ミニ四駆で学ぶ情報収集超入門⑩-重りを使ってみる-
公開日
2025年1月13日
更新日
2025年1月26日
WAKARAのマスログ(mathlog)ミニ四駆シリーズの第10弾
綱島佑介が送る「遊びで学び」のミニ四駆バージョン。
厳密なものではなく、ゆる~くデータ収集や分析を行う内容です。
今回は「重り」!!
安定走行できる見栄えの良いミニ四駆はできるのか!?
【主な内容】
1.ジャンプについて考える
2.重りを付ける場所に苦戦
3.実際に検証してみた結果
4.今回のまとめ
▷【文字で読みたい方はこちら】
➡ https://wakara.co.jp/mathlog/20210503
▷【WAKARA WEB:数学は大冒険だ】
▷【大人のための教室 Facebook】
ミニ四駆で学ぶ情報収集超入門⑩-重りを使ってみる-
気づけば第10回目に突入です。今回はオモリを使ってみるということで、検証していきたいんですが、前回コースに傷つけてしまったんで皿ビス加工なんてものを行いました。これで速さも改善されてよかったなと思ったところなんですが、まだ車体前方の車高が高く格好が悪い点と、立体交差カバーがないジャンプコースの場合は走れないという2つの問題がありました。そこで、ジャンプについて考えてみた話、重りを付ける場所に苦戦した話、実際に検証した結果を今回お伝えしていきます。
ジャンプの改善方法を考える
まずジャンプについて考えてみました。速さが出ているほど、立体交差で高くジャンプします。立体交差は斜めになっているのでまっすぐジャンプせず、安定しないとミニ四駆が跳ねてコースアウトしてしまいます。これを解決するために、従来の方法ではブレーキを使いました。そして、フロントを高くしてジャンプを低くするように調整しました。その結果、早い着地ができるようになり、ミニ四駆の跳ねを避けて再度加速する時間が早くなったようです。
重心とお守りを考える
この辺をうまく調整するには、重りを付けるときに重心を考えなければなりません。私は適当ということを大事にしているので、方向性を素早く決めて、とりあえずやってみることにしました。今回は前方を高くして立体交差に早く当たるのを避けたいので、フロント部分を重くして、早く前から落ちるようにしようと考えました。後ろが重いとジャンプした時にのけぞりそうなので、重りを前方に置くことにしました。
お守りを付けるための調整
実際に重りを付ける場所を考えたところ、前方の低い位置に重りを付けたかったのですが、このスペースがうまく取れませんでした。ネジ山が車種とぶつかっていたので、ボディを削ることに決めました。ボディを削るときの動画を撮り忘れたんですが、削ることでネジ山が隠れ、ようやくお守りを取り付けるスペースができました。
ホビールーターの活用
今回は前回も使ったホビールーターを使って、ダイヤモンドカッターを新たに購入して取り付けました。驚くほど簡単に削れることに驚きました。これでボディの調整も楽になり、重りの付け方もスムーズにできました。
重りの配置を検証
実際にいくつかの重りの配置を試してみました。後方から前方に向かって軽くなっていく形や、後方と前方に均等に重りを付けて中央を一番重くする方法を試しました。その結果、前方と中央を同程度に重くする配置が最も安定していることがわかりました。後ろ重くするとコースアウトしやすくなったので、やはりお守りは軽い方がいいという結論に至りました。
タイムと安定性のバランス
オモリを使った結果、最速タイムには届きませんでしたが、安定した走行ができました。これにより、コースアウトの心配が減り、ブレーキにも負担がかからず、曲がる心配も減りました。また、スポンジを活用して以前よりもコースに優しい仕様に変更しました。
まとめと今後の展望
まとめると、重りを付けることでタイムは若干遅くなりましたが、安定感が大きく向上しました。立体交差のカバーがなくてもコースアウトしなくなり、ミニ四駆の挙動がかなり改善されたように思います。見た目も少し良くなり、次はタイヤやホイール、ギアなどの細かい部分を調整して、さらにタイムを縮められるかどうかを考えたいと思っています。また、データ分析を活用してタイムを向上させる方法も考えていきたいです。
次回もお楽しみに!