「この市場、規模はどれくらい?」「その施策、効果は何桁くらい?」——ビジネスの重要な判断ほど、きれいなデータが手元にありません。そこで差がつくのが、限られた手がかりから分解と仮定で概算するフェルミ推定の力です。
和からのフェルミ推定研修は、市場規模の推定や投資対効果の概算といった実務の題材で、分解→仮定→計算→検証の型を徹底的に演習します。数学教育の専門家が「筋のよい仮定の置き方」まで指導する、考える力を鍛える実践型プログラムです。
フェルミ推定は、外資系企業やコンサルティング会社の採用面接で長年使われてきた「考える力」の代表的なトレーニングです。求められているのは正解の数字ではなく、問題を分解し、筋のよい仮定を置き、桁を外さずに概算するプロセスそのものです。この力は、市場規模の見立て、投資判断、目標設定、そして生成AIの出力の妥当性チェックまで、あらゆる意思決定の土台になります。
70%
世界の企業の約7割が「分析的思考」を必須のコアスキルと回答(重要スキル第1位)。フェルミ推定はその代表的な鍛え方です
出典:World Economic Forum「Future of Jobs Report 2025」
2位 / 31か国
日本の成人の数的思考力は291点で参加31か国・地域中2位(OECD平均263点)。高い素地を実務の概算力に変える“型”が鍵です
出典:OECD「国際成人力調査(PIAAC)2023」
28位 / 38カ国
日本の時間当たり労働生産性はOECD加盟38カ国中28位(60.1ドル)。「まず桁で見立てて速く決める」文化づくりが課題です
出典:日本生産性本部「労働生産性の国際比較2025」
面接対策ではなく「実務で使う」フェルミ推定
「日本にピアノ調律師は何人?」で終わらせません。市場規模の見立て、施策効果の概算、目標数字の設計など、御社の実務に近い題材で演習します。
数学のプロが「筋のよい仮定」を指導
フェルミ推定の質は仮定の置き方で決まります。どの数字を基準にすべきか、どこまで分解すべきか、誤差をどう見積もるか。数学教育の専門家が思考の勘所を言語化して伝えます。
概算力・数字の違和感センサーが身につく
桁の感覚と概算の型が身につくと、資料や生成AIの出力の「明らかにおかしい数字」に即座に気づけるようになります。数字に強い組織の土台づくりに最適です。
半日(3時間)〜複数回シリーズまで、対象者と目的に合わせてオーダーメイドで設計します。以下は1日研修の一例です。
| 第1部:フェルミ推定の基本 | フェルミ推定とは何か/分解→仮定→計算→検証の4ステップ/覚えておくべき基準数字 |
|---|---|
| 第2部:概算の技術 | 桁で考えるオーダー感覚/かけ算分解のパターン(人口ベース・世帯ベース・面積ベース)/誤差と幅の扱い方 |
| 第3部:ビジネスケース演習 | 市場規模の推定/新規施策の効果とコストの概算/自社事業を題材にしたグループワーク |
| 第4部:実務への接続 | 推定結果の伝え方(前提の明示)/データで検証するステップ/生成AI出力の桁チェックへの応用 |
実際の研修で扱う演習の一例です。ワークの題材は、御社の業務・課題に合わせてカスタマイズします。
コンビニ1店舗の商圏人口は、何人くらいでしょうか。資料を調べずに概算してください。

式を立てる
「商圏人口=日本の人口÷全国のコンビニ店舗数」など、計算できる形に分解します。
仮定を置く
人口約1.2億人・店舗数約5万店などの基準数字と、根拠を説明できる仮定で計算します。
検証する
「1日の来客数×来店頻度」から逆算するなど、別ルートの分解でクロスチェックします。
このワークで身につくこと:「わからない数字」を、説明できる仮定と分解で見積もるプロセス。
| 実施形式 | オンライン/対面(貴社会場)/ハイブリッド |
|---|---|
| 定員 | 1名〜最大100名(内容により調整可) |
| 研修時間 | 3時間〜 複数日プログラムまで柔軟に設計 |
| カリキュラム | 御社の業種・対象者に合わせた完全オーダーメイド |
| フォロー体制 | 復習動画の提供、Q&A対応、定着支援プランあり |
はい。使う計算は四則演算だけです。「大人のための数学教室」を運営する和からは、数字が苦手な方への教え方を熟知しており、暗算のコツや概算のテクニックから丁寧に扱います。
出題パズルを解くことではなく、実務の意思決定に使うことが目的です。市場規模の見立てや施策効果の概算など、ビジネスの題材を中心に、推定結果を仕事の提案・判断につなげるところまで扱います。
企画・営業・マーケティング・新規事業に携わる方はもちろん、若手の思考力トレーニングとしても人気です。管理職向けには、部下の見積もりや提案の数字を吹味する視点としても役立ちます。
ロジカルシンキング研修や数字力研修と組み合わせた複数回プログラムのご相談が可能です。思考の型(論理)→概算の型(フェルミ推定)→データ活用(統計)と段階的に設計できます。
MECE・ピラミッド構造を数字で裏づける。考えて伝わる論理の型を学ぶ法人研修。
前提を疑い、データの罠を見抜く。意思決定の質を高める批判的思考の法人研修。
売上・利益・KPIを読み解き、数字で判断・行動できる人材を育てる法人研修。
数字を読み解く基礎から実践まで。Excel・Python・生成AIで学ぶ法人研修。
研修内容・実施形式・費用など、御社のご要望に合わせて最適なプランをご提案します。「まだ検討段階」「情報収集中」の方もお気軽にどうぞ。
遠方に在住の方や自宅で講義を受けたい方はオンライン講座をご用意しております。よくある質問はこちら