新刊『切り絵アートで魅せる現代数学の世界』が出版!
公開日
2025年1月16日
更新日
2025年1月15日
みなさんこんにちは!和からの数学講師の岡本です。この度、著書「切り絵アートで魅せる現代数学の世界」が技術評論社様から出版させていただくことになりました!単著では前回の「アートで魅せる数学の世界」に続く2冊目となります。今回のマスログでは、新刊の魅力や執筆にあたって思ったこと、切り絵アートの魅力、そして記念イベントについてお話させていただきます!
この記事の主な内容
1.本書の内容
まず今回の本の内容についてですが、結論からいうと『切り絵の作品集』となっております。切り絵とは、紙を切り抜いて描く絵画手法の一種であり、平面なのに絵が浮いたような不思議な表現が特徴的です。私は数学講師の傍ら趣味で切り絵作品を作っています。デザインについては、数学専攻だったこともあり、数学的なモチーフや理論背景を積極的に取り入れた“数学的切り絵アート”となっています。
こうした切り絵の作品をプロの方々に撮影していただき、高画質な作品集に仕上がっています。あまりにも画質がよく、細かい切り口まで見えてしまうので、すこし恥ずかしい気持ちもあります(笑)
そして、本書はただの作品集ではなく、各作品における数学的な背景や描き方、仕組みについて簡潔に解説しています。こうした『作品解説集』という側面をもった本はあまりないように思い、今回力を入れて執筆に携わらせていただきました。本書を多くの方に読んで、見ていただいて、切り絵の魅力だけではなく、数学の面白さや美しさを知っていただければ幸いです。
2.切り絵アートの魅力
さて、切り絵の魅力について少しだけお話をさせてください。切り絵の作成過程は正直な話とても地味です。少しずつしか進まないのである程度の忍耐力が必要になります。しかしその分達成感や満足感がとてつもなく高いため「また切ってみようかな~」と次につながります。つまり、私は切り絵の“沼”にまんまとハマっていることになります。
デザインに関してですが、私はもともと書道をやっており、筆のかすれの表現や「円相」といった書道的な表現を切り絵の中に取り入れています。つまり、数学的でデジタルなものと「和」のテイストを混ぜ合わせたようなデザインとなっています。
詳しい作品の解説は本書をご覧ください!
3.記念イベントの開催
続きまして、様々なイベントの紹介をさせていただきます!
①出版記念トークライブの開催!
出版に伴い、和からにてトークライブ(無料)をオンラインで開催いたします!
興味のある方はWebページをご覧ください!
②切り絵アートの個展を開催!(東京 代官山)
2月21日~27日まで、東京の代官山にあるギャラリー「SPACE K 代官山」にて雅号である「紫雲」名義で個展を開催いたします!過去の作品を数多く展示する予定です。また切り絵は写真で見るのと実物で見るのとで違いがあります。特に立体的な構造が直接見れるので是非一度ご都合の合う方はご来場ください!入場無料です。詳しくはWebで!
4.さいごに
いかがでしたでしょうか?数学とアートがどのように繋がるのか、あまり知られていないと思いますが、例えば「美しさ」という観点だけでも共通点は数多く存在します。また。無理矢理つなげるのではなく、程よい塩梅で表現に問い入れることで、作品の表現や価値を高めることもできると思います。また同時数学に対するイメージも大きく変わるのではないかと考えています。
和からでは数学とアートに関する無料オンラインセミナーを実施しております。
興味のある講座がありましたら是非ご参加ください!
また、数学や算数、統計やアートなど個別授業も実施しています。まずは無料相談からどうぞ!
また、前回の著書『アートで魅せる数学の世界』も合わせてご覧ください!
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<文/岡本健太郎>