大きい数の計算を一瞬でする方法「データセンス超入門セミナー」講義風景その4
公開日
2024年10月29日
更新日
2025年1月15日

堀口先生による「データセンス超入門セミナー」(現:「数字トレーニング体験セミナー」)
好評開催中の本無料セミナーでは普段意識していない数字の扱い方を、少しの工夫で簡単に、そして効率的に行う方法を学びます。
大きな数の計算
このセミナーでは、特に「大きな数の計算」をテーマにしています。ビジネスでは、売上やコスト、顧客数など、非常に大きな数字を扱う場面が頻繁にあります。
こうした場面で、電卓に頼らずとも即座に概算を出せることが重要です。以下のような例題を通じて学びます。
売上の計算
「1店舗あたり1200万円の売上があり、全国に800店舗あります。合計の売上は?」
この計算を通常の方法で行おうとすると、ゼロの個数を数えるだけでも手間がかかります。しかし、数字を単純化して「1000万円×1000店舗」と考えることで、瞬時に「約100億円」と答えを導き出せます。この方法は、正確な計算が必要なときにも役立ちますが、まずは概算を出すスキルとして覚えることが重要です。
単価と数量の掛け算
「298円の商品が2000万個売れた場合の売上は?」
ここでも、「約300円×2000万個」と近似して計算を簡単にする方法を解説します。これにより、即座に「約60億円」と概算が出せるようになります。
計算のコツとアプローチ
セミナーでは、数字を扱う際の「ちょっとしたコツ」や「視点の切り替え方」を詳しく学びます。以下は、その一部です。
数字を簡略化して考える
数字を扱う際に、すべてを正確に計算しようとすると、余計な時間がかかります。そこで、桁を揃えたり、切りの良い数に変換したりして近似値を計算します。
例:1200万円×800店舗 → 1000万円×1000店舗
ゼロの扱いを工夫する
計算結果に含まれるゼロの数を一括で把握する方法を学びます。たとえば、「12×8=96」という基本的な掛け算の後に、ゼロを付け加えることで「96億円」という答えを得ます。このように、ゼロを後から数える習慣をつけると計算がスムーズになります。
数字の分解と再構成
大きな数の掛け算を「部分的な掛け算」に分解する方法を解説します。たとえば、1000×1000を「(1000×1000=100万)」と分解し、次に万単位の数字をかけるといった手順で計算を進めます。これにより、複雑な計算も単純な計算の組み合わせとして処理できるようになります。
数字に強くなることは、データ社会を生き抜くための武器を手に入れることと同じです。数字に対する抵抗感をなくし、仕事や日常で自信を持って数字を扱えるようになりましょう!