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小数のカンマを数えないで計算する手法とは「データセンス超入門セミナー」講義風景その3

公開日

2024年10月28日

更新日

2025年1月15日

和(なごみ)代表・堀口先生による「データセンス超入門セミナー」(現:数字トレーニング体験セミナー)の講座風景

今回は、小数の計算において「小数点の位置を数える手間を省く計算方法」をご紹介します。

小数の掛け算のコツ

例えば、「1.9 × 0.03」という計算を考えてみます。小学校時代に習った方法では、小数点の位置を数えながら計算するやり方が一般的でした。
しかし、この方法では小数点の位置を数え間違えたり、そもそも覚えていなかったりすることもあります。

ビジネスの現場では、小数点の位置を数えるような計算をわざわざ行うことはありません。
実際に必要なのは、紙の上で最適化された計算ではなく、口頭で効率的に計算するスキルです。

効率的な計算方法

例えば「1.9 × 0.03」の計算を次の手順で行います:

ざっくり近似して計算する
1.9を約2と考え、0.03に2を掛けます。
すると、0.03 × 2 = 0.06 となります。

答えに近い値を導き出す
次に、1.9を正確に19として計算し、19 × 3 = 57と求めます。

小数点の位置を直感的に決める
答えの「57」を元に、直感的に小数点の位置を調整します。この場合、最も近い値は0.057です。

データセンスを磨く理由

このような方法を使えば、わざわざ小数点の位置を一つずつ数える必要がなくなり、概算や暗算を素早く行えるようになります。結果的に、計算スピードが向上し、数字に対する感覚(データセンス)を養うことができます。これこそが、データ社会において必要な「数字力」を身につける基礎となります。

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