藤井聡太竜王勝率90%超えはもはや時間の問題【早ければあと2、3年で達成も】【YouTubeで動画公開中】
公開日
2022年5月14日
更新日
2022年5月14日
みなさんこんにちは、大人の数トレ教室の堀口です。
今回は、「藤井聡太竜王の勝率90%への道」ということで、勝率90%が本当に可能なのかというのを数字で分析してみました。
この記事の主な内容
現在の藤井聡太竜王の戦績
まず、現在の藤井竜王の戦績は以下のようになっています。
これを見てわかるように、藤井竜王は2017年から5年連続で勝率80%をキープしています。
もちろん、前人未到の6年連続での勝率80%越えというのも非常に楽しみな記録ではあるのですが、先日の動画で「勝率90%も可能なのではないか」というコメントがあったので、今回は、実際のところ勝率90%というのが本当に可能かどうかを数学的に分析してみました。
実際に計算してみる
今回の分析にあたって必要なのは、藤井竜王が過去にどれだけ勝てているのかということです。
まずは、ここ2年のデータを見てみましょう。
それぞれ2021年度と2020年度の勝負に関するデータです。
このデータを見てみると、勝率が82.8%となります。この値がいわゆる真の勝率だと考えて、数学の二項分布というモデルを用いて、以下のような条件でシュミレーションしてみました。
複雑な計算は置いといて結果を見てみると、なんと約9%の確率で勝率90%を達成できるというデータが出てきます。
これが何を表しているかというと、平均でこの勝率を保ち続けることができれば、11年に1回程度は勝率90%が到達できてしまうとうことなんです。
勝率90%現実的なのか
そこで、実際にこの勝率が十数年も続くのかというのが気になりますよね。
将棋の世界ではよく、将棋の強さのピークは20代から30代だと言われているようです。
確かに、40歳程度から将棋の強さが落ちていくというデータも目にしました。
そう考えると、藤井竜王がまだ20歳になっていませんので、今後10年から20年のチャンスがあるわけです。
なので、この勝率をキープし続けてくれれば、勝率90%も全然可能で、むしろ2年ほどで達成できるかもしれません。
勝率90%というのは本当にすごいことで、勝率90%の世界というのは、60戦した場合であればたった6回しか負けられないわけで、1回でも負けてしまうと大きく勝率が下がってしまう厳しい世界なわけです。
現在の勝率歴代1位は中原誠十六世名人の85.4%で2位が藤井竜王の84.9%なのですが、今回の分析から前人未到の勝率90%が十分可能なデータが出ているわけです。
あまりに勝率90%というのが現実離れしているので不思議な感じがするんですが、藤井聡太竜王ならやってくれそうな感じがしますよね。
藤井聡太竜王の勝率についてYouTubeでも解説しているので、是非ご覧ください。
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<文/堀口智之>