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【開催報告】「数学する身体」実践ゼミ第二期終了しました!

公開日

2017年9月30日

更新日

2019年11月27日

数学する身体実践ゼミの、第二期が終了しました!

講師は小林秀雄賞受賞作「数学する身体」著者である森田真生氏です。
参加者と共に全5回に渡り、数学の歴史2500年を体感していていくゼミになっています。

本ゼミは数学ゼミではありますが、数学書を読んだり、問題を解いたりするような通常想像するようなものではありません。数学の歴史を俯瞰しながら、様々な数学的な概念がどのように生まれ形成されてきたのかといった点にフォーカスしております。難しい数式はほとんど出てこないのが特徴です。

第二期ではアーティスト、デザイナーなど数学を専門としない方に多くご参加いただきました。文系で数学が苦手、という方こそ、参加して頂きたいゼミとなっております。

第二期の各回タイトルは以下となります。

第1回『身体感覚で「原論」を読む』
第2回『古代から近代へ~「記号」の変容~』
第3回『デカルトの数学革命~「幾何学」を読む~』
第4回『19世紀数学の「存在論的転回」』
第5回『「論理」と「言語」の再創造』

初回と最終回のゼミ後は会場でそのまま懇親会を行いました。参加者の方々の普段お仕事や、ゼミに参加した目的はバラバラでしたが、 全5回のゼミを通して交流が深まりました。

とても素敵な感想も頂きました。

「 最先端かつ独特のテーマで『知』に触れさせていただきました。数学だけでなく、ヴィトゲンシュタインとか哲学の話がとても面白かったです。またグロタンディークとかぶっ飛んだ天才も知ることができて刺激的でした。先生の話すことの何分の1かしから理解できていないことが残念ですが、勉強を続けていこうと思います。」 東京都在住 男性 30代 会社員 N.Y.様

「自分が現在学んでいる数学の思想的な位置付けが有機的な理解になり、非常に学びが多いものになりました。数学の知識量に関わらず、参加できる構成が非常に良かったと感じました。奨学制度を活用させていただけて自分の数学感の形成にとって大きなものとなりました。ありがとうございました。」 東京都在住 男性 20代 学生 K.T.様

「 単なる『数学』の教室ではなく、数学史ないし人類史といえるほど大きな話をしていただいて楽しく学ぶことができました。また、数学に対する考え方も変わり、今後も数学学んでいきたいと思いました。」 東京都在住 男性 30代 会社員 S.K.様

「 誰かに何かを教えてもらうことがすっかり当たり前のようになってしまっていて、自分自身の学問に対する姿勢が怠惰なものになっていたことに改めて気づかされました。いつの日か心境冥会の境地へと至るべく、わかろうとすることへの意志を忘れずに、学び続けていきたいです。」 東京都在住 男性 20代 会社員 O.M.様

「 数学が『数』の世界であると思い込んでいた私に、『数』の世界は数学を超えたものであることを知ることができ、感動しました。」 愛知県在住 男性 30代 会社員 N.T.様

全5回では物足りないという声も多く、第三期は全8回に回数を増やして開講しています。また「数学する身体」にも登場している森田真生先生が昔実際に住んでいた「三鷹天命反転住宅」への出張回も企画しています。

「数学する身体」実践ゼミは第四期、第五期と引き続き開催していく予定ですので、 ご興味を持たれた方は是非参加していただけたらと思います。

◇数学する身体実践ゼミ 数学する身体実践ゼミ
◇書籍はこちら 数学する身体(しんたい)

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