の受験案内と会場指示を確認します
・つまずく5つの原因と学習の順番を紹介します

結論|計算だけでなく、出題科目と用語を公式範囲で整理する

外務員資格試験は、法令・諸規則、株式・債券・投資信託等の商品業務、財務諸表や税制などを広く扱います。計算問題は五肢選択方式の一部です。割合と四則演算を使う問題が多くても、計算だけを固めればよい試験ではありません。

計算対策では、利回りや株式指標の公式を暗記する前に、問われている価格・期間・単位・一種/二種の範囲を確認します。日本証券業協会の公式ページでは、一種は実務的・専門的知識、二種は基礎的知識を問うとされ、二種でも信用取引やデリバティブの基礎知識が関連科目に含まれます。

参考:日本証券業協会「外務員資格試験」

証券外務員で計算が出る主な場面

計算が問われるのは、主に次の3分野です。

分野 主な内容 確認点
債券 最終利回り・所有期間利回り・直接利回り 価格、保有期間、年率
株式 PER・PBR・配当利回り・ROE等 分子、分母、単位
信用・デリバティブ 一種では専門的範囲。二種にも基礎知識が関連科目として出題 受験区分と公式範囲
円の一部を色分けして割合を示したイラスト
利回りも株価指標も「割合」で読み解く
投資額とリターンの関係で利回りを表した図
利回りは「投資額に対して1年でどれだけ増えるか」の割合

なぜ間違えやすいのか

四則演算や割合で解ける問題でも、似た公式、額面・時価・取得価額の違い、年率換算を同時に扱うと負荷は上がります。「数学が難しい」と一括りにせず、用語選択・式・計算・単位のどこで誤ったかを分けます。公式を意味から押さえ、最後に概算で桁を確認すると、直すべき箇所が見えやすくなります。

証券外務員の計算でつまずく原因TOP5

原因1:利回りの種類(最終・所有期間・直接)を混同する

どの利回りを問われているか取り違えます。対策:3種類を「何を測るか」で区別して覚えます。

原因2:PER・PBRなど株式指標の分子・分母を取り違える

逆数にしてしまいます。対策:各指標が「何倍か」を意味から理解します。

虫めがねで概算をざっと確認する様子を表したイラスト
概算で「桁」を確認して打ち間違いを防ぐ

原因3:額面・時価・取得価額の区別があいまい

どの価格を使うか迷います。対策:用語の定義を先に整理します。

原因4:%と円など単位を取り違える

答えの単位を誤ります。対策:問われている単位を計算前に確認します。

原因5:公式を丸暗記して意味を理解していない

ひねられると解けません。対策:公式の導出や意味をセットで覚えます。

証券外務員の計算・学習ステップ

1. 割合と年率換算の基礎を固める
2. 債券利回りを、価格・期間・受取額の違いで区別する
3. PER・PBR・配当利回りを、分子・分母・単位とセットで整理する
4. 最新の公式範囲に対応した問題例・問題集で、計算と用語確認を反復する

和から式|計算問題の4ラベル法

問題文を読んだら、式を書く前に4つのラベルを付けます。

ラベル 確認例
ASK 利回り・株価指標・保証金のどれを求めるか
PRICE 額面・取得価額・時価のどれを使うか
TIME 年率か、保有期間全体か
UNIT 円・%・倍・回のどれで答えるか

たとえば所有期間利回りなら、受取利子だけでなく売却損益と保有年数を確認します。4ラベルを書いてから公式を選ぶと、似た式の取り違えを減らせます。

4ラベルで最終利回りを解く例

額面100円、年利率2%、購入価格98円、償還まで2年の債券を考えます。ASKは最終利回り、PRICEは購入98円・償還100円、TIMEは2年、UNITは年率%です。1年当たりの収益を「利子2円+値上がり分(100−98)÷2年=1円」と分けます。

最終利回り(%)={2+(100−98)÷2}÷98×100
       ≒ 3.06%

購入価格が額面より低いので、利回りは表面利率2%より高くなるはずです。計算結果3.06%はこの概算とも一致します。公式を思い出すだけでなく、利子・価格差・年数・購入価格の意味へ分解すると、数字が変わった問題にも対応しやすくなります。実際の試験では問題文の条件と使用する公式を確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 証券外務員に難しい数学は必要ですか?

計算問題では割合・四則演算・年率換算が中心ですが、試験全体は法令・商品業務・関連科目を広く扱います。計算式だけでなく、価格・期間・用語を正確に読む練習が必要です。

Q2. 試験で電卓は使えますか?

一般受験はCBTです。自分の電卓を持ち込める前提にはせず、試験画面の機能と会場の指示に従ってください。プロメトリックの専用ページと受験規定を受験前に確認しましょう。

Q3. 一種と二種で計算は違いますか?

一種では信用取引やデリバティブを含む実務的・専門的知識を扱います。二種でも、信用取引・デリバティブの基礎知識が株式・債券等の関連科目に含まれると公式に示されています。

Q4. 計算が苦手でも合格できますか?

可能ですが、合格を保証できる固定パターンだけではありません。ASK・PRICE・TIME・UNITを分け、公式範囲に対応した問題で反復しましょう。

一般受験:プロメトリック公式ページ

まとめ|4ラベルで条件を整理し、公式範囲に沿って反復する

証券外務員試験は、法令・商品業務・関連科目を広く扱い、計算問題はその一部です。利回りや株式指標では、ASK・PRICE・TIME・UNITを先に確認し、分子・分母と用語を意味から整理します。一種と二種の範囲、CBTの受験条件は最新の公式ページで確認しましょう。

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<監修/和から株式会社 堀口智之>

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