第2回BEYOND~最先端に潜む数学たち~【E2D3代表 五十嵐康伸様】
公開日
2017年6月8日
更新日
2019年11月27日
「可視化×数学」
「私達は、何のために数学を学ぶのでしょうか。」
現代社会の様々なところで、数学は使われています。しかし、具体的に、どこにどんな数学が、どのように使われているのか、しっかりと理解している人は多くないでしょう。
また、そこで使われている数学は、私達が子供の頃に習ったものとは大きく異なります。では、私達は今、何をするべきなのでしょうか。
そんな疑問から生まれた数学のソーシャルイベント「BEYOND~最先端に潜む数学たち~」の第2回が、2017年6月2日(金)に渋谷dots.で開催されました。
BEYONDでは、「●●×数学」をテーマに、現代社会の様々な場所でどのように数学が使われているのかを学びます。現代は、数学だけを身につければなんとかなる時代ではありません。数学という枠組みを超えて、「●●×数学」を身につけることで、新しい数学、新しい社会を作っていくことがBEYONDの目的です。
第2回のテーマは「可視化×数学」ということで、E2D3代表の五十嵐康伸様に、「データの可視化は何のために行うのか」「可視化はどのように社会に影響を与えてきたのか」をご講演頂きました。
【講演内容】
∞可視化とは
∞可視化の機能
∞可視化の世界と歴史
《講演の様子》
データ処理のプロセスにおいて、「世界」「計測」「解析」の三つは「次の機械か人間に渡すもの」だが、可視化だけは唯一「人間に渡すためだけのものである」と語る五十嵐様。
可視化の歴史を語る五十嵐様。スコットランドのWilliam Playfairは、世界で初めて棒グラフを考案し、貿易による損益を可視化しました。
可視化は人を説得し、人を動かすためのもの。しかし、そのための手法はほかにもたくさんあります。何でもかんでも可視化すれば良いわけではなく、目的達成に可視化が最適だと思ったときに使うべきである、と五十嵐様は語りました。
また、イベントに参加されていた鯵坂もっちょ氏の下記Tweetが2万リツイート越えをしております!すごいですね!
質問するやつはとにかく偉い #beyondmath pic.twitter.com/smW2K4i5tR
— 鯵坂もっちょ (@motcho_tw) 2017年6月2日
《懇親会の様子》
懇親会では、お酒や料理を囲みながら、今回の講演内容について楽しく議論しました。
第3回BEYOND
次回(9月予定)のBEYONDは【ファッション×数学】をテーマに、ファッションデザイナーの松居エリ様がご講演予定です。お楽しみに!
(文=キグロ/写真=鯵坂もっちょ、松中)