【新因果推論シリーズ第1弾】施策を“やるorやめる”が決まる!傾向スコアマッチングによるビジネス効果検証
公開日
2024年12月22日
更新日
2026年4月4日
傾向スコアマッチングを使い、施策を「やるかやめるか」をデータで判断する手法を学ぶ新因果推論シリーズ第1弾のセミナーです。ランダム化実験ができない状況での因果効果測定の基礎を実践的に学びます。ビジネス施策の効果を客観的に検証したい方に向けた講座です。

ビジネスでは、新しい施策や戦略を導入したとき、その効果を正確に測定することがとても重要です。しかし実際には、「どれだけの影響があったのか」を正確に評価することは難しい問題となります。そこで注目されている統計手法が因果推論という手法です。今回はその中でも非常に人気な「傾向スコアマッチング」について学びます。
「傾向スコア」という言葉を聞いたことがない方も多いかもしれませんが、こちらは施策の影響を正確に測定するためのデータ分析の手法です。具体的には
・クーポンメールはどのくらい購買単価を上げたか?
・キャンペーンに申し込んだ方はそうでない方より購買率が高いか?
・社内研修は従業員の生産性を上げたのか?
というような、施策を行った際の効果測定を行うことが出来る手法です。
傾向スコアマッチングとは、簡単に言えば「似ているデータ」のペアを見つけ出して適切な比較を行おうという方法です。
例えば、ある企業で販促活動の一環としてクーポン付きのDMを活用しており、その効果検証を行うために「クーポンを利用したグループの利用金額」と「利用していないグループの利用金額」を比べたところ、次のような結果になったとします。

一見したところ、クーポンを利用しているグループの平均利用金額の方が大きく、売上向上に役立っていると結論づけてしまいそうになりますが、果たして本当にそうでしょうか?
このような場合、公正な比較を行うための前提として2つのグループがおおむね同質である必要があります。ただ、実際には若い方はクーポンを使いやすく、年齢が高い方はクーポンを使いにくい、というような傾向があった場合、クーポン利用をしたグループは若い方ばかり、クーポン利用をしなかったグループは年齢が高い方ばかり、というように実際には2つのグループが同質とは言えない状況になっていることが多いでしょう。このように実際のマーケティングの現場で集めるデータは、そのまま比較することが難しいことがほとんどです。このような状況で使える分析手法が傾向スコアマッチングです。こちらを使えば、本来単純に比較できないグループを「調整して揃える」ことで正しい効果の見積もりが可能となります。
このように聞くと何やら難しいことを行っているように感じますが、実は行っていることは非常にシンプルです。本講座ではなるべく数学を使わないで傾向スコアマッチングの意味とその実装を学んでいきます。
実装はRを用いて行っていきますが、コードはコピペで動かしていくことになりますので、R言語を触ったことがない方でもご安心ください。
さらに演習内で扱うデータは業務と関連付けやすくするために、実際のマーケティングの場面でよく見られるデータを使います。学んだ内容をそのまま業務にご活用いただけますので、ぜひご参加ください!
よくある質問(FAQ)
Q. 傾向スコアマッチングとは何ですか?
傾向スコアマッチングとは、施策を受けた人と受けなかった人を、背景特性が似たもの同士でマッチングして因果効果を推定する手法です。ランダム化実験ができない観察データから施策の効果を評価できます。
Q. 因果推論の予備知識は必要ですか?
新因果推論シリーズの第1弾として、因果推論の基本概念から丁寧に解説します。「施策をやるべきかやめるべきか」を判断する考え方を一から学べるため、初めての方でも参加可能です。
Q. ビジネスにどう活用できますか?
広告施策・研修プログラム・キャンペーンなどの効果を、ランダム化実験なしで評価できます。「施策を実施しなかった場合」と比較して、施策の真の効果を推定する力が身につきます。
Q. A/Bテストとの違いは何ですか?
A/Bテストは事前にランダムにグループを分ける実験的手法ですが、傾向スコアマッチングは過去の観察データから因果効果を推定する手法です。実験できない状況でも効果測定が可能になります。
Q. プログラミングは必要ですか?
概念と解釈の理解が主目的ですので、プログラミング経験がなくても参加可能です。分析例の紹介はありますが、手法の考え方を理解することに焦点を当てています。
Q. どのような方におすすめですか?
施策効果を厳密に評価したいマーケター・研究者、因果推論を初めて学ぶ方、データに基づいた施策判断力を身につけたい方におすすめです。
受講対象
・お仕事でデータ分析にかかわる方(マーケティング・人事・販売管理)
・マーケティング施策の効果を正確に測定したい方
・統計学やデータサイエンスを学びたい方
・データを活用した意思決定の精度を高めたい方
(数学、統計学が苦手な方でもご参加いただけます。)
セミナー内容
・因果推論とは
・ランダム化比較試験とエビデンス・レベル
・傾向スコアマッチング
・R言語による実践
※質問内容やディスカッション内容により、上記内容は変更となることがあります。
セミナー基本構成
※開催回ごとに多少構成が変わることがあります。
お持ち物と注意事項
◎PC
◎Googleアカウント
・(R言語による演習をGoogle Colaboratoryで行うため)
・取得方法の動画はこちら:
※新規アカウント取得はこちらのサイトよりご登録ください。
▼セミナーの催行について
原則、リアルタイムでのオンライン開催を予定しておりますが、最少催行人数に達しない場合は、事前に収録した講義動画の配信形式に切り替えさせていただく場合がございます。
動画配信形式の場合でも、リアルタイム開催と遜色のない内容と学習効果を提供できるよう、充実した内容の講義映像と資料をお届けいたしますのでご安心ください。
開催形式の変更が生じる場合は、開催日の数日前までに改めてご連絡いたします。ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
料金
・お支払い方法はお申込み後にメールにてご案内致します。
・会社名義や旧姓など、振り込み名が本人名義でない場合は事前にご一報下さい
・開催日程間際にお申し込みいただいた場合、初回開催日までにご案内が間に合わない可能性がございますのでご注意ください
定員
特定商取引法に基づく表示
セミナー監修
岡崎 凌(おかざき りょう)
<講師略歴>
「大人のための数学教室・統計教室」経営企画室室長
大阪大学基礎工学部修士。
人工知能(AI)の画像認識モデルを構築。
初学者向けの統計学や、機械学習や人工知能を含む高度な分析手法まで幅広く対応。
データ分析の目的やニーズに合わせてExcel、R言語やPython言語を含むプログラミング言語、BIツールなどソフトウェアを活用する講座を開発し、法人向け研修やセミナーを行う。
分析のコンサルティングも行っており、大手アパレルメーカーの売上分析などを手がける。
<<研修・外部提供講座>>
・澤田経営道場 統計学講師
・株式会社オンラインスクール「誰でも簡単!ビジネス統計学講座」
・株式会社TAC「統計検定® 2級 試験対策講座」
・スポーツ系専門学校 データアナリスト講師
・データ分析コンサルティング(製造、アパレル、美容、医療関連企業等)
他、年間約30社にて法人向け研修を実施。
担当講師
※日程により一部講師が変わる事があります。
会場とスケジュール
この講座に関連するテーマをもっと詳しく知りたい方へ: 統計・データ分析教室 →




