マスログ

不等号を使いこなそう! -以上と以下の使い方編-

公開日

2020年11月9日

更新日

2020年11月9日

こんにちは、和からの池下です。

みなさん、「普段当たり前に使ってるけど、実は意味が合ってるかちょっと不安」な言葉ってありますよね。

例えば、“以上” “以下” “未満”。
厳密にどう違うのか、を問われるとすこーしだけ不安になりませんか?

みなさんもご存じのとおり、この3つは普段の生活でもよく見聞きする言葉です。
【ビールを飲むのは3杯“以下”にしましょう】
 ⇒3杯飲んでいいの?それとも2杯だけ?
【3,000円”以上”のお買い上げで、特典ブロマイドをプレゼントします!】
 ⇒3,000円ぴったりでも貰える?貰えない?
【このアトラクションには、6歳”未満”の方はご搭乗いただけません】
 ⇒うちの子は6歳だけど…乗れる?乗れない?
などなど。

“以上” “以下” “未満”という言葉は、
算数や数学の世界で “>”“≦” のような「不等号」という記号に変換できるのですが、個別授業でもここの使い分けを聞かれることが、実際よくあります。

みなさんはこの「不等号」、きちんと使いこなせているでしょうか?
今回は、日常での例とリンクさせて考えてみましょう。

“〇〇以下”は、“〇〇を含めて、それよりも小さい”こと

「これを以て、会議を終了します」というように“以”はある地点・時点を表し、その地点を含める意味を持ちます。
なので”10以下”とあれば、「10を含む」「10と、10よりも小さい数」を指すことになります。
また、“10以下”を数学の言葉 不等号 で表すと「10≧」という表記になります。

つまり【ビールを飲むのは3杯“以下”にしましょう】は
【ビールは「3杯を含む」「3杯と、3杯よりも小さい数」にしておきましょう。】
と解釈できます。

“〇〇以上”は、“〇〇を含めて、それよりも大きい”こと

上のとおり、“以”はある地点・時点を表し、それを含める意味を持ちますので
“10以上”であれば、「10を含む」「10と、10よりも大きい数」を指すことになります。
これを不等号で表すならば「10≦」となります。

つまり【3,000円”以上”のお買い上げで、特典ブロマイドをプレゼントします!!】は
【「3,000円を含む金額」「3,000円と、3,000円よりも大きい金額」でお買い上げすればブロマイドが貰える!】
と解釈できますね。

・・・完全に余談ですが、「3,000円以上お買い上げで~」と謳っている場合、1点で3,000円以上の商品を置いてあることは少ないです。
2点以上買わないと3,000円を越えないようになっている・・・とてもよく考えられてますね。(体験談)

日常に溢れる「以上」「以下」

冒頭ですこーし不安だなと思われた方は、「以上」「以下」を生活する中で見つけたら、頭の中で意味を思い浮かべてみましょう。
そんな小さなことの積み重ねがトレーニングになるはずです。

独学ではモチベーションが続かない、きちんと理解が出来ているか不安…という方は是非一度無料カウンセリングへお越しください。
和からでは、算数(足し算や引き算から)や大学数学、統計学、物理学など幅広い分野の授業を個別指導でご受講いただけます。
まずはご相談ください!

次回、「”未満”の使い方編」につづきます。

<文/池下>

新着記事

同じカテゴリーの新着記事

同じカテゴリーの人気記事

CONTACTお問い合わせ

個別講義や集団講義、また法人・団体向けの研修を行うスペース紹介です。遠人に在住の方や自宅で講義を受けたい方はオンライン講座をご用意しております。よくある質問はこちら