ミニ四駆で学ぶ情報収集超入門⑤
公開日
2025年1月8日
更新日
2025年4月26日

WAKARAのマスログ(mathlog)ミニ四駆シリーズの第5弾 綱島佑介が送る「遊びで学び」のミニ四駆バージョン。 厳密なものではなく、ゆる~くデータ収集や分析を行う内容です。
今回はノーマルモーターの追加検証で、タイヤとホイールを再度試しました。 ノーマルモーター最速のセッティングとは!?
動画でもご覧いただけます。
この記事の主な内容
はじめに:ミニ四駆シリーズの目的とコンセプト
ミニ四駆は、大人も子供も楽しめるホビーですが、WAKARAのミニ四駆シリーズでは、「遊びながら学ぶ」というコンセプトで情報収集や分析の基本を学べます。遊びの中でデータ収集や統計、実験結果の分析を行うことで、楽しみながらも学びの機会を提供しています。
今回は、特にタイヤとホイールの設定に着目し、どのようにミニ四駆が速くなるのかを探求しました。
タイヤとホイールの検証:タイヤ径と形状がタイムに及ぼす影響
今までミニ四駆で遊んだことのある方なら、タイヤとホイールがタイムにどう影響するかは気になるポイントです。今回の検証では、小径タイヤを使ったり、タイヤの形状を変更したりして、その影響を試しました。結果、タイヤの形を少し変えるだけで、10周のタイムが3秒を切る速さを記録できました。中にはコースアウトするケースもありましたが、それでも全体的にタイムが改善したことは驚きです。
様々な試行を重ねることで、タイヤとホイールの設計がどれほど重要かを知ることができました。
セッティングの見直し:タイヤの幅がもたらす速度変化
次に、タイヤの幅が走行性能に与える影響を検証しました。特に注目したのはタイヤの太さです。細いタイヤと太いタイヤのどちらがより速いのかを試しましたが、意外にも太いホイールでは全体的にタイムが遅くなる傾向が見られました。
しかし、特定の状況下で後輪だけを太いホイールにするとタイムが一部改善されました。この結果から、タイヤの幅も慎重に設定する必要があることがわかりました。
ワンウェイホイールの効果の確証
子供の頃に憧れたワンウェイホイール、その効果は本物でした。今回は全ての車輪にワンウェイホイールを装着したところ、コースアウトの減少とスムーズなコーナリングが実現しました。以前は後輪のみに使用していましたが、全輪に適応することで改めてワンウェイホイールの効果が大いに証明されました。
この知見をもとに、さらなるセッティングの最適化を図れます。
データ収集の重要性と手法
本プロジェクトを通じて学んだのは、データ収集の重要性です。ただ速さを追求するだけでなく、細かくセッティングを変更し、タイムを測定してデータを蓄積することで、後の改良に大いに役立てることができます。
手間にはなりますが、これが正確な結果を得るための最善の方法であり、講じる価値があります。
まとめと次の挑戦:モーターの改善に向けて
今回のセッションで得られた知見によって、タイヤとホイールのセッティングがミニ四駆のパフォーマンスにどれほどの影響を与えるかが明確になりました。これらを活用しつつ、次のステップではモーターの改善を計画しています。
どのようにカスタマイズすれば、さらに速いミニ四駆になるのかを探求する次回をお楽しみに。