熱・統計力学
公開日
2022年9月30日
更新日
2022年9月30日
熱学の基礎をまとめたのが熱力学です。これは物理学に限らず、化学、生物学、生化学、医学、あるいは地球物理学などの地球科学、天文学などの宇宙科学、および種々の工学部門において広く用いられています。この熱力学の中心的な部分は常識として熟知しておく必要があります。
また、物質の関する知識が深まるにつれて分子論が発達し、熱現象を分子論に考察する基礎として統計力学が生まれました。これを駆使することにより、金属や半導体における電子の運動なども理解できるようになります。
受講内容
大学で学ぶ熱力学は、偏微分を十分に活かし、圧力と体積と温度の関係式である、ボイル・シャルルの方程式または気体の状態方程式を学び、高校物理で学んだ熱的現象をより理解を深めていきます。また、熱的現象を気体の分子の運動ととらえ、まずはこの運動がニュートン力学で記述できると仮定した古典統計力学を学んでいきます。詳しくは、分子や原子の運動は量子力学で扱わなければならないので、次に量子統計力学を学んでいきます。
※内容はお客様のご要望等によって変更することがあります。
受講対象
・大学の授業、レポート対策をしたい方
・工学など各応用分野で熱力学、統計力学を理解する必要がある方
必要な数学知識
モデルプラン
1)温度と熱
2)熱力学第1法則
3)熱力学第2法則
4)気体と分子
5)気体分子の分布確率
6)古典力学的な体系
7)量子論的な体系
8)量子論的理想気体
参考テキスト
担当講師
※日程により一部講師が変わる事があります。