数学的デザイン超入門
公開日
2020年5月15日
更新日
2024年11月14日
数学とアートの世界を知る
古来より、芸術は人々の暮らしや心を豊かにしてきました。例えば平面デザインや写真、建築や立体装飾など「美しいと感じるもの」は今となっては比較的身近な場所で見かけることができます。私たちの世界はデザインに囲まれているのです。
本セミナーでは、こうした美しいと感じるものやアートについて数学的側面からの眺め方についてご紹介します。レオナルド・ダヴィンチやマウリッツ・エッシャーといった芸術家たちが積極的に取り入れた「数学」のモチーフやその深遠さについてお話しします。また数学アートの具体例として「切り絵」という絵画手法を使った講師の作品を後半にご紹介します。自宅でも簡単にできる切り絵のデザインについてもお話します。
誰もが科学を学べるこの時代ではアートやデザインの中にさまざまな数学が取り入れられています。数理的な視点で捉え、今まで感じたことのないアートの世界を体感したいという方などはぜひご参加ください。
受講対象
・数学は苦手だがデザインやアートに興味がある ・数学が好きでデザインやアートに興味がある ・切り絵に興味がある ・趣味として何か芸術活動をはじめたい ・高校までの数学と全く違った側面をみてみたい ・数学を学びなおしたい など
数学キーワード:数学学びなおし, 幾何学模様, 数学的な美, 黄金比, etc
セミナー内容
- ・アートと数学の歴史
- ・「美しさ」と数学
- ・数学のモチーフについて
- ・数学的デザイン例と切り絵の紹介
※質問内容やディスカッション内容により、上記内容は変更となることがあります。
セミナーの様子
お持ち物と注意事項
料金
定員
セミナー監修
岡本 健太郎(おかもと けんたろう)
<講師略歴>
学歴:九州大学大学院数理学府博士後期課程修了 国立研究開発法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター 特任フェロー 出身:山口県下関市 所属学会:日本数学会、日本アクチュアリー会 取得資格:高等学校数学教諭(専修免許状)、統計検定1級(数理統計) 数理学の博士号を取得した切り絵アーティスト。 ドイツのチュービンゲン大学で研究員として滞在。また、日本学術振興会の特別研究員として様々な分野の研究者との交流を深め、血管の数理モデルの構築など、純粋数学から応用数学にかけて研究を行う。 数学教育にも力を入れており、学生から社会人まで、わかり易く授業を展開。指導可能範囲は中学・高校数学から、大学の教養・専門分野、データ分析まで幅広く対応。また「数学」を使ったアート活動(切り絵)を通して、数学の有用性だけでなく美しさや魅力について積極的に発信。 切り絵展示活動:2020年10月 「ダヴィンチとの邂逅」クロリュセ城 フランス 2021年2月「第26回日本の美術」上野の森美術館(特別審査員賞受賞)2021年4月 「第8回躍動する現代作家展」福岡アジア美術館(優秀賞受賞) メディア:山口新聞, 日本経済新聞(NIKKEI The STYLE)
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担当講師
※日程により一部講師が変わる事があります。