マスログ

【祝】「アートで魅せる数学の世界(技術評論社)」が出版賞を受賞!

公開日

2023年3月29日

更新日

2023年3月29日


みなさんこんにちは!和からの数学講師の岡本です。実はこの度、わたくし岡本の著書「アートで魅せる数学の世界(技術評論社)」が2023年度日本数学会出版賞を受賞いたしました!今回は出版賞や本書の特色、そして今後についてをお話していきたいと思います。なお、本の内容に関しては出版当時に書いたマスログをご覧ください。

【感謝の嵐】岡本による著書「アートで魅せる数学の世界」がついに発売決定!

1.日本数学会出版賞とは?

日本数学会では、毎年それぞれの分野で優れた業績をあげた方へ受賞される顕彰事業があります。例えば「小平邦彦賞」「建部賢弘賞」「関孝和賞」など、日本の歴史的な数学者の名前を冠した賞などがあります(海外ではガウス賞アーベル賞ラマヌジャン賞などもあります)。日本数学会では、その中に「出版賞」という部門があり、出版活動などの著作活動により、数学の研究・教育・普及に顕著な業績をあげた著者、編集者、制作者、出版社などの個人または団体に対して表彰されます。出版賞は今年(2023年)で第19回目となっており、過去には歴史に名前を残す偉大な数学者の先生方や、「博士の愛した数式」の著者である小川洋子さんや、TV番組「たけしのコマネチ大学数学科」で社会に大きな影響を与えた北野武(ビートたけし)さんも受賞しています。

拙著「アートで魅せる数学の世界(技術評論社)」がこうした伝統ある「日本数学会出版賞」に選出いただいたこと、大変光栄に思います!同時に編集者の方を始め、出版に携わった全ての皆様、読者の皆様、心より感謝申し上げます。これからも著作活動や創作活動、講義を通して数学の美しさや有用性を広げていきたいと思います。

2.本の特色

以前のマスログでも紹介していますが、改めて「アートで魅せる数学の世界」の内容を簡単にご紹介いたします。

本書は全部で5つの章に分かれており、第1章では「黄金比・フィボナッチ数」について、第2章では「折り紙・タイリング」についてを歴史的なお話から数学的なお話までまとめてあります。また第3章からはExcelを使って実際に美しい図形を描いてみる内容になります。第3章は「ストリングアート」、第4章は「フラクタル/ランダムアート」というトピックになっています。全体を通して、非常に多くの図版(なんと400以上!)が使われており、パラパラ見るだけでも楽しめます(しかもフルカラーです!)!なお第5章ではPowerPointなど、スライドへの活用方法や切り絵デザインについて少しだけ解説しています。

3.今後について

さて、今後についていくつか決まっているものを告知していきたいと思います。

情報その1:続編を制作中!

まず、「アートで魅せる数学の世界」について続編は水面下で進んでいます(タイトル未定)!前作で扱わなかったデザインの作成方法や数学の話をしっかりとまとめていきたいと思います!

情報その2:ロマ数トレランの開催決定(特典付き)!

また、2時間半×全10回の講義で、本書を隅々まで読んでいくロマ数トレラン「【出版賞受賞記念!ロマ数トレラン】アートのための数学実践セミナー」を開催いたします!さらに今回は受賞記念ということもあり、参加者特典として岡本の切り絵作品が印刷された特製アートパネルをプレゼントいたします!

【出版賞受賞記念!ロマ数トレラン】アートのための数学実践セミナー


情報その3:切り絵の最新展示会情報!

今年も切り絵の展示会を予定しています!
・4月29日(土)~5月12日(金) 神業展2023年春 (横浜 AAAGallery)
・5月25日(木)~5月30日(火) 第11回躍動する現代作家展2023(福岡 福岡アジア美術館)
・5月26日(金)~6月1日(木)2人展「Shiun & Dohyeon Kim」(東京代官山 SPACE K 代官山)
・7月5月(水)~7月11日(火) 夏の切り絵展2023 (東京代官山 SPACE K 代官山)

Excelを使ったアートに関しては無料講座を開催していますので、興味のある方は是非ご参加ください!

Excelアートセミナー

今回出版賞を受賞した「アートで魅せる数学の世界」はこちらから!


アートで魅せる数学の世界 岡本健太郎 技術評論社

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<文/岡本健太郎>

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