集計だけじゃない!?Excelを使ったアートの世界!
公開日
2020年9月12日
更新日
2020年9月12日
こんにちは。和からの数学講師の岡本です。普段Excelを使った統計学やデータ分析のオンラインセミナーを担当しており、Excelでグラフを作成することが度々あります。そんなとき、ふと「Excelを使って何か模様ができないかな」と思い、いろいろ試行錯誤で作ってみました。今回はExcelで作った数学のアート(=“Excelアート”)
作品をいくつかご紹介いたします。
この記事の主な内容
1.円や曲線をモチーフにした作品
これは「ストリングアート」といわれる糸掛けアートの一種で、素数の性質をうまく使った模様です。別名「素数曼荼羅」とも言われています。Excelを使えば、自由に糸の貼り方を変えることができます。
これは糸掛けの要領で、線を緩やかにするExcelの機能を用いてデザインしました。
上のデザインは「黄金比」を用いた角度を使って描きました。植物の構造とも関係があるといわれる「黄金比」。非常に魅力的です。
2.フラクタルをモチーフにした作品
Excelはフラクタル模様も描くことができます。例えば、「シャルピンスキー・ギャスケット」と言われる図形は非常に簡単に作成できます。
さらに、Excelの機能を使うと色や背景も変更できるので使い方次第では非常に魅力的な図形を生み出すこともできます。
↑「シェルピンスキーカーペット」と言われる図形です。
↑「ドラゴン曲線」と言われる図形を2つ重ねた模様で俗に「ツイン・ドラゴン」と呼ばれています。
3.乱数を用いた「ランダム・アート」
「ランダム」という概念はとても興味深く、予想外の図形がどんどん出来上がっていくので純粋に楽しいです。
↑「ランダム・ウォーク」と言われる模様で、金融、物理、数学など多くの分野で現れます。
↑「レヴィのダスト」と言われる模様で、宇宙空間の星の分布モデルとして知られています。すごいですね、Excelで銀河が描けました!
↑「神話の鳥」と言わる模様で、「グモウスキー・ミラの写像」という数式を使って描くことができます。
4.さいごに
いかがでしたでしょうか。Excelって結構すごいんです。特に、数列の把握や関数の理解が必須であることから数学の勉強も行えます。和からでは、こうしたExcelを使った数学アート(=“Excelアート”)や数学そのものを「楽しく」学べるようなセミナーを実施しております(講座設計・担当講師は岡本です)!興味のある方は無料のセミナーもございますので、是非一度ご参加ください!
和からではご自身のペースで学びたいことを学びたいだけ学ぶことができます。算数や数学の苦手意識克服、お仕事で使う計算から実務に役立つデータ分析まで、幅広く対応いたします。ご興味がある方はぜひ無料個別カウンセリングにご相談ください。
<文/岡本健太郎>