大人のための統計教室「和」

講師紹介

元IBMのBI/CRMコンサルタント

大内 雅晴 Ohuchi Masaharu

日本アイ・ビー・エム株式会社において、データマイニングの日本市場への導入に携わり、多くのお客様へのデータマイニングの啓蒙と普及を行う。その後、BI(ビジネス・インテリジェンス)コンサルタントとして多くのお客様へのデータマイニング・ソリューションを提供。
大手通信会社:顧客層別分析、通信履歴相関分析によるマーケティング&販売促進
大手通販会社:購買履歴アソシエーション分析、購買予測分析によるダイレクト・マーケティングのヒット率向上
大手カード会社:キャンペーン管理システムと分析手法の導入

コンサルタントとしては、BIの他にCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネージメント)や業務改革プロジェクトなども担当して、多くのお客様のビジネス・イノベーションに貢献。

ビジネス目的に適したデータ分析を

情報を活用した企業経営のためにデータ分析は重要です。ビッグデータの時代となり、データの量だけでなくデータの質も変貌しました。かつての分析手法では歯が立たなくなり、IT技術による新しい分析手法が注目されています。その一方で、データ分析が実際の経営に役立てることが出来ない企業も多く見られます。企業の目的はデータ分析ではなく、データ活用です。難しい統計手法を使いこなせることには大して有効とは言えません。その逆で、簡単な分析手法でも企業活動に持続的に貢献できることが大切です。どんなデータ分析においても根源にはビジネス課題があり、ビジネス課題からデータ分析課題の明確化が必要です。ビジネスニーズとデータ分析ニーズの関係が整理されて初めて効果的なデータ分析が行えます。

企業におけるデータ分析では、ビジネスオーナー、データオーナー、分析者の三者が協業しなければなりません。多くの企業において、問題認識や目標設定のフェーズで三者三様の言語で話をするために適切なデータ分析課題の設定が行えない状況があります。私は日本へのデータマイニングの導入を推進してきました。多くの一流企業にデータ分析コンサルティングを提供して実質的な効果をあげてきました。ところが、それらの企業にも統計の専門家がいますが、意外にも専門家がプロジェクトの障害になっているケースを多く見てきました。

どのような立場にあっても、ビジネス目的に適したデータ分析に到達できることが重要です。統計を学習する場合にも、現場で役に立つような学習方法があります。それは決して難しい理論ではなく、誰にでも分かることを着実に積み上げていくことです。これまで数学や統計に苦手意識があっても、その苦手意識を払拭してデータ活用を推進する立場に立つことは可能です。それはあなたの学び方次第ですが、学び方は教える人次第でもあります。ぜひ、楽しく実用的なデータ分析の世界を味わってみましょう。