BIツールとは?特徴と使用例について解説
公開日
2021年9月10日
更新日
2021年9月10日
皆さんはデータを集計や分析する際に、どのようなツールを使っていますか?
SAS・SPSSのような商用ツールやPythonなどプログラミング言語の他にも、幅広く利用されているExcelを使われている方もいらっしゃるかと思います。今回は、日常的なデータの活用をサポートするBIツールについて紹介します。
この記事の主な内容
BIツールとは?
BIはBusiness Intelligenceの略で、1980年に開発されたDSS(Decision Support System)、すなわち「実務上の意思決定をサポートするシステム」が現代のBIツールの端緒となりました。日々生じるデータを素早く意思決定に結びつけるために、データベースとの接続が可能でデータが追加されれるたびにグラフや集計が連動したり、分析に必要な加工、可視化、結果の共有を完結して行えることなどが特徴的です。現在ではPower BI、Tableau、Qlik Senseなど様々なBIがあります。
BIツールを使ってどんなことができるの?
例えば、下記のデータには各店舗の売上が日毎に集計されています。日々取得されるこのようなデータを活用するためには、様々な角度からの集計と可視化をすることが不可欠です。
例えば、BIツールを利用して集計結果を次のような一覧(ダッシュボードと言います)にまとめておけば、今後データが追加された際にも作成したグラフが連動して更新されます。また、最近のBIツールはスマートホンとも連携できるようになっており、より手軽に分析結果にアクセスすることができるようになっています。
他にも作成したグラフの特定の箇所を掘り下げて確認できる機能や、別表で管理されている項目との紐付けができる機能など、データから示唆を取り出すための機能が非常に充実しています。分析手法という面では多変量解析、機械学習のような高度な解析を行うことができるツールは他にありますが、BIツールは「いかに最も基本的な分析である集計と可視化を、実用的に、かつ継続的に行いながら活用し続けることができるか」に重きを置いたツールである言えるでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。BIツールを使ってみたい、他にどのような使い方があるか知りたい方はお気軽に無料セミナーにご参加ください。BIツールの特徴や、便利な活用方法についてお話ししています。
それではまた。
<文/岡崎 凌>
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