個別授業

モデルプラン:【通常】80分×8回

熱と気体

公開日

2021年5月18日

更新日

2026年7月26日

大人のための物理やり直し|熱と気体を「なぜ」から学び直す

熱と温度の違いを説明できない、PV図で何を読めばいいかわからない、第一法則と第二法則が混ざる――そんな大人のための、熱と気体の学び直し講座です。
気体の状態方程式・熱力学の法則を「なぜそうなるのか」から理解し、エンジンやエアコン、天気までを同じ言葉で語れる力を、マンツーマンで身につけます。

受講内容

熱と気体の分野を、公式の暗記ではなく「なぜそうなるのか」という仕組みから学び直します。たとえば、自転車の空気入れを何度も押すと筒が熱くなります。外から火であぶってはいないのに、なぜ温度が上がるのか。答えは「押す」という仕事が、そのまま気体の内部エネルギーに変わったからです。熱を加えなくても温度は上がる――ここが腑に落ちると、断熱圧縮も、雲ができる理由も、同じ一本の式で説明できるようになります。

自転車の空気入れを押すと筒が熱くなる仕組みを示した図解。押す前は体積が大きく気体分子はゆっくり動き、一気に押しこむと体積が小さくなって分子が速くなり温度が上がる。熱が逃げるひまのない断熱圧縮では Q ≒ 0 となり、外からした仕事がそのまま内部エネルギーになる(ΔU = W)ことを示す

本講座では、こうした「理由」を一つひとつ丁寧に解きほぐしていきます。学んだ熱力学は、そのまま次のような場面で活きてきます。

  • 暮らし
    エアコンや冷蔵庫が、なぜ「冷やせる」のか
  • 仕事のエネルギー
    エンジン・タービンの効率、熱をどこまで仕事に変えられるかの限界
  • 天気
    空気が上昇すると冷えて雲ができる、フェーン現象のしくみ

さらに、気体を分子の集まりとして見る気体分子運動論にも触れ、大学の熱力学・統計力学へなめらかに接続します。

なお、物理や化学の予備知識は必要ありません。中学数学の文字式と比例・反比例が扱えれば、無理なく進められます。


よくある質問

Q.熱と温度は何が違うのですか。
A.そこが出発点になります。温度は分子の運動の激しさを表す目盛りで、熱は物体のあいだを移り変わるエネルギーそのものです。この区別から丁寧に扱いますのでご安心ください。

Q.PV図の読み方がまったくわかりません。
A.よくいただくご相談です。縦軸と横軸が何を表し、なぜ囲まれた面積が仕事になるのかを、図をなぞりながら順に確認します。等温・断熱・定積・定圧の四つの違いもここで整理します。

Q.化学で習う気体の分野と、どう違いますか。
A.扱う式は共通していますが、化学が「物質の量」に注目するのに対し、物理では「エネルギーの出入り」に注目します。両者のつながりも合わせてご説明します。

Q.大学の熱力学や統計力学へ進めますか。
A.進めます。高校範囲の熱力学第一法則は、大学ではエントロピーや自由エネルギーへと広がっていきます。到達したい地点をうかがって、道筋を組み立てます。

※内容はお客様のご要望等によって変更することがあります。

受講対象

・高校物理の熱分野を、公式ではなく理屈から学び直したい方
・気体の状態方程式やPV図の意味がつかめていない方
・熱・仕事・内部エネルギーの関係を整理したい方
・エアコンやエンジンなど、熱を使う機械のしくみを理解したい方
・大学の熱力学・統計力学へ進む前に、高校範囲を固めたい方

必要な数学知識

通常

モデルプラン

【80分×8回】

1)熱量、比熱、熱容量、熱量の保存
2)ボイル、シャルルの法則
3)理想気体、混合気体の圧力
4)気体の分子運動と温度
5)内部エネルギーと熱力学第一法則
6)定積変化、定圧変化
7)等温変化、断熱変化
8)熱機関

セミナーの様子

参考テキスト

担当講師

※日程により一部講師が変わる事があります。

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