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AIに開発させる時代のプログラミング入門-第5回:AIと一緒にアプリを作ってみよう【生成AIをやさしく解説】

公開日

2026年3月28日

更新日

2026年3月15日

これまでの記事では、バイブコーディングの考え方、AIエージェントの仕組み、そしてAIへの指示の出し方について解説してきました。

最終回となる今回は、実際にAIと一緒に簡単なアプリを作る流れを見てみましょう。

ここでは例として、「売上データをグラフで表示する簡単なツール」を作る流れを紹介します。

AIとのやり取りを見てみると、バイブコーディングのイメージがよりはっきりするはずです。


作りたいものをAIに伝える

まず最初に行うことは、「何を作りたいのか」をAIに伝えることです。

例えば次のような指示を出します。

AIへの最初の指示の例

「CSV形式の売上データを読み込み、月ごとの売上を集計してグラフで表示するPythonプログラムを書いてください」

このように伝えると、AIは次のようなことを考えます。

・CSVデータを読み込む
・月ごとに売上を集計する
・グラフを作る

そして、その処理を行うコードを生成します。

【図1】AIによるプログラム作成の手順

このようにして開発が始まります。

AIが生成したコードを確認する

AIがコードを作成したら、次に行うのは「結果の確認」です。

AIが出力したコードを実行すると、例えば次のような結果が表示されるかもしれません。

・売上の棒グラフが表示される
・月ごとの売上が集計されている

ここで重要なのは、「AIの結果を必ず確認する」ことです。

AIは非常に優秀ですが、常に完璧なコードを出すとは限りません。

そのため、次の点をチェックします。

・エラーが出ていないか
・計算結果が正しいか
・表示が見やすいか

【図2】AI生成コードの確認プロセス

AIに修正をお願いする

実際に使ってみると、「もう少しこうしたい」と思う点が出てきます。

その場合は、AIに修正をお願いしましょう。

例えば次のように指示できます。

「グラフのタイトルを追加してください」
「色を見やすいものに変更してください」
「売上の合計も表示してください」

AIはこの指示をもとに、コードを改善してくれます。

このやり取りを繰り返すことで、アプリの完成度を高めていくことができます。

【図3】バイブコーディングの改善サイクル

このサイクルを何度か繰り返すことで、アプリが少しずつ完成していきます。

AI時代の開発の特徴

このような開発の流れを見ると、従来のプログラミングとの違いがよくわかります。

これまでの開発では、人がすべてのコードを書く必要がありました。

しかしAI時代の開発では、次のような形になります。

・人は目的を考える
・AIがコードを書く
・人が結果を確認する
・AIと一緒に改善する

つまり、人とAIが役割を分担しながら開発を進める形になります。

【図4】AI時代の開発スタイル

ビジネスパーソンにとっての可能性

この変化は、エンジニアだけでなくビジネスパーソンにも大きな可能性をもたらします。

これまで、業務の中で「こんなツールがあれば便利なのに」と思っても、自分で作ることは難しい場合が多かったでしょう。

しかしAIと一緒に開発できるようになれば、小さなツールを自分で作れる可能性が広がります。

例えば次のようなものです。

・売上を自動で集計するツール
・業務データを可視化するグラフツール
・簡単な業務管理アプリ

もちろん、最初から高度なシステムを作るのは簡単ではありません。

しかしAIを活用することで、これまでよりもはるかに開発のハードルは下がっています。


シリーズのまとめ

このシリーズでは、「AIに開発させる時代のプログラミング」をテーマに、次の内容を解説してきました。

第1回:バイブコーディングとは何か
第2回:AIエージェントの仕組み
第3回:AI開発ツールantigravity
第4回:AIへの指示の出し方
第5回:AIと一緒にアプリを作る流れ

AIの進化によって、プログラミングの世界は大きく変わり始めています。

これからは「コードを書く力」だけでなく、「AIと協力して開発する力」が重要になっていくでしょう。

AIをうまく活用すれば、これまで専門家だけのものだった開発が、より多くの人に開かれていく可能性があります。

ぜひ皆さんも、AIと一緒に新しい開発スタイルを体験してみてください。

<文/岡崎 凌>

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