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データドリブンチェック問題 初級-仕事で判断を間違えないための2つの問い

公開日

2026年2月7日

更新日

2026年2月20日


「データドリブンに考えよう」、「数字を見て判断しよう」
そう言われることは増えましたが、実際にはどの数字を、どう見ればいいのか迷う人も多いはずです。

特にビジネス初心者がつまずきやすいのが、
数字の増減をそのまま良し悪しで判断してしまうこと

この記事では、初級レベルの2つのチェック問題を通して、
データドリブンの基本となる「数字の見方」を身につけていきます。

ゴールは一つ。

数字に振り回されず、意味を考えられるようになること。



問題①:売上は減ったが、利益は増えた

まずは1問目です。少し考えてみてください。

今月の売上は、先月より10%減少しました。

ただし、利益は20%増加しています。

あなたはこの結果をどう評価しますか?

・売上が減っているので、悪い結果だ

・利益が増えているので、良い結果だ

・どちらとも言えず、追加で確認が必要

・正直、よくわからない

どれを選びましたか?


解説①:数字の良し悪しは「目的」で決まる

この問題に、唯一の正解はありません。

データドリブンで最初に考えるべきなのは、
「この仕事の目的は何か?」です。

そもそも、会社は何を目指している?

たとえば、

・とにかく売上を拡大したいフェーズ

・利益を安定させたいフェーズ

・将来の成長に向けて体力をつけたいフェーズ

会社や事業の状況によって、
「良い数字」は変わります。


売上と利益の違いを、超かんたんに

ここで、よく混同されがちな2つの言葉を整理します。

売上とは?

売上とは、
商品やサービスを売って、入ってきたお金の合計です。

利益とは?

利益とは、
売上からコストを引いて、最終的に手元に残ったお金です。

売上が多くても、

・広告費が高すぎる

・値引きをしすぎている

・無理な施策を続けている

このような状態では、利益は残りません。


なぜ「売上減・利益増」が起こるのか

今回のケースでは、次のような背景が考えられます。

・利益率の低い商品をやめた

・無理な値引きをやめた

・広告費や外注費を見直した

この場合、
売上は一時的に下がっても、ビジネスとしては健全化している可能性があります。

データドリブンな人は、
「減った」「増えた」だけで判断しません。


問題②:件数は増えたが、成果は出ていない

問い合わせ件数は、先月より大きく増えました。

しかし、成約数はほとんど変わっていません。

あなたはこの状況をどう考えますか?

・集客施策は成功している

・営業の問題だ

・まだ判断できない

・原因を切り分ける必要がある


解説②:「件数が増えた=成功」ではない

この問題で見ているのは、
数字を分解して考えられるかどうかです。

件数が増えると、安心してしまう理由

問い合わせやアクセス数など、
「数」が増えると、人は安心しがちです。

ですが、ビジネスの目的が
「成約を増やすこと」だとしたらどうでしょうか。


数字を分解して考える

このケースでは、次のように分けて考えます。

・集客数はどうか

・問い合わせの質はどうか

・成約までの流れに問題はないか

件数は「入口の数字」であり、
成果は「出口の数字」です。

入口だけを見て判断すると、
本当の問題を見落とします。


データドリブンな人が立てる問い

この状況を見たとき、
次のような問いを立てられるかがポイントです。

・増えた問い合わせは、誰からのものか?

・条件や質に変化はないか?

・途中で離脱しているポイントはどこか?

これができると、
数字は「報告」から「改善のヒント」に変わります。


今日から使える3つのチェックポイント

数字を見たときは、
次の3つを意識してみてください。

① その数字は入口か、出口か?

② 目的に合った数字か?

③ 他に分けて見るべき数字はないか?


まとめ:数字は、分解すると意味が見える

データドリブンとは、
数字を増やすことではありません。

数字を分解し、目的と結びつけて考えること。

それができれば、
件数が増えても浮かれず、
売上が下がっても慌てず、
冷静に次の一手を考えられます。

数字に強い人とは、
数字の裏側を想像できる人。

まずは今日から、
「この数字は、何を表しているのだろう?」と考えてみてください。

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