行動経済学×マーケティング戦略研修―買いたい気持ちを自然に引き出す仕組みづくり
公開日
2025年11月4日
更新日
2025年11月4日
行動経済学をマーケティングに活かす
「良い商品なのに、なぜ選ばれないのか?」「説明はしているのに、なぜ申込みにつながらないのか?」――
この研修は、そんな“最後の一歩”を埋めるために、行動経済学の知見をマーケティング施策に落とし込むことを目的とした実践型プログラムです。
人は必ずしも合理的な計算だけで意思決定しているわけではありません。
「めんどうだから今はやめておこう」「みんなが選んでいる方が安心」「“今だけ”と言われると気になる」――
こうした無意識のクセ=バイアスや、行動を後押しするナッジを理解し、“買いたい気持ちが自然に高まる導線”を設計していきます。
たとえば、
- なぜ「3つの料金プラン」を出すと、真ん中のプランが選ばれやすくなるのか
- 同じ価格でも「◯%OFF」と「◯円おトク」で反応が変わるのはなぜか
- なぜ「残り◯名」「累計◯◯人が受講」で申込み率が上がるのか
といった問いを通じて、人の意思決定プロセスを整理し、売り込み感の少ない“自然な後押し”の設計方法を学びます。
行動経済学のポイントは、テクニックを“コツコツ足す”ことではなく、顧客の行動を観察し、意思決定のつまずきポイントを設計し直すことにあります。
この研修では、心理トリガーを倫理的に使いながら、
- LP・チラシ・店頭POP・営業トークなどの改善
- 価格設定やプラン設計の見直し
- リピート・アップセルにつながるコミュニケーション設計
といった実務につながる形で、“買いたくなる仕組み”を一緒につくっていきます。
「テクニック集」ではなく、自社の商材・顧客に合わせて再現できる思考法を持ち帰っていただくことがゴールです。
セミナー概要
行動経済学のエッセンスを、マーケティング施策とセットで学ぶ全4回×90分(計6時間)の研修です。
各回とも、前半はミニ講義で理論と事例をインプットし、後半は自社・自部門の実際の商材を題材にしたワークでアウトプットしていきます。
代表的なバイアス(アンカリング効果、損失回避、選択アーキテクチャ、社会的証明など)を、
「どのような場面で効くのか」「どこまでやるとやり過ぎか」というラインまで踏み込んで検討。
LP・DM・店頭・営業資料など、現場のタッチポイントに落とし込むところまで設計します。
最終回では、これまでの学びを踏まえて、「自社向け・行動経済学を活かしたミニ施策プラン」を作成。
翌日から試せる小さな打ち手と、効果検証の視点まで整理することで、
単発で終わらない“回る仕組みづくり”を目指します。
研修のゴール
- 顧客の「なぜ動かないのか?」を、価格や商品力だけでなく“心理”から説明できるようになる
- 行動経済学の主要な概念を、現場のマーケティング施策(LP・チラシ・営業トーク等)に応用できる
- 「押し売り」ではなく「自然に背中を押す」コミュニケーション設計の型を身につける
- 小さなABテストや改善サイクルを回し、「なんとなく」ではなく仮説と検証にもとづくマーケティングができるようになる
- 自社の商材・顧客に合わせた“行動経済学×マーケティング戦略”のミニプランを持ち帰る
ダウンロード可能な講義資料と演習問題
講義で配布する資料は、すべてダウンロード可能です。講義内で演習時間を確保していますので、手を動かしながら学ぶことをおススメします。
1年間学べる復習動画
講義の動画は録画し1年間公開いたしますので、いつでも復習ができるシステムとなっております。途中出席・退席や欠席されたとしても動画で学習することができますのでご安心ください。
受講対象
- ・自社の商品・サービスの「申込み率・成約率」を高めたいマーケティング担当の方
- ・LP・チラシ・店頭POP・営業資料など、広告作成に関わる方
- ・価格設定・プラン設計・キャンペーン設計に携わる商品企画・事業担当の方
- ・「良い内容のはずなのに、なぜお客さまが動かないのか」を整理して考えたい方
- ・行動経済学やナッジを、現場で使える形に落とし込みたい方
必要な数学知識
簡単な四則演算
セミナー内容
第1回 行動経済学の基礎
- ・行動経済学とは何か?
- ・アンカリング、損失回避、現状維持バイアスなど、代表的な心理バイアス
- ・「なぜ申込み直前で止まるのか?」を分解するフレームワーク
- ・ 「人は合理的に意思決定しない」、その理由
- ・【ワーク】自社の購買プロセスをマッピングし、「つまずきポイント」を洗い出す
第2回 “買いたい気持ち”を後押しする仕組み
- ・「3つのプラン」「お得感」「期間限定」がなぜ効くのかを行動経済学で読み解く
- ・アンカリング効果・選択アーキテクチャを活かした価格・プラン設計の考え方
- ・「やらない理由」を減らすための保証・特典・ハードル設計
- ・自社の料金表・プラン表を“心理的に選ばれやすい形”に見直す視点
- ・【ワーク】自社の料金・プランを題材にした「行動経済学的ミニ演習」
第3回 伝え方を変える:コピー・LP・営業トークへの応用
- ・同じ内容でも「言い方」で反応が変わる:フレーミング効果とは何か
- ・社会的証明(実績・レビュー・事例)の設計
- ・「押し売り感」を出さずに背中を押すコピーの構造
- ・LP・チラシ・営業トークを“行動経済学の視点”でチェックするチェックリスト
- ・【ワーク】自社のLP・提案資料を1枚選び、「一文だけ変える改善案」を作成・共有
第4回 実践応用:自社向けミニ施策プランの作成
- ・ここまで学んだバイアス・ナッジを自社の顧客導線にどう埋め込むか整理する
- ・「小さく試す」ためのABテスト設計と、結果の見方・学びの残し方
- ・オンライン(LP・メール)とオフライン(店頭・対面営業)それぞれの活用ポイント
- ・【ワーク】自社の実案件を題材にした「行動経済学×マーケティング戦略ミニプラン」作成
- ・【まとめ】翌日から実践できる「3つの小さな打ち手」と継続的な改善サイクルの設計
※内容は一部変更となる可能性があります。
お持ち物と注意事項
料金
40,040円 → 17,200円(税込18,920円) ※特別割引52.7%OFF
・お支払い方法はお申込み後にメールにてご案内致します。
・会社名義や旧姓など、振り込み名が本人名義でない場合は事前にご一報下さい
・オンライン回に関しましては開催2日前までに振込確認が取れない場合、会場URLをお送りできませんので特にご注意下さい
定員
特定商取引法に基づく表示
セミナー監修
堀口 智之(ほりぐち ともゆき)
和から株式会社 代表取締役
学 歴 *山形大学理学部物理学科卒業
出 身 *新潟県南魚沼市
渋谷・新橋・大阪などで月間400名以上にご利用いただく「大人のための数学教室 和®(なごみ)」の創業者。2010年に自己資金10万円で創業し、2011年3月に「合同会社 和(なごみ)」として法人化、代表に就任した。現在は会員数3,000名以上、講師40名以上を抱えるまでに成長。TBSや日経新聞、週刊ダイヤモンドなどの各種メディアから取材を受けるほか、最近ではテレビ朝日「お願い!ランキング」やフジテレビ系列インターネットTV「ホウドウキョク」にも出演実績がある。
著書:「データセンスの磨き方」(ベレ出版)
担当講師
※日程により一部講師が変わる事があります。



