日本史
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日本における統計学の歴史:第6回-戦後統計の再編と“社会を写す鏡”としての統計
はじめに:戦後の“統計リセット”が日本を変えた 第5回では、常設統計の誕生と時系列データの概念が確立したことで、日本が「変化を連続して捉える社会」へと進んだ過程を解説しました。 しかし、1945年──終戦を迎えた日本は、これまで築いてきた統計制度を大きく見直さざるを得ない状況に陥ります。敗戦による国家の混乱、インフラの…
2025年11月29日
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日本における統計学の歴史:第5回-常設統計の誕生と時系列データの時代
はじめに:統計が“日常の運営”を支え始めた時代へ 前回は、江戸時代の人口台帳「宗門人別改帳」を取り上げ、人口情報の管理や「名寄せ」など、データ運用の原型がすでに成立していたことを見ました。 そして明治へ。日本は近代国家として欧米列強に肩を並べるため、制度として統計を体系化する改革を進めました。第4回で扱った「統計院」「…
2025年11月28日
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日本における統計学の歴史:第4回-明治政府の統計制度と近代国勢調査の始まり
はじめに:明治国家は“統計”で近代化を進めた 前回は、江戸時代の人口台帳「宗門人別改帳」を取り上げ、人口情報の管理や「名寄せ」の概念など、データ運用の原型がすでに成立していたことを見ました。江戸の社会は、データを整える文化を持っていたにもかかわらず、それが全国レベルで統一されていたわけではありませんでした。 舞台は明治…
2025年11月27日
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日本における統計学の歴史:第3回-宗門人別改帳と人口データのはじまり
はじめに:日本の人口データ運用が本格化した瞬間 前回は、豊臣秀吉の「太閤検地」を取り上げ、日本史における“データ標準化”の革命を見てきました。土地の単位や記録フォーマットを全国統一したことで、国家運営の効率性と公平性が一気に高まりました。現代で言えば、企業全体でデータ定義を統一する「データマネジメント改革」のような動き…
2025年11月25日
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日本における統計学の歴史:第2回-太閤検地とデータ標準化の源流
はじめに:日本史における“データ標準化”の夜明け 前回は、日本最古の戸籍である 庚午年籍(670年) を取り上げ、「国家がデータを集め、意思決定の基盤として活用し始めた瞬間」を解説しました。特に、データの正確性・更新性・保存性が国家運営の土台となった点は、現代のビジネスにも通じる重要な示唆でした。 第2回となる今回は、…
2025年11月24日
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日本における統計学の歴史:第1回-日本最古の「データ」、庚午年籍と古代の計数
はじめに:データ活用は“国家の生存戦略”として始まった 以前に「統計でたどる人類と経済の発展史」というブログで、人類がデータをどのように使い発展してきたのかを書きました。 今回は、さらに分けて我々の「日本」でどのように使われてきたのかを10回に分けて見ていきたいと思います。日本ではその源流をたどると、なかなかに早い段階…
2025年11月22日



