文系でもわかるデータ分析入門-Excelで始める実務データ活用
公開日
2025年8月27日
更新日
2025年10月28日
この記事の主な内容
1. なぜ今「文系でもデータ分析」なのか?
「数字は苦手だから」「理系の人に任せればいい」――そう思っていませんか?
実は今、営業・企画・事務など 文系職種こそデータ分析が求められている のです。理由はシンプル。
- 上司や取引先に「なぜその施策を選んだのか」を 数値で説明できる力 が評価される
- DXやAI導入により、Excelで扱うデータ量が急増
- 「勘と経験」よりも データに基づく判断 が必須に
つまり、「文系だからデータは苦手」とは言っていられない時代。
しかも安心してください!Excelだけで十分に“実務で使える分析”は始められるのです。
2. データ分析の基本プロセス(超シンプル版)
- 課題を決める:「売上が伸びない原因を知りたい」
- データを整理する:Excelに数字をまとめる
- 分析する:グラフや集計でパターンを探す
- 結果を伝える:分かりやすく報告する
3. 架空データで体験!売上データ分析
| 月 | 商品A | 商品B | 商品C |
|---|---|---|---|
| 1月 | 120 | 80 | 50 |
| 2月 | 150 | 100 | 60 |
| 3月 | 200 | 90 | 70 |
これをExcelで ピボットテーブル にかけると、商品別の売上推移をグラフ化できます。
→ グラフにすると一目瞭然、商品Aが右肩上がりで売れていることがわかります。
4. 文系でも使えるExcel分析テクニック3選
① ピボットテーブルで「まとめて可視化」
数千行のデータも数クリックで整理可能。
👉 「どこに伸びしろがあるか」をすぐ把握できます。
② VLOOKUP / XLOOKUPで「情報をつなげる」
顧客リストと売上データを結合すれば、顧客属性別の売上傾向が見える。
③ 統計アドインで「回帰分析」
Excel標準機能の「分析ツール」で、売上に効いている要因を特定可能。
5. 文系がつまずきやすいポイントと克服法
- 「数式がわからない」問題 → 平均・中央値・割合だけで十分。
- 「どこまでExcelでできるのか?」問題 → 初心者はExcelで十分。
- 「挫折しない方法」問題 → 架空データで成果を体験するのが継続のコツ。
6. 仕事での活用シーン例
- 営業職:「受注率の高い顧客タイプを特定」
- 企画職:「新施策の効果をデータで検証」
- 事務職:「アンケート集計を自動化」
7. まずやるべき“3つの小さな一歩”
- ✅手元のデータを1つ選ぶ
- ✅ピボットテーブルでグラフ化する
- ✅結果を上司や同僚に共有する
8. 学びを継続するためのロードマップ
- Step 1:Excelで集計・グラフに慣れる
- Step 2:統計の基本(平均・相関・回帰)を学ぶ
- Step 3:PythonやBIツールへ拡張
和から株式会社でも、実務データを教材にした 「Excelから始めるデータ活用講座」 を提供しています。
まとめ
- 文系でもExcelでデータ分析は十分できる
- ポイントは「課題設定→整理→分析→伝える」の流れ
- ピボット・関数・回帰分析など、Excelだけで業務改善につながる
- 「まず1つのデータを可視化」から始めるのが挫折しないコツ
👉 「やってみよう」と思った瞬間が、キャリアを変える第一歩です。
<文/綱島佑介>





