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数学を楽しく教える5つの工夫|数学教師芸人に学ぶ授業設計

公開日

2018年11月4日

更新日

2026年4月28日

この記事のポイント

・数学を「楽しい」体験に変える5つの工夫
・「人間を見る」「ストーリーで読む」「他分野とつなげる」「走りそうにならない」「生徒の心を掴む」
・授業だけでなく、ビジネスプレゼンやチーム会議にも応用できる
・5つの工夫を表と具体例で詳しく解説

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数学を楽しく教える5つの工夫とは

「数学は難しい」「見ただけで走りそう」という生徒を、どうやって「楽しい」記憶に変えるか——それが数学教師芸人の魅です。本記事では実際の授業やゼミで使われている5つの工夫を、例題とともにご紹介します。この考え方はビジネスプレゼンやチーム会議、同僚とのデータ共有など、「人を動かす説明」に広く応用できます。

ロマンティック数学ナイトの司会でお馴染みのタカタ先生による全6回のロマンティック数学ゼミ「数学教師芸人に学ぶ生徒を楽しませる授業のやり方ゼミ」の全日程(全6回)が終了しました。どのようなゼミだったのか紹介します!
 

そもそもロマンティック数学ゼミとは

弊社主催のロマンティック数学ナイトは「数学がとにかく好き」、「数学に興味がある」、「数学で繋がりたい」人達が集う数学イベントです。ロマンティック数学ナイトに参加することで数学のロマンを感じることができますが、いざ自分で数学を勉強しようとすると、そもそもどの本で勉強したらよいかわからなかったり、わからないときに聞ける人が身近にいなくて挫折してしまったりするものです。

ロマンティック数学ゼミはそういった方のために設計した数学ゼミです。講師にロマンティスト(ロマンティック数学ゼミの登壇者)を迎え、ロマンティストから直接数学を学び、継続的に交流することで、ロマンティストが見ている数学の風景を一緒に見ることができるということをコンセプトにしています。少人数制のセミナーですので、他のゼミ生との交流もでき、一人ではなくみんなで数学を学んでいけるということも魅力です。

ロマンティック数学ゼミの詳細はこちらをご覧ください。
https://romanticmathseminar.org/

「数学教師芸人に学ぶ生徒を楽しませる授業のやり方ゼミ」の講師はよしもと所属のお笑い芸人でありながら高校の数学教師も務める数学教師芸人のタカタ先生です。二足のワラジでもすごいのですが、「お笑い数学教師♪タカタ先生」というYouTubeチャンネル運営しており、先日チャンネル登録者数が15,000人を突破しております!様々な数学イベント、勉強会を主催し、なんとテレビに出演することもあり、「もっと面白く、もっと分かりやすく」をスローガンに日々活躍しています。

ロマンティック数学ナイトには第1回から司会として登壇しており、ロマンティック数学ナイトはタカタ先生抜きには語れません。

 

「数学教師芸人に学ぶ生徒を楽しませる授業のやり方ゼミ」概要

本ゼミは単なる数学ゼミではなく、名前の通り生徒を楽しませる授業のやり方をレクチャーするゼミになります。そのためゼミ生には現役の高校数学教師やSPI講師、教員を目指す大学生が集まりました。

ゼミは全6回で各回のテーマと概要は下記の通りです。

  • 【第1回】表現力を上げよう
  • 生徒の授業の印象は、先生が話す内容だけではなく、先生の声のトーン、スピード、表情等々でがらりと変わります。タカタ先生から発声方法から始めて様々なレクチャーを受けることで、ゼミ生の話し方が見違えるほど快活になりました。

  • 【第2回】裏技を作ろう
  • 高校数学の裏技をYouTubeに投稿し続けているタカタ先生から、裏技作成の6個のポイントを学び、裏技作成に取り組みました。三角関数の合成や集合の要素の個数に関する裏技を生み出しました。

  • 【第3回】授業導入を磨こう
  • 生徒に新しい単元を教えるときは、その単元が生まれた背景や応用などをうまく話しに盛り込んで興味を持ってもらう事が大事です。ゼミ生からお笑いネタに合わせた内分、外分の導入や、なぞなぞになぞらえた数列の導入が提案されました。

  • 【第4回】数学小ネタを増やそう
  • タカタ先生が持っている漫画のキャラクター、数字や単位の歴史に絡む数学小ネタが大量に紹介されました。ゼミ生も負けじと数学小ネタを披露し合いました。

  • 【第5回】お笑い数学ネタに挑戦しよう
  • タカタ先生が、お笑い数学ネタに必要な3要素を自身のお笑い数学ネタを紹介する形で説明しました。その後過去にタカタ先生が学園祭で行った数学の集団コントをグループに分かれてアレンジして実践しました。

  • 【第6回】数学ショートプレゼンに挑戦しよう
  • ゼミ生が事前にショートプレゼンを用意し、ロマンティック数学ナイトさながらプレゼン大会を行いました。SF、ことわざ、自作小説、プログラミング等々を元ネタにし、どれも個性に溢れた面白いプレゼンでした。

 

 

笑いが絶えなかったロマ数ゼミ

本ゼミは毎回最初にタカタ先生がレクチャーし、その後ゼミの時間内に一人一人が実践することが特徴的でした。実践後はタカタ先生や他のゼミ生からコメントをもらえます。コメントは良かった点だけでなく改善点についてもしっかり出されたので、意味のある実践となりました。

驚いたのはタカタ先生の引き出しの多さです。ゼミの性質上終始数学ネタを披露し続けていたのですが、ゼミ生が数学ネタや裏技を発表すると、我慢できずにそれに関連したタカタ先生のオリジナルのネタを披露していました。数学教師を長年やってきたタカタ先生だからこそ、実際の生徒とのエピソードを元にしているネタが多く、終始笑いが絶えないゼミとなりました。スタッフの私も何度か実践に混じったのですが、恥ずかしがらずに全力で発表することで心から笑うことができました。

「数学教師芸人に学ぶ生徒を楽しませる授業のやり方ゼミ」の名前の通り、ゼミ生も運営スタッフも楽しく数学と授業をする上での大事なポイントを学ぶことができました。

<文/松中>

数学を楽しく教える 5つの工夫

# 工夫 例(授業) ビジネスでの応用
1 人間を見る 「この公式を作った人はどんな人」 業務上の制度者・設計者の背景
2 ストーリーで読む 「この公式ができるまでの300年」 プロジェクトストーリーを語る
3 他分野とつなげる 「コサインとコサイン足し算とフーリエ変換」 他チームの仕事を自分の分野とつなげる
4 走りそうにならないペース 「ここまでOK?よろしくわからそうな顔」 会議のぷさんに「よろしくわからない」員はいないか
5 生徒の心を掴む 「今日のテーマ、さっぱりわからなかった人?」 「この提案、買うと思う人?」と手を上げてもらう

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