データセンスはどこから始まったのか「データセンス超入門セミナー」講義風景その5
公開日
2024年10月30日
更新日
2025年1月15日

堀口先生による「データセンス超入門セミナー」(現:「数字トレーニング体験セミナー」)
今回は「データセンス」の始まりについて。
これまでの数学教育とは異なる視点で、データセンスがどのようにして形作られたのか、また現代社会においてそれがなぜ必要不可欠なのかを解説します。
この記事の主な内容
データセンスとは?
データセンスとは、数字やデータに対する感性や直感的な理解を意味します。これは単なる計算力や知識ではなく、数学的思考や数字に基づく判断力をも含む概念です。特にデータがあふれる現代社会やビジネスシーンでは、この能力が非常に重要視されています。
データセンスを身につけるメリット:
・数字やデータを素早く処理し、実務に役立てられる
・データを基に論理的かつ効果的な意思決定ができる
・数字への苦手意識を克服し、プレゼンや会議で自信を持って発言できる
・統計学やデータサイエンスに進む基礎力を養う
たとえば、「10秒かかる計算を3秒で行えるようになる」ことで、計算を日常的な習慣にし、数字への抵抗感をなくしていきます。数字が苦手な方だけでなく、データ活用を目指す方、あるいは統計学を学ぶ準備として取り組む方にも適しています。
データセンスの起源
「データセンス」という概念は、和(なごみ)が8年前に大人向け数学教室を始めたことに端を発します。この教室では、数学や統計学、算数といった幅広い内容を教えてきました。その過程で、大人になってから数学を再学習するニーズや、数字を活用する能力への需要が非常に高いことが分かりました。
数学教育の4つのカテゴリー
堀口先生は、数学教育を以下の4つのカテゴリに分類しました:
1・試験や資格のための数学
子どもの頃に学校で学ぶ数学は、主に試験や資格取得を目的としたものでした。計算力や公式を覚えることが重視され、実生活での活用を想定したものではありません。
2・高度な応用としての数学
大学レベルの解析学や統計学、金融数学などが該当します。これらは専門性が高く、理系の分野で特に活用される数学です。データ分析やファイナンスなど、現代の基盤を支える重要な役割を果たしています。
3・全員が知っておくべき常識としての数学
日常生活やビジネスにおいて、数字を直感的に理解し、計算や概算を素早く行う能力が求められます。このカテゴリーの数学は、算数や数字思考とも言い換えられるものです。
4・趣味として楽しむ数学
リーマン予想やフェルマーの最終定理など、純粋に数学を楽しむための分野です。このカテゴリーは専門性が高い一方で、多くの人にとっては趣味として取り組むものです。
データセンスが注目される理由
データセンスでは、特に3番目の「全員が知っておくべき常識としての数学」に注目しています。
全員が知っておくべき常識としての数学、すなわち「数字力」や「数字思考」は、学校教育ではあまり教えられてきませんでした。しかし、これこそが日常生活やビジネスにおいて重要なスキルです。
たとえば、多くの人が以下のような課題を抱えています:
・子どもの頃、数学が苦手だったために大人になっても数字への苦手意識が残っている
・数字やデータを扱う際に、計算に時間がかかるためスムーズな意思決定ができない
・書籍や教材を読んでも、実際の場面で応用するのが難しい
こうした課題に対し、「データセンス」という新しい視点で数字を捉え直し、実生活やビジネスの現場で役立つスキルとして体系的に教えることが必要だと考えています。
データセンスは、現代社会において「数字と上手に付き合う力」を養う重要なスキルです。このセミナーを通じて、数字に対する苦手意識をなくし、日常やビジネスでの自信を高めてみませんか?
数字を味方にすることで、仕事も日常生活もさらにスムーズになります。ぜひセミナーにご参加ください!