ミニ四駆で学ぶ情報収集超入門⑨-皿ビス加工をやってみた
公開日
2025年1月12日
更新日
2025年1月26日
WAKARAのマスログ(mathlog)ミニ四駆シリーズの第9弾
綱島佑介が送る「遊びで学び」のミニ四駆バージョン。
厳密なものではなく、ゆる~くデータ収集や分析を行う内容です。
今回はネジの頭をフラットにしてコースにキズが付かなくなる「皿ビス加工」!!
これは意味あるのか不思議でしたが、一定の効果はありそう!?
【主な内容】
1.走行したコースを観察する
2.皿ビス加工をしてみる
3.再度、測定してみる
4.今回のまとめ
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はじめに
前回までで、立体交差のカバーを使ってフロント部分の高さを調整し、ジャンプを低く抑える方法を試しました。それにより安定した走行ができるようになったものの、見栄えがあまり良くないと感じ、今回から見た目にもこだわりたいと思うようになりました。タイムも安定してきたので、次は見た目を重視しながらさらに検証を進めていこうと思います。
走行の改善と見た目
これまでの走行結果では、一周2.32秒というタイムで安定して走れるマシンが完成しました。しかし、見た目に関しては満足できませんでした。特にコースを走ると、ストレート部分ではほとんど傷がつかないものの、カバー部分が傷だらけになってしまいました。ジャンプでカバーに当たっているのが原因です。これでは見栄えが良くないので、どうにかして傷を減らし、見た目も良くしたいと思いました。
傷の原因と考察
実際に走行した後、コースを観察してみると、白い線のような傷がついていました。自宅のコースなので問題はないですが、外で走行する際には傷をつけたくないものです。特に、ネジの部分と一致する場所に傷がありました。遠心力で車体が外側に傾くと、ネジが擦れて傷がつくのではないかと考えました。これを解決するために、皿ビス加工を試してみようと思いました。
皿ビス加工の挑戦
私は以前は皿ビス加工を行っていませんでしたが、今回思い切って挑戦してみました。ネジの頭をフラットにするために、専用のルーターを使い、加工を始めました。手動でやるのはとても大変で、途中で心が折れそうになりましたが、電動工具を使えばかなり効率よく作業できることが分かりました。これで、ネジの頭をフラットにすることができました。
実際の効果と調整
皿ビス加工を終えた後、前後のブレーキの効果を再度測定しました。前はネジの頭まで0.5mmだったので、走行中には問題なかったのですが、後ろは5mmの空間がありました。これにより、前後のブレーキの効き具合が異なることに気付きました。そこで、後ろの車高を少し下げ、ブレーキが効きやすくなるように調整しました。
仕上がりと改善
最終的に、後ろのブレーキの高さを調整し、フロント部分もプレートをフラットに加工しました。スポンジを追加して、コースとの接触部分を調整しました。これで、見た目も良くなり、走行も安定しました。タイムは一周2.3秒と前回より若干早くなり、安定性も増しました。
まとめ
今回、皿ビス加工を行ったことで、コースに傷をつけることなく、ネジをフラットにすることができました。見た目も改善され、走行性能も向上しました。次回はさらに見栄えを良くするために、フロント部分の高さを調整し、スポンジの取り付け方法を工夫しようと思います。次回もお楽しみに!